第1回 上司編 タイプ別・上司とうまくつきあう方法|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

齋藤孝の人間関係力養成講座

第1回のテーマは「上司」との人間関係。
社会に出たビジネスパーソンが、最初に関わる存在です。
上司にはさまざまなタイプがいます。
尊敬できる上司もいれば、なかには「つき合いにくさ」を感じてしまう上司もいるでしょう。そんな時は、どのように人間関係を築くべきなのでしょうか。
今回は、ビジネスパーソンが目指すべき上司との関係のあり方を
齋藤先生にご教示していただきます。

まずは批評を“棚上げ”することから

 読みはじめたら止まらない、一般に「フロストシリーズ」(R.D.ウィングフィールド著/創元推理文庫)と呼ばれる人気小説があります。主人公フロスト警部の破天荒なキャラクターもさることながら、彼の上司であるマレット警視のイヤらしさも相当なもの。保身と責任逃れに終始し、上の者には平身低頭、下の者には罵詈雑言。まさに絵に描いたような“ダメ上司”です。

 しかし、フロスト警部はマレット警視をまったく意に介しません。事件解決にのめり込んでいるからです。いささか理想論ですが、仕事自体がおもしろければ、相対的に上司の比重は軽くなります。逆にラクをしたいとか、給料さえ貰えればいいという発想だと、上司の存在は重くなる。ビジネスパーソンが目指すべきは、前者ではないでしょうか。

 ところが現実は甘くない。私の教え子の中には、せっかく就職した会社を早々に辞めてしまう人が少なくありません。理由を尋ねると、やはりよくある答えが「上司とソリが合わないから」。たしかに、マレット警視ばりの上司も多いのでしょう。むしろ、欠点のない上司はこの世に存在しないと思います。

 人には、リスペクトできない相手を遠ざけようとする性質があります。それが上司であれば、たとえ社内の席が隣でも、なるべく壁をつくって関わらないようにする。もちろんそういう意識は、上司にも伝わります。その時点でコミュニケーションは希薄になり、関係はますます悪化していくわけです。

 そこで提案します。どこまで仕事にのめり込めるかは別として、まずはフロスト警部のように上司に対する批評を棚上げしてみてはいかがでしょう。「それができれば誰も苦労しない」と思われるかもしれませんが、要はちょっとした考え方と接し方の問題です。どんなに上司の悪口を並べても、すぐに異動できるわけでも、上司のキャラクターが改善されるわけでもありません。しかし、批評を止めれば関係性は変わります。

 この前提を踏まえて、次に上司のタイプを大きく4タイプに分類し、それぞれの接し方について考えてみたいと思います。

  • 次へ

本記事の内容は公開当時のものです。本コラムに関するご意見等ございましたら、日立ソリューションズまでお問い合わせください。

日立ソリューションズのご紹介
日立ソリューションズは、オンプレミス・クラウド連携を始めとする豊富なソリューションを、お客様の全体最適の視点で組み合わせ、ワンストップで提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。