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2019年 大幅ルール改正に対応する

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2019年1月1日、新しいゴルフ規則が施行されました。すでに新ルールによって失格した選手もでています。去年までセーフだったものが今年からルール違反となる項目も少なくありません。主な改正点をまとめてみました。ここでもう一度、おさらいしておきましょう。

白戸 由香

しろと・ゆか
1969年青森県南津軽郡出身。
日立ソフトウェア女子ソフトボール部で活躍後、93年にプロゴルファー転向。
2014年に女子シニアのレジェンズツアー「シブヤカップ」で初勝利。
17年に「ふくやカップマダムオープン」と「シブヤカップ」を制覇し、レジェンズツアー賞金女王に輝いた。日立ソリューションズ所属。

●ヒザの高さからドロップ

ドロップはヒザの高さで

ドロップはヒザの高さで

ドロップは肩の高さではなく、ヒザの高さからボールを落とすようになりました。間違ったドロップをした場合は、やり直しが必要です。そのままプレーした際は罰がつく場合があります。救済エリアでドロップを行う場合は、クラブレングスに使用するクラブはパターを除く最も長いクラブで行います。

●ボール探しは3分

ボール探しは3分以内 2打罰でバンカーの外から打てます

ボール探しは3分以内

2打罰でバンカーの
外から打てます

ボールを探す時間は5分から3分に短縮。3分以内に見つからない場合は紛失球となります。またバンカー内のルースインペディメント(小石や落ち葉などプレーの邪魔になるもの)は取り除け、クラブは砂に触れてもOKです。
※ボールのすぐ手前にソールしたり、素振りやバックスイングで砂に触れると2打罰が課せられます。

また、バンカーにボールが入った場合、バンカーの外から2罰で打つことが可能です。ホールとボールを結んだ延長線上のバンカー外で、1クラブレングス以内にドロップします。

●旗竿を立てたままパットが可能に

旗竿を立てたままパットできます

旗竿を立てたまま
パットできます

グリーン上でプレーヤーは旗竿を立てたままパットできるようになりました。ただし旗竿を残しておくことにしていたのに、キャディが勝手に抜いてしまった場合、プレーヤーが2打罰を受けます。同伴競技者が抜いた場合は、その同伴競技者に2打罰が課せられます。またボールの転がりに影響しなければ、キャディがラインに触れても無罰で、キャディがマークしてボールを拾い上げるとき、プレーヤーの承認はいらなくなりました。

●その他の変更点

  • コース内の名称が変わりました。「ティーインググラウンド」→「ティーイングエリア」、「スルーザグリーン」→「ジェネラルエリア」、「ウォーターハザード」→「ペナルティーエリア」
    ※バンカー、パッティンググリーンはそのまま。呼び方には注意しましょう。
  • プロのトーナメントでよく見られたのが、飛球線後方にキャディが立って、選手がターゲットに正しくアドレスが出来たかどうかチェックするシーン。新ルールではスタンスを取り始めてから、これをすることは認められません。
  • 2度打ちした場合、これまでは1打罰が課せられていましたが、今年からは無罰でプレーが続行できます。
  • 距離測定器は原則使用可になりました。しかし競技時に認められるのは2点間の計測のみ。高低差計測機能などを使うと2打罰が課せられてしまいます。またグリーンの傾斜などを書いたメモは10・8cm以上17・8cm以内のものに制限されました。この際、拡大鏡は使用不可です。
白戸 由香

その他にもルール改正項目はあるので、詳しくはルールブックで確認してくださいね!

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