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株式会社 日立ソリューションズ

株式会社プレナス様 指静脈認証システム 静紋の導入事例やシステム構築例を紹介|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズにお問い合わせください。

指静脈認証システム 静紋の導入事例

株式会社プレナス様

高精度の指静脈認証方式で、店舗クルーの勤怠を正確に手間なく管理

「ほっともっと」と「やよい軒」の2ブランドを展開する株式会社プレナスは、国内に約2,900店舗を展開しています。これまで、同社のクルーの勤怠打刻は、名札のバーコードを読み取る方式でした。しかし、取り違いなどのミスがあることから、人事部は正しく本人確認ができる生体認証への移行を決定しました。そこで、後継の勤怠管理システムで利用する打刻手段として、認証精度が高く、勤怠管理システムでの導入実績が多い、日立ソリューションズの指静脈認証システム「静紋」を採用しました。

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課題
導入後
従業員の勤怠を正しく管理するための仕組みを強化
社員とクルーの労働時間や勤務状況をリアルタイムで管理できるようになり、適正なシフト計画を作成するための仕組みが完成
入社した従業員がすぐに打刻できる仕組みを構築
指静脈を使った高精度の生体認証方式に切り替えることで、本人確認の登録を効率化し、労働契約締結後、すぐに打刻できる仕組みが完成

背景と課題

働き方改革関連法への対応に生体認証での本人確認は必須

魚住 氏システム運用部
システム開発課
サブリーダー
魚住 和正 氏

持ち帰り弁当店「ほっともっと」と定食レストラン「やよい軒」を展開するプレナスの店舗は、国内に約2,900店。同社の直営店舗の責任者は正社員が務め、多数のクルー(パートタイマー・アルバイト)がシフト制で勤務しています。

労働法制に対するコンプライアンスが企業経営の重要テーマになり始めていた2017年初め、勤務管理の仕組みの見直しが始まりました。

2017年3月には政府が掲げた「働き方改革実行計画」の「罰則付き時間外労働の上限規制の導入など長時間労働の是正」が決定となり、それに対応するには、同社が利用していた勤怠管理では不十分でした。

「当時は、クルーの名札のバーコードをハンドスキャナーで読み込んで出退勤時刻を記録していました。しかし、時々、名札を取り違えてスキャンしてしまうミスが発生していました」(魚住氏)

「有給休暇取得状況管理は、クルーの人数が約20,000人と膨大なので、毎月の締め時期には大量の事務作業が発生していました」(辻󠄀野氏)

こういった課題を解決するため、有休申請をワークフロー(業務手順)化して管理できるようにと考えましたが、有休申請時に本人確認をする必要があります。そこで、確実に本人確認が行え、さらに低コストである生体認証方式が勤怠管理の仕組みとして適しているという結論になりました。

また、勤怠管理システムについても、働き方改革実行計画の考えに沿ったシステムへの入れ替えが必須でした。飲食業界での実績が多い勤怠管理システムを選び、なるべくノンカスタマイズで使用する方針になりました。

選定と導入

「静紋」を採用した決め手は認証精度の高さと豊富な実績

辻󠄀野 氏人事部人事課
辻󠄀野 友子 氏

この方針に基づいて製品選びが始まったのは、2017年12月。働き方改革関連法に盛り込まれた「時間外労働の上限規制」や「有給休暇取得の義務化」に対応できる勤怠管理システムを選定し、その製品と連携できる生体認証装置を比較検討するという手順です。

「導入を決めた勤怠管理システムは、複数の生体認証装置をサポートしていました。当初は顔認証方式を考えていたのですが、照明が暗いと認証精度があまり高くないことに加え、顔を撮影することにクルーの抵抗感がありました。そこで、高い精度が期待できる指静脈認証方式をメインの候補に決定。使用実績が多いことを評価して、日立ソリューションズの『静紋』を導入することに決めました」(魚住氏)

「静紋」の導入が正式に決定したのは、2018年2月。すぐに、約1,400店舗に対して勤怠管理システムの構築作業が始まりました。システムを導入する店舗には既にPCを設置していたので、ソフトウェア配布管理ツールを使って勤怠管理用のソフトウェアを各店舗のPCに配信。認証装置である「静紋」は、同社が食材の配送に使っているサプライチェーンを利用して各店舗に配布し、店舗責任者に設置してもらうことになりました。

