日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

ニュースリリース

2023年10月11日
株式会社日立ソリューションズ

AIと企業の独自ルールによる診断で、ソフトウェア開発のドキュメント品質向上を実現

ルールによる用語や文章の揺らぎ、不備を一括検知するプロジェクト状況可視化システムの最新版を提供

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、AI(人工知能)技術を活用したプロジェクト成果物診断により品質不良リスクを早期発見する「プロジェクト状況可視化システム」*1 に、企業や部門、プロジェクトの独自ルールを基にした診断を組み合わせることで、用語や文章の揺らぎ、不備を検出する機能を追加した最新版を、10月12日に提供開始します。
  従来のシステム*1 は、自然言語処理AIによってプロジェクト計画書や仕様書、設計書などのプロジェクト文書の不備を高精度に検出し、ソースコードの解析結果と組み合わせ、プロジェクト全体の品質を診断してスコアリングするとともに、品質や不具合発生の傾向、残存テスト項目などを日々レポート生成していました。
  最新版では上記に加え、企業や部門が独自に設定したルールに基づき、プロジェクト文書内の用語や文章の揺らぎ、不備を一括で検出します。設定されたルールはプロジェクト間で共有し、再利用することが可能です。さらに、これらの検出結果をAI診断結果とともに、機能や工程などカテゴリーごとにレポート生成します。
  プロジェクト管理者や担当者はAI診断とルール診断双方の利点を生かすことで、個人の経験やノウハウに依存せず、問題を早期に可視化し、手戻りの防止や成果物の品質向上を実現します。
  日立ソリューションズは最新のデジタル技術を活用したソフトウェア開発の品質向上を通じて、SX(サステナビリティトランスフォーメーション)に貢献していきます。

図1:最新版の特長
図1:最新版の特長

■ 背景

ソフトウェアの開発は、プロジェクト規模の拡大や新技術などへの対応のため、ますます高度化、複雑化し、ニーズに合わせてスピード感をもって開発することが求められています。ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、管理者は、計画書や仕様書、報告書など膨大な量のドキュメントや成果物を短期間に確認しなければなりません。担当者ごとの表現の統一や過去の指摘が組織で共有されず、何度も同じ指摘を行うなど、品質向上に対する負荷低減が課題となっています。部門をまたいだプロジェクトやメンバーの変更なども発生する中、プロジェクト管理者にとって品質の確保や業務状況の可視化、効率向上は喫緊の課題です。
  日立ソリューションズはこのような課題を解決するため、AIを活用した品質や不具合発生リスクなどの診断と、指摘事項や不備、ルールなどのナレッジを蓄積可能なルール診断を組み合わせ、診断結果を可視化することで、プロジェクトのリスクを早期発見して成果物の品質向上や業務効率向上を支援する「プロジェクト状況可視化システム」の最新版を提供します。

図2:「プロジェクト状況可視化システム」最新版の処理の流れ
図2:「プロジェクト状況可視化システム」最新版の処理の流れ

■「プロジェクト状況可視化システム」最新版の特長

  • 設計成果物を自然言語処理AI診断とルール診断を組み合わせて自動で診断し、レビュー負荷を低減
  • 企業や部門内の独自ルールを基に、統一した基準でプロジェクト診断を実施することで、開発リスクを早期発見
  • ナレッジを蓄積し活用することで、成果物の効率的な品質向上を支援

■ 価格

個別見積

■「プロジェクト状況可視化システム」について

■「活文 知的情報マイニング」について

■「ソフトウェア開発支援レコメンドシステム」について

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株式会社日立ソリューションズ 経営戦略統括本部 経営企画本部 広報部 [担当:多田、安藤]
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-7
E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ 本文中に記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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