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【ミレニアル世代のトリセツ】第6回 ランキングで見る!上司世代が理解できない「若者の行動&言動」

若手への指導「強く叱る」は少数派

では、こうした若手の言動・行動に違和感を覚えた場合、上司世代はどのように対処するのが望ましいのでしょうか?
最後に「部下や目下の人から非常識と感じる行動をとられた場合、あなたはどう対処すべきだと思いますか?」と聞いてみたところ、次のような結果となりました。

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最も多かったのは「丁寧に諭す」で56.5%、次に「時代が違うからと、許容する(特に何も言わない)」(35.3%)となりました。「強く叱る」は、わずか5.2%にとどまっています。特に40代は「強く叱る」の割合が最も低く、40代前半で3.1%、40代後半で3%。一方、50代は「強く叱る」の割合が前半・後半ともに7.3%でした。

このことから、40代は若手への違和感を募らせながらも、頭ごなしに怒ることはせず、冷静に対処している様子が見受けられます。

なお、フリー回答では以下のような声も挙がりました。

●「必要な振る舞いとその理由を簡潔に伝える」(30代後半・女性)
●「行動の理由をまず聞いてみる。改善が必要なら自分の意見を伝える」(30代前半・女性)
●「一回目は優しく、二回目は厳しく接する」(50代後半・男性)
●「人事部と協議し、新人研修での再教育を依頼する(個人判断で対処するとセクハラ・パワハラと受け取られる)」(50代後半・男性)

特に、最後のコメントには今の時代ならではの、コミュニケーションに対する上司の苦悩がにじんでいます。いずれにせよ、昔ながらのスパルタ的な指導では今の若手はついてこないことを、多くの人が感じているようです。

「非常識」な行動をとる、若手の真意は……?

上司世代には理解し難い若手の行動・言動。しかし、彼ら彼女らがこうした行為に出る背景には、若手なりの言い分や理由があるのかもしれません。そこで最後に、20代の若手数名に、今回のアンケート結果の中で特に多かった「非常識」とされる行動について、率直な感想を語ってもらいました。

「上司や先輩の前でのスマホいじりについては、確かにこちらに話しかけられている時にそれをやるのは非常識だと思います。でも、食事の席でも別の人と話している時や会話が途切れた時にメールやLINEをチェックするくらいであれば、私は問題ないと考える派です」(20代男性)

「スマホでメモを取ったり、会話の中で分からない言葉が出てきた時に調べたりすることもありますからね。さすがに上司が話しているのに友達や恋人とLINEするのはおかしいですが、『スマホで何をしているのか』がポイントなのであって、スマホいじり=失礼という決めつけには違和感がありますね」(20代男性)

「ミスをしても謝らない、言い訳をするというのは、確かによくないと思います。でも、なかには言い訳じゃなく正当な主張であるケースもあるのではないかと思うんですよね。こちら側に明らかに落ち度がない時には、しっかり主張をして自分を守らなければならない。ただの見苦しい言い訳なのか、正しい反論なのか、そこを切り分けて冷静にジャッジしてくれない上司には逆にがっかりしてしまいます」(20代女性)

「どんな事情があれ、まずは謝るべきだという人も多いと思いますが、僕は自分に落ち度がない時には絶対に謝りたくないんです。上司や社会をなめているというわけじゃなく、単純に自分の気持ちに嘘をつきたくないから。それを生意気だとか、今時の若いやつは…などと言われてしまうと、少し辛いですね…」(20代男性)

というわけで、今回の結果をまとめると・・・

●上司世代が感じる「最近の若手の特徴」、最も多かったのは「言われたことしかやらない、できない(指示をされるまで動かない)」。
●上司世代が違和感を覚える若手の行動・言動、トップは「ミスをしても素直に謝らず、言い訳をする」。
●また、第2位は「先輩や上司(あなた)に対してフランクな口のきき方をする」で、若者のコミュニケーションのあり方に違和感を持っている人が多い。
●一方で、「会議中に手書きのメモではなく、パソコンやスマホで議事録をとる」、「会社の飲み会や上司の誘いよりも、恋人とのデートや友人の集まりを優先する」といったことについては特に問題なしと考えている人が多い。
●50代よりも40代のほうが、若手の行動に違和感を覚える人の割合が多い。
●そうした若手への指導方法については「優しく諭す」が過半数。「強く叱る」はわずか5.2%にとどまる。
●50代よりも40代のほうが「強く叱る」派が少なく、若手に違和感を覚えつつも冷静に対処している様子が見受けられる。

もちろん、社会人として著しく不適切な言動・行動を正してあげることは若手のためであり、上司の務めでもあります。とはいえ、全てに対して目くじらを立てるのではなく、たとえば、今回のアンケートで違和感を持つ人が少なかった「会社の飲み会や上司の誘いよりも、恋人とのデートや友人の集まりを優先する」といった行動については、ある程度許容してあげることが、今時の若手へのアプローチとしてはベターであるといえそうです。
いつの時代もジェネレーションギャップは避けられません。ただ、そこで現代のビジネス感覚に照らしてアウト・セーフの取捨選択を適切に行い、理由とともに道を示してあげる上司は、きっと若手からの信頼も得られるのではないでしょうか。

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