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株式会社 日立ソリューションズ

株式会社明治フードマテリア様 FutureStage 商社・卸向け販売管理システム/財務会計・管理会計システムの導入事例やシステム構築例を紹介|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズにお問い合わせください。

FutureStage 商社・卸向け販売管理システム/財務会計・管理会計システムの導入事例

株式会社明治フードマテリア様

管理会計の基盤をつくり上げ、標準化により業務改革を推進

明治グループで砂糖などの販売を手がける株式会社明治フードマテリアは、17年4カ月使い続けてきた基幹システムをリプレース。日立ソリューションズの提案する「FutureStage」を採用しました。新システムは、2019年2月から稼働。管理会計のためのシステム基盤をつくり上げるとともに、受発注業務を標準化する業務改革によって、さまざまな効果を生み出しました。

メインイメージ
課題
導入後
利益や単価を細かな粒度で把握できる管理会計にしたい
管理会計の基盤が完成し、経営層が求める管理会計資料を迅速に作成可能
業務の標準化、属人性の排除、確実性の確保をめざしたい
受発注業務の標準化により、各拠点での手作業や属人的作業を排除

背景と課題

管理会計のための基盤がなく、業務の標準化も不十分だった

甲斐 氏業務統括部 営業支援グループ長
甲斐 紀元 氏

株式会社明治フードマテリアは、明治グループの商社です。砂糖・糖化穀粉事業を中心とした商社機能を拡充する一方、明治グループ内唯一の「開発型専門商社」として発展しており、糖類の専門商社でありながら、糖類の研究開発も行うという独自の強みを持っています。また、国内外含め8カ所の営業・研究拠点があります。

このような業務を支えるための基幹システムについて、もっと管理会計を意識したものに置き換えようという議論が起こったのは2016年暮れのことでした。15年以上にわたって使い続けてきたオフコンの保守期間が2019年3月に満了するため、そのタイミングに合わせて基幹システムも最新の経営ニーズにマッチするものに切り替えようとしたのです。

「当社は商社ですので、売り上げよりも利益に管理のポイントを置いています。しかし、当社が当時使っていた基幹システムは、管理会計の部分が弱く、利益や単価を商品別や得意先別といった軸で集計・分析するのに手間が掛かる上に、経営層が期待する数字の粒度に応えられていませんでした。また、データを電子データで出力する機能も限定的だったため、分析する際は、いったん帳票に印刷してから手作業でパソコンに再入力していました」(丸山氏)

明治フードマテリアにとってのもう1つの大きな課題は、受発注業務が標準化されていないことでした。基幹システムが同社のビジネス形態にフィットしていないという事情に加えて、拠点ごとに業務のやり方が異なっており、手作業ゆえの非効率性が問題になっていたのです。また、特定の人にしかできない業務も一部に存在していたため、企業としての均質な業務が遂行できないという不確実性やリスクも懸念されていました。

選定と導入

製品の柔軟性と信頼できる構築体制を評価して「FutureStage」を採用

丸山 氏企画総務部 企画グループ 課長補佐
丸山 勝功 氏

そこで、明治フードマテリアは「基幹業務改革プロジェクト」を2017年1月に立ち上げました。次期基幹システムの製品およびベンダーを選定する作業と並行して、標準化・効率化・属人性の排除・確実性の確保を目的とする業務改革も進めることにしました。完了の目標は、使用中のオフコンの保守期間が満了する2019年3月です。

プロジェクトチームは、まず、管理会計で求められる機能を精査するため、意思決定や業績評価に必要な情報を経営層にヒアリングしました。続いて、業務の標準化のために、現場へのヒアリングなどで本社・各拠点での実態を調査。その結果を基に、次期基幹システムに求める要件を決めていきました。

「最も重要な要件は、受発注の業務を標準化し、業務効率を高めることとしました。『属人的な仕事をなくし、特定の人でなくても業務が回る体制』『賞味期限が近い商品の出荷をシステム側で防ぐミス防止策』も要件に含めました」(丸山氏)

「保守期間が終わる2019年3月までに新しい基幹システムを稼働させなければなりません。その上で、時代の流れの中で当社はどのような会社になっていくべきか。基幹システムの刷新とともに、業務改革を成し遂げるというのも基本的な考えとしました」(甲斐氏)

