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【ミレニアル世代のトリセツ】第7回 30年前から変わらない、若手との対話で大切な「原則」とは?

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いつの時代も、上司世代は若手への対応に頭を悩ませてきたものです。つまり、今の50代が新人や若手だった頃は、その上司からも同じように手を焼く存在として見られていたのかもしれません。そういう意味では、ビジネスにおいて若手とのすれ違いをいかに埋めるかということは、不変のテーマといえそうです。

実際、古くから読み継がれているビジネス書には、現代にも通じるビジネスコミュニケーションの指南がちりばめられていて、若手をマネジメントする際の基本や原則は、いつの時代も大きくは変わらないことが伺えます。

そこで、30年以上前に発行されたビジネス書の古典から、現在と共通している点を紐解いていきます。そこから、いつの時代にも通じる普遍的な教えや上司としての心構え、また、若手への対処法などを読み解きたいと思います。

30年前の新入社員タイプは「テレフォンカード型」。その意味とは?

本題に入る前に、今も昔も若手は上司世代にとって“悩ましい存在”であるということを検証していきましょう。そのことを分かりやすく示しているのが、毎年春に発表される、その年の「新入社員タイプ」です(1973年〜2002年は現代コミュニケーション・センター、2003年〜2017年は日本生産性本部、2018年以降は産労総合研究所が発表)。

たとえば、今から32年前、1987年の新入社員タイプは「テレフォンカード型」でした。その特徴は、“一定方向に入れないと作動せず、仕事が終わるとうるさい”というものだそうです。そこには暗に「指示してあげないと動かない」「仕事が終わったら愚痴や文句を言う」、さらには折り曲げると使えなくなるテレフォンカードになぞらえ「叱って自信を失わせると立ち直れなくなる」といった若手へのネガティブなイメージが込められています。

このうち、「指示してやらないと動かない」、「叱って自信を失わせると立ち直れなくなる」については、2019年時点における“最近の若手の特徴”として取りざたされることも多く、やはり若手に対するイメージは30年前も今もそう変わらないことが伺えます。なお、前回のコラムで30代〜60代1000人へ行ったアンケートでも、最近の若手の特徴・傾向として当てはまると感じるものの1位は「言われたことしかやらない(指示をされるまで動かない)」でした。

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【参考】
「ランキングで見る!上司世代が理解できない『若者の行動&言動』」

ちなみに、他にインパクトが大きい歴代の「新入社員タイプ」をいくつか挙げていくと……、

【1988年「養殖ハマチ型」】
過保護で栄養分が高い一方、ピチピチした魚らしさがない

【1996年「床暖房型」】
断熱材を入れないと熱が床下に逃げる床暖房のように、評価されないとやる気が社外へと向いてしまう

【2000年「栄養補助食品型」】
ビタミンやミネラルが豊富な栄養補助食品のようにスキルは高いが、直射日光(叱責)に弱く、賞味期限(試用期間)内にやる気が薄れることがある

これらから読み取れる「覇気がない」「打たれ弱い」といった特徴もまさに、昨今の若手に対しても抱かれがちなイメージです。考えてみれば、社会人経験に乏しく、自信のない若手が頼りなく映ったり、甘えているように感じられるのは無理もないこと。少なくとも“今の若手”だけがひどいわけではなさそうです。上司世代が若手社員と向き合う際には、まずそうした色眼鏡を外し、冷静に客観的に個々の人物そのものを見てあげることが必要なのかもしれません。

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