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日立ソリューションズ新卒採用

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ファミペイプロジェクト

ITの力で課題解決に挑戦する日立ソリューションズ。
ここでは、技術力と人を想う気持ちで、
社会に貢献しているプロジェクトを紹介します。

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これまでにない決済サービス
「ファミぺイ」。
ユーザー1500万人アプリ、
その裏側。後 編

ミッションクリティカルなシステムに失敗は許されない。

ミッションクリティカルなシステムに
失敗は許されない。

リリース後はどのようなところに気を配っていますか?

岩本

おかげさまで、リリース直後から多くの方にご利用いただきました。私と鈴木さんはインフラエンジニアとしてサーバの管理・保守を担っています。ファミリーマートさまのキャンペーンなどの実施でアクセス数が多くなる見込みの場合には、クラウド上にあるサーバをすぐに増強して、スピーディーに対策することを心がけています。

鈴木

ユーザー数が非常に多いアプリですので、システムの基盤となるサーバを管理する立場として、プレッシャーは大きいですね。その分嬉しいお言葉をいただけると、モチベーションになります。私はよくSNSで「ファミペイ」とエゴサーチして、お褒めの言葉を探しています(笑)

リリース後に追加したアドオンについてお聞かせください。

澤野

リリース後は2ヶ月に1回という非常に早いペースでアドオンを追加していきました。ファミリーマートさまにやりたいことが多く、頻繁なアップデートが求められたのです。追加したなかでも特に大きな機能は、「翌月払い」と「バーチャルカード」ですね。「翌月払い」とは、1ヶ月の利用料金を翌月の所定の日にちに、まとめて支払えるという機能。これによりチャージなしでスムーズに買い物をすることができます。「バーチャルカード」は、ファミペイ内で発行するブランドプリペイドカードです。年会費・発行手数料が無料で、審査もなし。例えば、ECサイトで欲しい商品が見つかり、使えるクレジットカードがないときに、その場で「バーチャルカード」を発行し、ファミペイ残高でお買い物することができます。また、ファミペイ翌月払いを併せて利用すると、ファミペイ残高が不足していても、設定した利用枠内で利用できるのです。ファミペイを代表するこの2つの機能ですが、開発の難度は非常に高かったです。そのテストを担ったのが、南波さんです。

南波

決済サービスとしてのチャージ機能は、「PointInfinity(注1)」の基本機能を少しカスタマイズすることで実現させたのですが、「翌月払い」「バーチャルカード」は全く別次元の機能が必要でした。というのも、これらは「金融」の分野が関わってくるからです。例えば「翌月払い」ですと、翌月に支払う残高の管理や口座振替、延滞者の管理などが必要です。過去に経験のない仕事でしたが、専門知識を持ったファミリーマートさまにもご協力頂きながら高い品質でリリースすることができました。 開発が完了すると、次はそのシステムが他システムと正しく連携するか、本番を想定したシナリオが無事に実行できるかなどをテストする「外部結合試験」や「総合試験」です。関わる人数が多い分、「相手の立場に立って考える」「依頼したいことを明確に伝える」といったコミュニケーション面は特に意識しましたね。

開発の裏にあるコミュニケーション。ITは人の手によって生まれる。

開発の裏にあるコミュニケーション。ITは人の手によって生まれる。

プロジェクトを通して成長できたと感じる点はなんですか?

南波

開発の実務だけでなく、課題解決のためのチームでの動き方や、社内外を含めたコミュニケーションのコツなど、多くのことを学ぶことができました。入社1年目でこのプロジェクトに参加できことは、非常に幸運でしたね。

鈴木

先ほど澤野さんからもあった通り、2ヶ月に1回のペースでアドオンが追加されるため、複数の機能の開発が並行して進んでいます。会話のすれ違いを防ぐため、開発チームと連携する際には、「どの機能」の「どの部分」についての話題かを明確にする必要があります。円滑なコミュニケーションを取るための力は、相当鍛えられましたね。

ファミペイプロジェクトにおける今後の目標をお聞かせください。

澤野

現在はファミペイの領域のみを担当させていただいていますが、今後はさらにファミリーマートさまの別の領域へ、対応範囲を広げていきたいと考えています。さらなる信頼を獲得するため、高品質なシステム提供と安定したシステム運用を継続して行っていきたいです。

岩本

今後もシステムを大きくしていく計画があります。インフラチームとしては、短い時間で大きなアップデートを行えるように改善し、ユーザーが利用できない時間を1秒でも短くしていきたいです。

最後に就活生へのメッセージをお願いします。

山元

学生時代と大きく変わったのが、ITへの印象です。入社前は、「プログラム」や「システム」というと限られたメンバーで淡々と作成しているような印象がありました。しかし、日立ソリューションズで働いたことで、大元にはたくさんの人の想いがあり、苦労があり、さまざまなコミュニケーションを経て生まれていることを知りました。だからこそ、学生の間にたくさんの人と関わり、コミュニケーション能力を養ってほしいです。

渡邉

私たちの仕事は、お客さまのデジタルマーケティングを支援し、人々の生活を便利にしたり、新しいライフスタイルを提供したりなど、社会インフラを支えています。今回のファミペイもたくさんの方から「画期的だね」「便利だね」と言っていただけています。仕事を通して世の中に貢献したい方、これまでになかったものを生み出したい方のエントリーを、お待ちしています。

本日はありがとうございました。

(注1)「PointInfinity」は、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。

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