このような検討結果を基に、プロジェクトチームは次期基幹システムを選定するためのRFP(提案依頼書)を2017年8月に作成。ITベンダー各社に提案を依頼したところ、日立ソリューションズを含めて5社から提案書が提出されました。

「どの製品にも一長一短があり、当社が求める管理会計と受発注業務標準化などの要件を満たすには、カスタマイズやソフトウェアの追加開発をする必要がありました。そうした改修について、日立ソリューションズからはFutureStageが柔軟に対応できると納得のいく説明があり、これなら一緒にやっていけるだろうと確信しました」(丸山氏)

「日立ソリューションズはとにかく一生懸命で、提案内容に関しても実現性を裏付ける丁寧な説明がありました。担当エンジニアは基幹業務をシステム化する知識に加えて販売・管理会計などの知見が豊富で、信頼できる構築体制であることも魅力的でした」(甲斐氏)

このような評価に基づいて、2017年10月、明治フードマテリアは日立ソリューションズの提案である「FutureStage」の採用を決定。11月から要件定義、2018年1月からシステム基本設計、2018年4月からソフトウェアの詳細設計から結合テストというステップでソフトウェア開発が進められました。

これと並行し、日立ソリューションズは明治グループのプライベートクラウド上に「FutureStage」を実装。稼働の準備が整った2018年10月から運用の各テストが始まりました。

「2018年10月に『FutureStage』をテストで使えるようになりました。プロジェクトチームのメンバーが手分けして各拠点を訪問し、支店や営業所の全員に新しい基幹システムの使い方と管理会計における入力データの重要性をレクチャー。受発注の操作はもちろん、在庫の考え方、営業日報など営業関係の機能、システム運用についても共有し、意識改革も浸透できたと思います」(丸山氏)

成果と今後

管理会計のための基盤が完成。手作業での対応を追放

旧システムから新システムへの切り替えが行われたのは、2019年2月のこと。

「新システムが2019年2月に本稼働したことによって、会計データの可視化や電子データの出力など、経営層が求める管理会計を実践するためのシステム的な基盤が完成しました。これから高度化を進めれば、その時々の経営層の要求に合わせて、さまざまな管理会計レポートを迅速に作成できると考えています」(丸山氏)

業務効率化の面で丸山氏が評価しているのは、従来は郵送していた出荷案内(毎月約5,000件)を「FutureStage」の機能でFax自動送信に切り替えられたこと。請求書印刷や入金消し込み作業の一部を外部に委託したことと併せて、作業工数の削減に大きな効果がありました。

また、受発注の業務を標準化できた結果、現場での手作業対応や属人的な作業を省けるようになりました。現在、本社の業務部門のパソコンに表示されるデータは各拠点でも同じように見られます。各拠点で行っているデータ入力なども本社で一覧できます。

「タイトな日程の中でプロジェクトを進める必要がありましたが、日立ソリューションズのおかげで期日どおりに本稼働を迎えられました。また、業務をより効率化させる提案や費用を抑えるための提案もあり、とても助かりました」(甲斐氏)

「日立ソリューションズがつくったソフトウェアは極めてバグが少なく、品質の高さには感心しました。これからも日立ソリューションズの対応力に期待しています」(丸山氏)

日立ソリューションズは、革新を続ける明治フードマテリアを引き続き支援していきます。

株式会社明治フードマテリア

菓子、乳製品、砂糖などを販売する株式会社明治商店として1920年に創業。現在は明治グループの1社として、砂糖・糖化穀粉・食材の各事業では販売および輸出入、機能性素材事業では製造販売および輸出入に携わる。中核となっている砂糖事業では、明治グループ外への販売にも強い。食材事業ではフルーツ加工品、業務用カレー、冷凍果実、冷凍野菜などを海外から仕入れて、国内の外食産業や食品加工業に販売している。

本社所在地 東京都中央区京橋2-4-16 株式会社明治フードマテリア
設立 1920年11月17日(創業)、1971年10月16日(設立)、2004年(現商号)
従業員数 116人(2019年8月1日現在)
事業内容 砂糖類、デンプン糖類、穀類の販売および輸出入など
URL https://www.meijifm.co.jp/

導入事例ダウンロード

本事例の内容は2019年9月19日公開当時のものです。

最終更新日:2019年9月19日