Go for SX 2023~DXの、さらにその先の未来へ~ 講演レポートPDF+アーカイブ動画を配信中

講演テーマ「しなやかな経営」

2023年10月12日(木)、13日(金)の2日間にわたって、株式会社日立ソリューションズ主催「Go for SX 2023~DXの、さらにその先の未来へ~」が開催されました。
10月13日(金)PMのテーマは「しなやかな経営の実現」。リスクとチャンスの両面の把握が欠かせない現代の経営について、サステナブル(持続可能)な働き方、企業の事業継続に影響を及ぼすランサムウェア対策、SX・DX推進のカギとなる“ヒト”の確保に着目したDevSecOpsについて紹介しました。
基調講演は、株式会社三菱総合研究所の丸貴徹庸氏による「企業のレジリエンスの実装~企業が立ち向かう3つのストレスへの処方箋~」です。「当社は、レジリエントな企業なのか?」という経営にとってのレジリエンスへの解を導くべく、まずは直面する課題について整理。そのうえで、企業経営の目的を改めて整理し、「レジリエンスの実装」と「サステナビリティ経営」「ESG経営」との関連について提起しました。「突発的」「急速」「持続的な」の3つのストレスにどう向き合うか、企業のスタンスが試されるとしたうえで、異なるフェーズ別に必要とする基礎的な能力「ボトルネックの解消」「オペレーション改革」「変革を創出する組織基盤の形成」を段階的に獲得することを示しました。

DAY2

サステナブルな働き方で人財を活かそう ~従業員一人ひとりの幸せが企業の成長につながる~

企業にとっても従業員にとっても幸せな状態をつくることがサステナブルな働き方となります。「だれもがそれぞれのかたちで柔軟に働き続けられる状態」が持続性のある雇用関係を実現します。そのためにはどんな観点からどんな施策を講じていけばいいのでしょうか。日立ソリューションズでは「個人の幸せと企業の成長」をめざして働き方改革のさまざまな取り組みを実践し、成果を上げてきました。
2015年から働き方改革のプロジェクトに加わり、実際に施策の立案と運用を担当してきたエバンジェリスト伊藤直子が、サステナブルな働き方の条件を挙げ、当社で実践してきた具体的な施策と絡めて、効果を上げるポイントを解説。勤務時間の削減やコミュニケーションによる信頼関係の構築方法、女性活躍の促進のポイント、働きがいを感じてもらうための人事施策など、効果的な施策立案の考え方や施策の運用方法、それを実現するための仕組みについて紹介しました。

伊藤 直子

伊藤 直子

株式会社日立ソリューションズ
経営戦略統括本部
チーフエバンジェリスト 兼 人事総務本部 本部員

DAY2

ランサムウェアで「事業を止めない」ための備え 主体的に取り組むサイバーレジリエンス

ランサムウェアの被害が広がる中で、サイバーセキュリティが企業にとって重要な経営課題に位置づけられ、経営者や市場関係者の関心も高まっています。経済産業省が6年ぶりに改訂した「セキュリティ経営ガイドライン」からもその変化が読み取れます。近年改めて注目されるようになったのが、困難に直面しても柔軟に対応する、「サイバーレジリエンス」です。それを強化するためには「予測力」「抵抗力」「回復力」「適応力」の4つの能力を高めることが必要とされ、企業にはこの4つの能力を見据えながら、バランスよく強化策を講じていくことが求められています。
本セッションではこの4つの能力をひもとき、それぞれの能力を高めることに貢献できる有効な強化策を解説し、具体的なソリューションとその導入方法と活用方法を、日立ソリューションズの事例を交えながら紹介していきます。どうすればランサムウェアの攻撃を受けても被害を最小限に抑えられるのか。迅速にデータを回復し、事業を継続することができるのか。組織としてのセキュリティレベルを引き上げる対策を解説。サイバーレジリエンス強化への道筋が見えてくるはずです。

扇 健一

扇 健一

株式会社日立ソリューションズ
セキュリティソリューション事業部 企画本部
セキュリティマーケティング推進部 シニアエバンジェリスト
Security CoE センタ長

DAY2

DevSecOpsで語られる理想と現実 チームがめざすべき姿と今すぐ取り組むべきことは何か

DXで成果を上げるには、変化に対応して迅速に独自のサービス・アプリを開発していく必要があります。そのために注目されているのが、DevOpsの発展形であるDevSecOpsです。独自アプリを迅速かつ安全・安心に開発して運用できると期待されるDevSecOpsですが、開発や運用、セキュリティの3つのチームがワンチームとして活動するからこその課題もあります。
本セッションでは数々のDX推進の業務に携わってきた日立ソリューションズの三浦拓也が、DevSecOpsのめざす姿と期待される効果をお伝えするとともに、DevSecOps特有の課題を整理し、その課題を解決するためのアプローチをご提案します。ビジネスニーズに対応して迅速に独自アプリを開発し、ビジネス成果を上げて企業としての持続に成長していくための「稼ぐ力」を強化するために、どうDevSecOpsを導入していくのか。これからの企業戦略をシステム面で支える切り札についての理解を深めるヒントが得られるはずです。

三浦 拓也

三浦 拓也

株式会社日立ソリューションズ
ITプラットフォーム事業部
デジタルアクセラレーション本部
モダン開発支援ソリューション部
先端技術グループ グループマネージャ

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