Chapter 1 「ビジネスで使える数学」と「学校で学んだ数学」の違いとは?|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

「数学嫌い」を克服!“数字”を制するものはビジネスをも制す!

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深沢 真太郎(ふかさわ しんたろう)先生 Shintaro Fukasawa
深沢 真太郎(ふかさわ しんたろう)先生 Shintaro Fukasawa
BMコンサルティング代表/ビジネス数学コンサルタント/理学修士(数学)。一般社団法人 人財開発支援協会認定インストラクター、財団法人 日本数学検定協会認定トレーナー、予備校講師を経験後、ファッション業界にておもに外資系企業のマネジメント職を歴任し、コンサルタントとして独立。専門分野は数的ビジネススキル。「数字を扱わないビジネスなど存在しない」を信念に企業研修や大学講座でコンサルティング活動を行なっており、これまでおよそ3,000名に指導。その評価は「わかりやすい」「すぐに使える」と支持を受けている、日本唯一のビジネス数学専門コンサルタントである。2013年より、日本唯一の数的スキル専門ビジネススクール「ビジネス数学カレッジ」を設立し、学生や社会人への指導を行う。財団法人 日本数学検定協会主催「ビジネス数学検定」1級(AAA)は日本最上位。著書に、『「仕事」に使える数学』(ダイヤモンド社)、『こまったら、"数学的"に考えよう。』(すばる舎)、『たった9時間でSPIの基礎が身につく!!』(一ツ橋書店)、『数学女子智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。』(日本実業出版社)がある。

今回のテーマは"ビジネス数学"。"数学"と聞いただけで、「学生時代に学んだ数学」を思い出し、苦手意識を持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、数学的な考え方のフレームワークをビジネスに活かす"ビジネス数学"は、難しい計算をひたすらこなす学生時代に学んだ数学とは全く異なるものです。まずは、「ビジネスに役立つ数学」とはどんなものなのかを踏まえたうえで、ビジネスにおける見せ方や使い方を実践的に紹介していきます。

教えていただく先生は、ビジネス数学コンサルタントの深沢真太郎先生です。

Chapter 1  「ビジネスで使える数学」と「学校で学んだ数学」の違いとは?

みなさんは、かつて算数でどのようにして四則演算を学びましたか。おそらく、「まずはルールを教わる」→「それにしたがって与えられた計算を解く」→「正解が出れば○!」だったはずです。例えば、「9-4=?」という問題を出されて、「5」と答えれば、「正解! よくできました」と褒められ、次は「6+3=?」などと次の問題を出される……、といった具合だったのではないでしょうか。

しかし、よく考えてみてください。唯一の正解の導き方を知っているのですから、その正解を答えられるのは当たり前のことです。
一方、諸外国のいくつかでは、以下のように算数の授業が行われることもあります。下記の例題の答えを考えてみてください。

Q 以下の□に負ではない一桁の整数を入れなさい。

この答えは、(6,1)(7,2)(8,3)(9,4)、そして、忘れてしまいがちですが(5,0)もそうですね。つまり正解は1つではなく、いろいろなケースが考えられます。

ビジネスにおいては、このように先に結果を与えられ、その結果になるためにどの要素の組み合わせが必要なのかを考えることが圧倒的に多いのです。

例えば、本年度の獲得すべき粗利は10億円だとします。すると、みなさんは「□(売上)-△(コスト)=10億円」となるように□と△を割り出すはずです。
そして、その□と△の組み合わせの中で、どれが最も妥当か、どれがもっとも低リスクか、などと会話を発展させていきますよね。つまり、 数学的な意味合いでの「正解」はひとつではないのです

「唯一の正解を追い求めて問題を解く」行為をひたすら繰り返していたのが学生時代の数学でしたが、ビジネスにおける数学とは、正解がない中で"数字"と"論理"を使って物事をしっかり把握し、判断し、仕事を前に進めるフレームワークのことを指します。先ほどの算数の問題でほんの少しだけイメージできたかもしれませんが、私が提唱するビジネス数学とは、難解な問題を解く数学的理論のことではなく、"数字"の力を効果的に使う「数字スキル」や、数学の"論理"を使う「数学的思考法」を、ビジネスの問題解決に応用・アレンジしたものです。そして、それらは数学的に高いレベルを求められるものではありません。せいぜい、小学校で学ぶ算数から、中学校レベルの数学のほんの一部なのです。

以上を踏まえたうえで“ビジネスにおける数学活用”を具体的に学んでいきましょう。 まず、その前にビジネスパーソンの意識調査結果をご紹介します。

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公開日:2013年9月24日
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