
しろと・ゆか
青森県南津軽郡出身。日立ソフトウェアソフトボール部で活躍した後、1993年にプロゴルファーへと転向。2014年のレジェンズツアー「シブヤカップ」で初優勝。2017年には「ふくやカップマダムオープン」と「シブヤカップ」を制覇。レジェンズツアー賞金女王に輝いている。レジェンズツアー6勝。日立ソリューションズ所属。
QUESTION●お悩み アドレスに入るまでのプレショット・ルーティンでは、
どのようなことをすれば有効ですか?
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藤井さんのプレショット・ルーティン
1.打ちたい場所を選んでティーアップする2.後方でティーショットの方向を確認
3.アドレスする場所より30センチ後方に立つ
4.アドレスする場所の後ろで素振りしてから……
5.落下地点を見てティーショットを放つ


ANSWER●回答 飛球線後方で素振りをしてから、アドレスに入るのが
効果的です
白戸プロのプレショット・ルーティン
1.ティーアップ後に、アドレスする場所を決めておく
2.飛球線の後方に立って、目標を見ながら素振り
3.イメージが消えないうちにアドレスの場所へ
4.飛球線前方に、決めたスパットに合わせてアドレス
5.2で描いたイメージが消えないうちにティーショットする。

藤井さんへのアドバイス
飛球線の後方で素振りをした後、私がそのままアドレスに入るのは、正しい場所に戻りたいから。いざ打つ時になってターゲットに対するイメージがズレたり、消えてしまったりするのを防ぐためでもあります。
藤井さんの感想
白戸プロのプレショット・ルーティンをまねしてみると、ターゲットへの意識が薄れてしまうことなく、アドレスに入ることができました。
スパットを有効活用
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アマチュアの方のミスショットの原因を分析すると、正確に目標に向かって立てていないことが実は多いのです。打ちたいところに正しくアドレスするためには、ボールを打ち出したい方向に目印、いわゆるスパットを設定することが有効です。目標方向に正確に構えるための基準を見つけ、ゴルフボールと印を結ぶ線と平行にアドレスすれば、ティーマークの方向やコースの景観に惑わされることなく、正確にターゲットに向いてショットすることができます。
ティーマークの向きに・・・
だまされない!
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このホールではティーマークが右に向いています。このままアドレスしてしまうと、ボールは右の林に一直線。下の写真のようにしっかりとフェアウエーのターゲットに合わせて、アドレスをセットしましょう。