日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

ニュースリリース

2017年2月14日
株式会社日立ソリューションズ

誰でも使えるサイコロ型IoTデバイスで、現場作業を管理するソリューションを提供開始
空間情報事業のノウハウとIoTデバイスの活用で、導入・運用のコストと負荷を低減

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:柴原 節男/以下、日立ソリューションズ)は、電子サイコロの向きで、現場作業の内容や時間を管理する「サイコロ型IoTデバイス活用工数把握ソリューション」を2月15日から提供開始します。
 製造業や建設業の現場では、本ソリューションを利用することで、日本語を理解できない外国人作業員や、IT操作に慣れていない作業員でも、自分専用の電子サイコロの向きを変えるだけで、作業内容や時間を簡単に記録することができます。管理者は、作業者ごとの工数を的確に管理できるとともに、取得した位置情報を分析することで、業務改善に活用することが可能です。
 本ソリューションは、IoTタグとIoTルータを利用しており、システム導入や運用に関わるコストや負荷の低減を実現します。

■ システム概要

立方体の箱に入ったIoTタグから発信されるセンサ情報を、PCに接続されたIoTルータが集約し、専用アプリケーション上で、ファイル出力や集計結果の可視化を行います。

図1 センサ情報を集計し、可視化した画面イメージ(カスタマイズ対応)

■ 背景

製造現場や建設現場の作業者は、作業終了後に、一日の作業内容や時間を紙やシステムに入力しています。しかしながら、高齢者や外国人の作業員が増える中、言語の理解不足や曖昧な記憶による記録の不正確さが問題となっています。また、スマートデバイスを導入する場合でも、初期導入や保守費用の増大、操作教育などの運用負担の増加が問題になっています。

■ サイコロ型IoTデバイス活用工数把握ソリューションの特長

1.誰でも使える電子サイコロで、現場の作業内容や作業時間を測定

 作業員は、作業机の上や作業服に身につけた専用の電子サイコロの上面を、作業中の内容に設定します。電子サイコロ内のIoTタグは、一定時間ごとにセンサ情報を電波で発信しており、近くのIoTルータは、キャッチした情報をPCに接続された親機のIoTルータまでリレーで送信します。
 PCに蓄積されたセンサ情報は、専用のアプリケーション上で、ファイル出力や、集計結果として可視化することができます。 これにより、作業員は紙やシステムへの入力の手間がなくなります。また、管理者は、作業者ごとの作業内容や時間を正確に把握できるようになり、的確な工数管理が可能となります。

2.作業員の工数把握に加え、安全管理や就業管理にも利用

 センサ情報と位置情報を合わせて分析することで、作業員の場所や危険な行動、転倒、動作停止などを迅速に察知できるようになり、安全管理も実現します。また、今後、「リシテア/就業管理」と組み合わせ、IoTデバイスを活用した労務管理にも活用していきます。

3.導入や運用に関わるコストや負荷を抑え、拡張性ある柔軟なシステムを実現

 IoTタグとIoTルータを利用したソリューションで、システムの導入や運用に関わるコストや負荷を低減します。また、6面で計測できない複雑な作業などは、複数の電子サイコロを組み合わせて、測定することもできます。

■ 価格

個別見積もり

■ 提供開始時期

2017年2月15日

■ 製品紹介URL

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<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:安藤、竹谷
TEL:03-5479-5013  
E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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