Mapboxサービス とは

Mapboxサービスは、インターネットをとおして地図、衛星・航空写真・地形、3D地図といったコンテンツとSDK群を提供するMapbox社のクラウドサービスです。

Mapbox社について
Mapbox社は2010年設立で、サンフランシスコ、ワシントンDC、ヘルシンキ、ミンスク、上海、そして東京にオフィスを構え、リアルタイムの空間情報プラットフォームを開発・提供しています。 このプラットフォームは世界中で160万人以上の開発者が利用しています。

mapbox

このようなお悩みはありませんか?

  • 課題
  • 解決
  • 課題

    • カスタマイズ可能な地図システムを簡易に導入したい。
  • 解決

    多彩な地図表示により、色、スタイル、レイヤーなどのカスタマイズが可能です。ベクトルタイルにより高速地図描画が可能です。

  • 課題

    • いつも最新の地図情報を使用したい。
  • 解決

    ユーザーの位置情報をもとに、高い地図更新頻度で、リアルタイム(5分ごと)に世界地図を更新します。

  • 課題

    • 企業のグローバル化に伴い、国の枠を越えた地図情報を利用したい。
  • 解決

    グローバルスケールに対応し、世界的なプラットフォームとして、世界に80以上のエッジロケーションが存在します。

概要

Mapboxサービスは、地図、衛星・航空写真、3D地図、地形などのコンテンツをクラウドで提供します。デジタルビジネスをグローバルに展開している米国のUBER社やFacebook社、国内のヤフージャパンなどの先端企業の法人向けサービスを中心に採用されており、160万人以上の開発者が利用しています。

特長

ゼンリン地図対応

OpenStreetMapをベースにしたMapboxオリジナル地図に加え、日本国内はゼンリン社の地図データ(POIや道路データ)を使用可能です。

自由な地図デザイン

マップツール用のMapbox Studioで地図の色やフォントなどの変更が可能です。3D表示にも対応します。自社の情報とのデータの重ね合わせが容易です。

さまざまなデザインテンプレートをご用意します。目的や用途に合わせて、地図のデザインを変更することができます。

用途に合わせてデザインを変更

簡単にUIで地図を変更、特定部分を強調したより見やすい地図をデザインできます。

建物や経路などの色を変更

多彩な機能

地図表示、ジオコーディング、リアルタイムな交通状況を加味したルート探索の他、39言語に対応する検索機能などをAPI・SDKの形式で提供します。

開発者向けコンテンツの充実

開発者向けに体系づけられたSDKを提供。地図システムのカスタマイズや既存システムとの連携を支援します。

開発支援サービスの充実

Mapbox社の支援サービスの他、日立ソリューションズ独自の技術支援サービスを選択可能です。

日立ソリューションズは「Mapboxの導入全般のサポート」「Mapboxを活用したシステム開発」をご提案・ご提供いたします。
長年に渡る空間情報ソリューションの開発経験とあわせて、お客さまのニーズを満たすサービスをご提供いたします。

機能

Mapboxサービスの機能群

  • Maps(マップ機能)

    Maps(マップ機能) イメージ

    Mapboxオリジナル地図の表示やさまざまなデザインテンプレートの表示が可能です。

  • Place Search(検索機能)

    Place Search(検索機能)イメージ

    39言語での検索機能とジオコーディング機能を使用可能です。

  • Navigation(ナビゲーション機能)

    Navigation(ナビゲーション機能) イメージ

    リアルタイムの交通情報に基づいたレーンレベルでのナビゲーションが可能です。

  • Atlas(オンプレミス対応)

    Atlas(オンプレミス対応) イメージ

    オンプレミスでMapboxの機能を使用可能です。オフラインの地図表示にも対応します。

  • Studio(地図デザイン機能)

    Studio(地図デザイン機能) イメージ

    地図のデザインを自由に変更することが可能です。

  • Vision(VisionSDK)

    Vision(VisionSDK)イメージ

    車両管理、ADAS、および拡張現実(AR)のためのモジュール式プラットフォームです。

  • Data(データ)

    Data(データ) イメージ

    地図に重畳可能な境界データ、交通量データ、Movementデータを提供します。

利用イメージ

Mapboxの提供するAPI・SDKを組み合わせて、ご利用方法や業務にあわせたご利用が可能です。

BCPテンプレート利用例

世界中で発生している地震情報(USGS(アメリカ地質調査所)配信の地震情報)を地図上に重ね合わせて表示可能です。
地震情報を自社の拠点位置と重ね合わせて表示することで、地図上での影響地域・影響拠点の特定を迅速に行うことを支援します。

到達圏策定テンプレート利用例

移動手段と移動時間を指定することで、Mapbox社が提供する最新の道路ネットワーク情報と交通情報を元に、指定した地点から移動時間内にどこまで到達できるかを策定するテンプレートです。
物流業務や営業エリアの策定業務における支援、モビリティに関わる業務などに幅広く応用できるテンプレートです。

ネットワーク通信網の3D可視化例

ネットワークの利用状況をフロアレベルまで視覚化し、通信網の有効エリアをビジュアルに把握している事例です。
各フロアの信号強度を確認することができ、ネットワークの利用状況に基づいて負荷分散を管理する業務において活用されています。

配送ドライバー向けルート最適化例

Mapboxの地図は、世界中の23億の道路セグメントについて5分単位で更新されます。リアルタイムの予測トラフィックパターンを用いた最適化アルゴリズムにより、各ストップまでの完全なターンバイターン方式のルートで、一般的なルートで1時間以上節約し、配送ドライバーの業務を効率化します。

店舗情報紹介の簡易作成、顧客の来店店舗選択をより便利に

Mapboxの機能を使って店舗の情報を地図上に展開することが可能です。
MapboxStudioを使用して、自社で管理している住所つきの店舗のリストを緯度経度に変換し、簡単に地図上に重ね合わせすることが可能です。
日立ソリューションズで作成した店舗管理のテンプレートと併せてご使用いただくと、店舗で扱っている製品や期間限定製品の情報にあわせて表示アイコンを変更し、期間限定の商材を扱っている店舗のみを表示することが可能になります。
また、統計情報を重ね合わせて店舗地域の傾向を把握したり、気象情報のようなリアルタイムデータとの重ね合わせや店舗への到達時間の検索を行うことも可能で、顧客が店舗を選択する際の判断情報を提供することができます。

ナビゲーション機能

 

ターンバイターンナビゲーション

ターンバイターンナビゲーション

ターンバイターン ガイダンス:

  • ターンバイターンの指示を生成
  • アプリやクラウドから動作を完全にコントロール

自動経路変更:

  • ユーザーがターンを逃した場合、軌道に戻す
  • 通信が切断された場合やオフラインの場合でも再ルーティング可能

カスタマイズ可能なオープンソースコンポーネント:

  • 音声による指示、位置情報のスナップ、ルートに沿った進行状況の確認が可能

価格

ライセンス体系

Mapbox は従量課金制です。使用するAPI・SDKごとに価格が異なります。
詳細はマップボックス・ジャパン合同会社の価格表(下記URL)をご参照ください。

 Mapbox価格表: https://www.mapbox.jp/pricing/

ライセンス体系(基本プラン:初期登録費/Mapbox利用料/Mapbox保守サービス)(オプション:技術支援サービス)

最終更新日:2021年6月7日

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