ニュースリリース

　株式会社日立ソリューションズ（本社：東京都品川区、取締役社長：林　雅博／以下、日立ソリューションズ)は、東京証券取引所が開示している各社決算情報を適時閲覧できるサービス「TDnet」や金融庁の有価証券等報告書の電子開示システム「EDINET」などで開示されたXBRLデータ(*1)を、簡単にExcel上に表示、分析することが可能な「XiRUTE（サイルート）　Financial Report Player」の最新版の販売を5月17日から開始します。

*1:決算開示情報用のXML（特定の文字列に情報の意味や構造、装飾などを埋め込んでいく言語）フォーマット

　2008年度よりEDINETやTDnetへのXBRLによる決算報告が開始され、XBRLデータのダウンロードが可能となりましたが、XBRLデータを簡単に表示・分析する製品が少なく、実際にはPDFでの財務報告書の閲覧が主流でした。このような背景から、日立ソリューションズでは、2006年4月から、XBRLデータを簡単に表示・分析することが可能な専用ソフトウェアとして「XiRUTE Financial Report Player」を提供してきました。
　今回の「XiRUTE Financial Report Player」最新版では、Windows 7、Excel 2010などの最新プラットフォームに対応しています。また分析用ワークシート関数を新たに追加し、XBRL財務諸表データのより細かな分析が可能となりました。さらに、EDINET様式の財務諸表を表示する機能も強化しています。
　日立ソリューションズは、より多くの方に「XiRUTE Financial Report Player」の使いやすさを体験していただくため、60日間試用可能な体験版のダウンロード提供をあわせて開始します。

　日立ソリューションズでは、特にダウンロードしたXBRLデータを手軽にExcel上に取り込んで、活用するマーケティング担当者や投資家・アナリスト、およびEDINETやTDnetへのXBRLデータ提出前に最終チェックを行う企業財務担当者向けなどに販売していきます。
　今後IFRS適用により、ディスクロージャー(企業内容等開示制度)分野でのXBRLの普及が、グローバルで進むことが予想されています。日立ソリューションズは、2001年からいち早くXBRL標準化団体である「XBRL　Japan」にも参画しています。今後もXBRL標準化の動向を見極めつつ、開示された企業の情報をより便利に、迅速に、公正に活用できるよう貢献していきます。

「XiRUTE Financial Report Player」体験版のダウンロードは以下のURLのダウンロード申込フォームより必要事項を入力し、お申込下さい。 https://www.hitachi-system.co.jp/cgi-bin/xirute/

「XiRUTE」は、XBRL技術を中核としたソリューションサービス、ソフトウェア製品の総称です。
URL： http://www.hitachi-solutions.co.jp/xbrl/