2ページ目|第3回 自己分析その2 過去を振り返る「ライフライン」|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

田中ウルヴェ京の ワンランク上のビジネスパーソンを目指して 人生を自分でコントロールする! キャリアプランニング講座

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過去の自分への旅は、本来おもしろいもの。人はみな、自分というものにとても興味があるものだからです。グラフはとにかくまずは人にやり方などを聞かず、自分の考え方で描くといいでしょう。

次に、描いたライフラインを家族などに見せて、感想を聞いてみます。自分の過去を人がどう見ていたのか。たとえば10歳のときに登校拒否になった。いじめられていたので、つらかった。では「なぜ自分はいじめられていたのか」までじっくりと考えます。それを「自己探索する」といいます。その結果、必要であればライフラインを書き直してください。

過去の振り返りをすることで、今の自分の感情を整理します。グラフの山の部分こそ自分の欲求であることに気がつきます。どんなときに山が出るのか、人によって傾向が違うのです。

谷を描くことができない人もいます。私も昔は、自分に谷の部分があったことを認めることがなんともかっこ悪くて、山ばかりを多く書いてしまったことがありました。アスリートの場合などは、常にポジティヴでなければいけないとか、自意識過剰ゆえに、見栄をはって自分を隠したり、逆に自信が持てなくて過度に卑下してしまうこともあるようです。試合やライバルに負けて傷ついていたときの自分を認めたくない。弱い自分、ダメな自分を認知すると苦しい。谷を描くことがなんだか恥ずかしい、といった具合です。

そんな感情が沸き起こった人は、なぜ恥ずかしく思うのか。ためらってしまうのか。そこを掘り下げて考えてみると、自分をより深く知ることができるきっかけになると思います。

選手がライフラインを描くときは「選手としての自分」「個人としての自分」というふうに、2種類に分けて描く人もいます。このように分けてもいいのですが、あまり細かく分けようとするとかえって複雑になることもあります。できるだけシンプルに考えたほうが描きやすいかもしれません。

描いた後で、ライフライン発表会を開いて、他人のライフラインを見ることも勉強になります。そのときは、評価をするのではなく、質問をします。たとえば「なぜうれしかったのですか?」「なぜ悲しかったのですか?」「谷から山になったきっかけは?」など。

こういった質問のやり取りを見ていると、自分がライフラインを描くときに、どのように自問自答すればよいのかが、わかります。自分に出された質問に答えるとき、なんだか癒されているような気持ちになることがあります。互いに質問を出し合うと、発見も多いようです。

ライフラインは1年単位で書いたほうがよいのかという質問もよく受けますが、長いスパンで描くことがイメージできない方には、1日のライフラインを描いてみてくださいとアドバイスすることがあります。その延長線だと思って、自分が書きやすいスパンで描いてみましょう。

いずれにしても、あまり「こう描くべき」ということはありませんので、まずは自由に一度書いてみて、さらに書き直しをして、自分と向き合ってみてください。

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