発信方法
グループ 発信 |
TELstaffの連絡先は、電話、メール、パトランプ、パソコン、ブラウザ、電気機器を組み入れたグループ(連絡網)に対して行えます。連絡網を使用することで、次の特徴があります。
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直接発信 | 連絡網を使用して、連絡網に定義した通報先に自動発信する以外に、ダイアルコマンドを使用して直接電話、メール、パソコンに発信できます。発信先管理は、全てアプリケーションで行い、発信だけをTELstaffに依頼する運用でできます。直接発信の場合は、TELstaffの発信スケジュールは適用されません。 |
通知内容 | TELstaffは、電話、メール、パトランプなどさまざまな通知メディアに対して通知を行えます。また、通知の内容もネットワーク監視による傷害通知や、メール受信監視によるメール到着通知とさまざまです。 TELstaffでは、さまざまな通知に対応した標準的な通知文を提供しており、これらの通知文は環境設定ダイアログボックスで、ユーザの業務に合わせて自由にカスタマイズすることができます。 |
発信 スケジュール |
スケジュール機能は、時間帯によって電話、メールなど通知メディアの使い分けができます。例えば昼間は、パトランプ点灯、夜間や休日などは、電話に通知すなどの運用ができます。スケジュールは、休日と平日を持たせることができます。 スケジュールには、次の四種類があり、1から4の順で、スケジュールを使用します(4階層スケジュール)。
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繰り返し | 発信の繰り返しには、連絡網全体の繰り返しと、電話の繰り返しがあります。 連絡網への繰り返し発信では通知できたメディアへの繰り返しは行われません。 トリガフォンを使用して連絡網の中に電話を組み込んでおくと、電話受信者が発信の確認を行うことで連絡網への発信を中止する運用ができます(確認されても連絡網内の全てのユーザに発信することもできます)。 |
エスカ レーション |
連絡網への発信で電話受信者による発信の確認が行われずに全ての発信が終わると、他の連絡網に通知することができます。これをエスカレーションと言います。 エスカレーションは、連絡網内の全ての発信について確認が行われなかったとき、%teldialコマンドで指定した連絡網に発信を開始します。 |
発信制限 | 発信制限機能は、発信制限時間内に受け付けた発信は、最初の発信だけを実行し、一時点で多数の発信要求がおこなわれた発信を制限します。他の発信は、受け付けられすぐに終了します。 |
発信中止 | トリガフォンからの電話発信では、パスワード認証された電話受信者が発信の内容を確認することで、連絡網の後続ユーザへの発信を中止できます。 また、通信モデムを使用してTELstaffに電話をかけ(問い合せ)発信の確認を行うことでも中止できます。この場合、間違い電話でも発信の中止が行われてしまうので注意が必要です。 |
発信取消 | 連絡網を使用して発信、直接発信または、ネットワーク監視で発信した未通知の発信を取り消すことができます。発信中のものは、この発信が終わってから発信が中止されます。発信の取り消しは、発信キャンセルコマンド(telcanコマンド)を使用します。ブラウザからでも発信の取り消しがおこなえます。 パトランプのように既に点灯したものは、発信キャンセルコマンドでは、消灯できません。パトランプの消灯方法については、こちら。 また、ネットワーク障害となった機器が、復旧したとき、未通報の発信を自動取り消すことができます。ポーリング監視では、正常域の監視で発信キャンセルコマンド(telcanコマンド)を、アクション監視では、ノードアップイベントに発信キャンセルコマンド(telcanコマンド)を指定します。 発信キャンセルコマンドは、未通知の発信を取り消すことができます。なお、パトランプのように既に点灯したものは、発信キャンセルコマンドでは、消灯できません。 |
発信抑止 | TELstaffは、スケジュールを使用して時間帯ごとに発信の抑止をおこなえますが、計画的にスケジュールを設定できないときに手動操作で発信の抑止するか業務終了でアプリケーションから発信の抑止をおこなう運用ができます。 発信抑止機能は、発信抑止の解除がおこなわれまで発信が抑止されます。発信の抑止は、特定のグループ、特定の発信や通知メディアごとに指示することができます。 |
2台並列 | TELstaffを2台(本番機と予備機)のコンピュータで実行させることで、信頼性の高い通報システムが構築できます。 2台並列稼動機能では、通常は、本番機のTELstaffが発信をおこないます。本番機のTELstaffが動作しなくなると、予備機(待機モードTELstaffと呼びます)のTELstaffが発信をおこないます。2台並列稼動機能では、本番機と予備機のTELstaffに対して常に同じteldialコマンドで発信要求しなければなりません。また、通報ルールなどの定義は、本番機と予備機に同じ定義をおこないます。 待機モードのTELstaffに対してteldialコマンドを実行すると、本番機のTELstaffが動作中であれば、teldialコマンドは、受け付けられすぐに終了します。 待機モードのTELstaffが本番機のTELstaffの動作中を認識した直後に本番機のTELstaffが動作しなくなるとどこにも発信されません。本番機のTELstaffが動作していないと待機実行モードのTELstaffがteldialコマンドを実行します。このとき本番機が復旧すると本番機のteldialコマンドが実行され一時的に2重発信となります。 |