まず、導入検証として5店舗で試したのち、埼玉県の20店舗で運用状況を検証。その結果を踏まえて、東日本地域、西日本地域という具合に、順次、勤怠管理システムを入れ替えていくという慎重な展開方法を採りました。各店舗への「静紋」の納入は、2018年9月に800台、2019年2月と2019年3月に300台ずつというペースで進めました。

また、勤怠管理システムの入れ替えに伴う教育方法については、店舗数が多く、店舗責任者を集めて実施するのは難しい状況だったので、一工夫しました。

「私たちが店舗を巡回して説明することは物理的に難しいですし、店舗責任者全員が集まる時間を調整するのも困難でした。そこで、当社の拠点単位で概要の説明を実施し、使い方の詳細は動画マニュアルで店舗責任者やクルーに習得してもらいました。当社は普段から、新しい商品のレシピや作り方を動画コンテンツとして制作し、各店舗のタブレット端末で習得してもらっています。そこで、説明用の動画コンテンツを勤怠管理システムの開発元に作成してもらい、新商品の習得と同じ方法で指静脈認証の操作を覚えてもらいました」(魚住氏)

もっとも、「静紋」の使い方はそれほど難しいものではありませんでした。店舗責任者がすべきことは、クルーを採用したときに、その人の指静脈パターンを登録するだけです。登録作業は、指を差し込んだ状態で勤怠管理システムの画面から「登録」ボタンをクリックすれば完了します。また、毎日の出退勤時刻の記録も、装置に指を差し込むだけなので、簡単です。

新しい勤怠管理システムと「静紋」が同社の直営店舗で稼働し始めたのは、2019年3月。当初は店舗からの問い合わせもありましたが、現在は安定した運用が続いています。

成果と今後

生体認証で正しく本人確認。コンプライアンスも確立

直営店のクルーを対象とした新しい勤怠管理システムと「静紋」の稼働によって、働き方改革関連法に関する同社のコンプライアンス体制も強化されました。

「出退勤時刻を記録する際、本人確認を生体認証方式で行うとともに、どうしても記録を修正しなければならない場合のワークフローをシステム化することで、操作ミスが紛れ込む余地もなくなりました。社員とクルーを守り、会社としてのコンプライアンスを確立するためにも、生体認証ベースの新しい勤怠管理システムは非常に重要な役割を果たしています」(魚住氏)

「労働時間をリアルタイムで管理できるようになり、さらに時間外の労働時間などの上限規制値に近づくとシステムから警告が出るので、店舗に注意喚起するのも容易になりました。また、クルーの有給休暇取得状況の管理業務がシステム化されたので、これまでその業務を担当していた人事部スタッフの負荷が軽減されました」(辻󠄀野氏)

十分な効果を確認したプレナスは、本社などに勤務する社員向けにも新しい勤怠管理システムを導入する準備を進めています。

「日立ソリューションズには、『静紋』の活用法について、指静脈認証装置の選定段階で製品の特長を丁寧に説明してもらい、とても参考になりました。当社の勤怠管理システムの入れ替え計画に合わせて『静紋』の納品スケジュールを柔軟に調整してもらえたことにも感謝しています」(魚住氏)

日立ソリューションズはこれからも、従業員の働きやすさとコンプライアンスの徹底をめざす同社を支援していきます。

*今回導入された勤怠管理システムは、株式会社ガルフネットの「Gulf CSM 勤怠管理システム」です。
その生体認証装置として「静紋」が採用されています。

ほっともっと
やよい軒

株式会社プレナス

持ち帰り弁当店「ほっともっと」(約2,500店舗)と定食レストラン「やよい軒」(約400店舗)を展開。プレナス(Plenus)という社名に込められた「豊かな暮らし、満足のゆく暮らし」の実現をめざして、年間約3億食を提供している。埼玉県と福岡県の2カ所に設けた物流センターの敷地には、自社の精米工場と食品工場も配置。店舗への配送時間を短縮することによって、より鮮度の高い米(金芽米)や食材をお客様に届けられるようにしている。

本社所在地 福岡県福岡市博多区上牟田一丁目19番21号(福岡本社)
東京都中央区日本橋茅場町一丁目7番1号(東京本社)
株式会社プレナス
設立 創業1960年3月 設立1976年11月
従業員数 社員 1,282人 臨時従業員 約20,000人
事業内容 飲食フランチャイズ業
URL https://www.plenus.co.jp/

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本事例の内容は2019年12月20日公開当時のものです。

最終更新日:2019年12月20日