セキュリティ診断サービスの導入事例
アルティウスリンク株式会社様セキュリティ診断を実施し監査対応の客観性を強化。定期的な診断と柔軟な運用で未来への備えを確かなものに
BPO事業会社のアルティウスリンク株式会社は、監査対応における、より客観的な評価を取り入れるため、日立ソリューションズの「セキュリティ診断サービス」を採用。わかりやすく整理された報告書を通じて問題点を速やかに把握するとともに、監査対応の負荷軽減を実現しました。今後も定期的な診断を実施しつつ、事業環境の変化に応じたセキュリティ強化に備えていく考えです。
この事例に関するソリューション・商品
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背景
監査での指摘を機に診断体制の見直しへ
技術統括本部 情報システム本部 社内OAシステム部 社内OAネットワークユニット森 康哲 氏
2023年にりらいあコミュニケーションズとKDDIエボルバとが経営統合して誕生したアルティウスリンク株式会社は、コンタクトセンターやバックオフィスを中心としたBPO事業会社です。顧客体験価値(Customer Experience)の向上と企業変革(Corporate Transformation)の両立をめざして、AI技術やSNSを活用したオムニチャネルソリューション、ITソリューションなどを提供。企業活動全体の体験価値を設計・最適化することで、お客さま企業とその先のお客さまを支えています。
お客さま企業の業務プロセスの一部または全体を担う同社にとって、安定したサービス提供を支えるセキュリティ対策は重要な取り組みの一つです。コンタクトセンターの業務システムやIP電話システムなどを安全に運用するため、セキュリティ上のリスクを継続的に把握し、適切に対応していく必要があります。しかし、当時は、りらいあコミュニケーションズとKDDIエボルバの2社で経営統合に向けて、全社統一の運用基準を再整備している段階でした。
再整備にあたり、見直した運用のひとつが、セキュリティ監査です。「監査対応では、社内でセキュリティに関する項目の確認を行っていましたが、より客観的な評価を取り入れるため、第三者による診断の必要性を感じていました」と森氏。また一方で、あるお客さまから、使用しているすべての設備機器に対する脆弱性診断の実施について要望を受けたことも、改善への動きを大きく後押ししました。
取り組み
コストを抑えた診断と90日間の支援が決め手に
そこで同社は、ベンダー4社に対してセキュリティ診断の実施を打診。各社の提案内容を比較検討した結果、最終的に日立ソリューションズが提供する「セキュリティ診断サービス」の採用を決定しました。決め手となったポイントは、大きく2つあります。
1つは、提案内容のわかりやすさとコスト面です。
「提案資料は診断内容から報告書の例まで細部にわたり非常にわかりやすく、サービスを利用した際の負荷や導入効果を具体的にイメージできました。また、提案自体も比較的安価でした」(森氏)
同サービスでは、高精度な診断ツールを用いた網羅的な診断に加えて、高度な知識を持つ専門家による手動診断を効果的に組み合わせています。さらに、診断そのものは自社で実施し、その結果を日立ソリューションズが解析する内製型の診断が可能なため、外部委託コストを抑えられる点も魅力です。「外部委託コストを抑えた内製化のアプローチは、すばらしいアイデアだと思います」と森氏は評価します。
もう1つは、診断後の支援体制です。
「診断結果の報告会後も90日間にわたり内容に関する問い合わせを受け付ける体制が整っており、診断後の対策までを見据えた支援を受けられるのは非常にありがたいですね」(森氏)
効果
監査対応を効率化し、問題点の把握・整理を容易に
こうして同社は、日常業務で利用するOAシステムをはじめ、BPO事業として展開しているコンタクトセンター向け業務システムやIP電話システムなどを対象に、経営統合する以前の2022年より日立ソリューションズの「セキュリティ診断サービス」の利用を開始。セキュリティを担保する目的から、その後も定期的に利用しています。サービスの利用を契機にセキュリティ監査に必要な資料を網羅できるようになったほか、監査対応に伴う労力が削減されるなど、手ごたえも十分です。
同社の場合、事業の特性上、コンタクトセンターの営業時間内は稼働を止められません。そのため、診断作業はどうしても深夜帯になります。こうした時間外の対応はもちろん、同社の事情で急なスケジュール変更が発生した場合の日立ソリューションズの対応について、「いつも快く調整してくださり、柔軟かつ速やかな対応に助けられています。診断内容の一部に内製化のアプローチを採用することで、スケジュールの変更に伴う影響も最小化され、こうした柔軟な対応が可能になっているのかもしれませんね」と森氏は分析します。
また、発見された脆弱性の危険度や再現手順、対策方法まで記載された診断報告書についても、これまで各社で異なっていた診断結果を統一フォーマットで確認できるようになったことを含め、「非常に見やすく、わかりやすくてありがたい」と語る森氏は、具体例を次のように説明します。
「特定の対象について診断結果を確認したいときは、目次に貼られているリンクからすぐに必要な情報に飛べますし、全体を俯瞰したいときには、表計算ソフトで提供される診断結果のサマリーを確認すれば、短時間で速やかに問題点を把握・整理できるので、非常に助かっています」
展望
事業環境の変化に備え診断領域の拡大も検討
同社では、データ活用によって企業課題を解決する「サービスDX」、品質向上と運用コスト最適化を推進する「オペレーションDX」、効率的な組織運営を実現する「コーポレートDX」を通じ、企業価値の向上に取り組んでいます。「これら3つを強力に推進することで、企業価値の向上を図っていきます」と森氏。
今後に向けてすでに日立ソリューションズから提案も受けており、新たにパブリッククラウド環境を対象とした「クラウドセキュリティ診断サービス」の利用も検討中です。
セキュリティの脅威もIT環境も日々変化し続けています。それらに追随するセキュリティ対策の実現に向け、日立ソリューションズとの連携には、ますます多くの期待が寄せられています。
アルティウスリンク株式会社
| 所在地 | 東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急サザンタワー | ![]() |
|---|---|---|
| 設立 | 1996年5月30日(発足 2023年9月1日) | |
| 従業員数 | 連結 約53,000人、単体 約39,000人(2026年6月現在) | |
| 事業内容 | コンタクトセンターを中心としたBPO事業やITソリューション事業など | |
| URL | https://www.altius-link.com/ |
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本事例の内容は2026年10月20日公開当時のものです。
最終更新日:2026年10月20日

