上司世代が違和感を持つのは「言い訳」や「言葉遣い」
さて、ここからが本題です。これら若手の行動・言動の中で、上司世代が特に「違和感を覚える」のはどんなことなのでしょうか? 同じ項目に対し、今度は「あなたが部下や目下の人にされて違和感がある行動はどれですか」と聞いてみました。
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1位は「ミスをしても素直に謝らず、言い訳をする」で36.6%。
拮抗する形で「先輩や上司(あなた)に対してフランクな口のきき方をする」(35.9%)が続きます。4位の「先輩や上司(あなた)同席のランチや飲み会の最中に、スマホをいじる」(30.6%)も3人に1人が「違和感あり」としています。
一方で、回答者が少なかったのは「会議中に手書きのメモではなく、パソコンやスマホで議事録をとる」(8.4%)、「会社の飲み会や上司の誘いよりも、恋人とのデートや友人の集まりを優先する」(7.9%)といった項目。
このあたりはビジネスツールの移り変わりや、飲みニケーションに対するマインドの変化なども相まって、寛容度が高まっているのかもしれません。
次に、30〜69歳までの回答結果を年代別に見てみましょう。それぞれの年代で「違和感を覚える」割合が30%を超えた項目の数をピックアップすると、40代前半・40代後半の「4つ」が最も多い結果となりました。
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興味深いのは、50代よりも若手と年齢の近い40代の方が、より多くの違和感を持っていること。直属の上司世代にあたる40代は、現場での若手との接点が多く、そのぶんストレスを感じやすいのかもしれません
実際、40代のフリー回答からは、若手に対するこんな不満の声も挙がりました。
●「指摘されるとすぐにやる気をなくす」(40代前半・女性)
●「目線を合わせてこない」(40代前半・女性)
●「遅刻しても謝罪がない」(40代後半・男性)
●「気が利かない」(40代前半・女性)
一方、逆に若手を評価するコメントをしているのは50代が多く、やはり40代と50代では若い社員に対する目線が若干異なっていることが伺えます。
●「優秀な人ばかり」(50代後半・男性)
●「最近も昔も同じ」(50代前半・男性)
