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プレッシャーに打ち勝ち一気に上達

240回表示しました

池を前にすると「入れたくない」とプレッシャーを感じるゴルファーは多いはず。 第6回は「心・技・体」の観点から、池越えのプレッシャーに打ち勝つ方法、さらに仕事の場面でも役立つ自律神経コントロール術をお届けします。

白戸 由香

しろと・ゆか
1969年青森県南津軽郡出身。
日立ソフトウェア女子ソフトボール部で活躍後、93年にプロゴルファー転向。
2014年に女子シニアのレジェンズツアー「シブヤカップ」で初勝利。
17年に「ふくやカップマダムオープン」と「シブヤカップ」を制覇し、レジェンズツアー賞金女王に輝いた。日立ソリューションズ所属。

QUESTION●お悩み 池の重圧を克服したい

相談者・高山さん 池越えのショートホールなどが苦手です。
プレッシャーからか、ボールの手前にダフってしまい、結果として池に入ってしまうことがあります。
アドバイスをお願いします。

ANSWER●回答 池の先に意識を持っていく

池越えのパー3。多くのゴルファーが池ポチャの重圧を感じる場面だと思います。かといって目の前にある池を、ないものとするわけにもいきません。こんな時、有効なのがショットに対する心理的な負荷を軽くすること。

このホールは2グリーンで、左右にランディングエリアが広がっています。「池を越えられるだろうか」という考えではなく「グリーンに乗らなくてもいい。2グリーンの間辺りでも、パーを狙える」と気楽に考えるのがお勧めです。それでも不安なら「バンカーでもいいや」くらいの意識で、気楽に振り抜いてみてはいかがでしょうか。目の前の池ではなく、グリーンの周辺に意識を持っていくだけで、スイングのリズムも本来のものに近づくはずです。

メンタル強化ポイント
1W→U3
心に余裕をもってショット
白戸プロのお手本

第1打の落とし所に意識を持ちスイングしましょう

連続写真
戦略面強化ポイント

≪矯正前≫高山さんのショットは、手前をダフって池に

矯正前の連続写真

≪矯正中≫白戸プロがフェースの向きとスイング軌道を矯正

矯正中の連続写真

≪矯正後≫打ち直しはきれいにボールを捉えて重圧を克服

矯正後の連続写真白戸プロの解説
高山さんにはフェースの向き、スイング軌道についてアドバイスしました。フェースが開いて、寝た状態で下りてくるため、ミスショットの原因となっていたからです。さらに池などがあるホールでは、何とか越えたいという思いから、力が入ったり、オーバースイングになったりします。これもミスの原因となりますので、コンパクトなスイングを心がけてください。

自律神経コントロール術

自律神経をコントロールできれば、スコアも良くなる。
そうした説が広く知られるようになり、注目を集めています。
仕事にも好影響をもたらすという自律神経を味方につける方法とは?


[ 生活習慣にひと工夫 ]

前の晩に支度を整える

前の晩に支度を整える
前夜のうちにウエアやスマートフォンなど、身の回りのものをそろえておきましょう。朝、準備が遅れ時間に余裕がなくなって「イラッ」とすると、交感神経の数値が上がり過ぎてしまいます。一旦数値が振り切れると2時間戻りません。

車のスピードは控えめに

車のスピードは控えめに
制限速度ギリギリで走ってしまうと、交感神経の数値が上がってしまいます。また、通常2時間しか持たないといわれる集中力を、ゴルフの前に浪費してしまうので余裕を持って出かけましょう。

緊張したらウォーターローディング

緊張したらウォーターローディング
水を飲むことで腸の蠕動(ぜんどう)運動が始まり、副交感神経が上がります。交感神経との差が縮まることで、高パフォーマンスが期待できます。

※すべての方に、必ずしも効果があるわけではありません

制作協力/清流舎
取材・撮影協力/スターツ笠間ゴルフ倶楽部(茨城県笠間市) TEL:0296-72-8126

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