日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

2014年4月10日
株式会社日立ソリューションズ

新興国NPOへ社員を派遣し、ITスキルを生かして社会課題を解決
グローバルリーダー育成施策にクロスフィールズの「留職プログラム」を導入

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:佐久間 嘉一郎/以下、日立ソリューションズ)は、特定非営利活動法人クロスフィールズ(所在地:東京都品川区、代表理事:小沼 大地/以下、クロスフィールズ)が運営する「留職(りゅうしょく)プログラム」を通じて、2014年4月10日から6月8日にかけて社員1名をインドネシアのNPOへ派遣します。

「留職プログラム」とは、企業で働く人財を新興国のNPOなどへ派遣し、一定期間、本業で培ったスキルを活かして現地の人々とともに社会課題の解決に挑むというプログラムです。
 日立ソリューションズは、グローバルビジネスのリーダー育成施策の一環として、2013年から「留職プログラム」を導入しています。2013年は、9月から11月にかけて社員1名をインドネシアのNPOに派遣し、図書館システムの構築を行いました。
 同NPOは、貧困層の生活の質の向上をめざし、ジャカルタ市内の小中学校向けに展開する「都市部と農村部を結ぶ教育プログラム(エデュツーリズム)」などを通した地域開発、地域図書館の運営などを通した教育活動、マラリア対策などの健康支援を行っています。
 2014年は、同NPOで、「エデュツーリズム」の営業活動支援を行います。これにより、NPOが活動の原資を支援金のみに頼るのではなく、自分たちで資金源を獲得することで自立的かつ継続的な活動の実現をめざします。
 日立ソリューションズは今後も、日立グループが標榜する社会イノベーションを創出する人財を育成すべく、本プログラムを継続していきます。

■ 日立ソリューションズにおける「留職プログラム」について

日立ソリューションズは、クロスフィールズと協働し、グローバルな社会課題を題材に社会起点で事業を考えることを体験する「社会イノベーション事業体験ワークショップ(2ヶ月間全3回の集合型セッションとグループ活動)」を、2012年度より毎年開催しています。本ワークショップで学んだグローバル社会起点の発想を実践し、修得することをめざし、本ワークショップの参加を「留職プログラム」へのエントリー条件としています。当社では、「留職プログラム」をグローバル人財育成施策と位置づけ、CSR推進グループと人事部が連携して展開しています。

【人事部門担当役員のコメント】
 「留職プログラム」は、参加者が非常に貴重な経験を得る機会だと考えています。日立ソリューションズ グループは、アメリカやヨーロッパ、インド、中国の主要都市に海外現地法人を設置し、グループ一体でお客様の事業をワールドワイドに支援しています。海外現地法人でのマネジメント力が年々必要となっているなか、「留職プログラム」はグローバル人財育成に有効であり、これからも続けていきたいと思います。

常務執行役員 石川 浩(人事総務 担当)

■ 2013年度「留職プログラム」の概要(実績)

2013年9月9日から11月10日にかけて、インドネシアの地域開発、教育・健康の向上をめざすNPOで、同団体が運営する図書館の貸し出し管理を行う図書館システムを構築しました。従来、紙で行っていた貸し出し管理をシステム化することで、情報の整理・共有を実現し、職員の業務効率化を図りました。本取り組みの評価を受け、同団体から当社社員の派遣の要請がありました。

2013年度「留職プログラム」の概要(実績)

金融システム事業部 第3本部 第1部 第1グループ 持田 健一

【参加者のコメント】
 支援先のNPOの活動を知るにつれ、単なるボランティアではなく、ITのプロとして責任を持って取り組む必要があると強く思いました。また、現地では相手に確実に意図を伝える工夫を学びました。今回の「留職プログラム」を通じて、日立グループのプレゼンスを世界で高められる可能性を感じました。今後は急成長するアジア市場でのサービスづくりに関わっていきたいです。

金融システム事業部 第3本部 第1部 第1グループ 持田 健一

■ 2014年度「留職プログラム」の概要(予定)

2014年4月10日から6月8日にかけて、昨年の参加者と同じインドネシアのNPOで、「エデュツーリズム」のセールスアクションプランの作成、新規提携先の獲得に向けた営業訪問、団体職員へのセールストレーニングを行う予定です。

産業営業本部 日立グループ営業部 第3グループ 若林 秀政

【参加者のコメント】
 将来的には、新興国での新規ビジネス開拓をしたいと思っており、何もないところから自分の力で切り拓いていく人財になりたいと思っていました。「留職プログラム」は、まさにその経験そのものです。「社会のニーズ」を捉え、その解決策を導き出すという経験を通じて、グローバル市場への足がかりとなるような新たな価値を生み出せるスキルを身につけてきたいと思います。

産業営業本部 日立グループ営業部 第3グループ 若林 秀政

■ 日立ソリューションズのCSRについて

日立ソリューションズのCSRとは、「『日立精神』の下に、確かな技術と先進ソリューションの提供を通じ、お客様と地球社会の発展に貢献する」という企業理念そのものであり、お客様や社会への約束だと考えています。サステナブルな社会の創造が問われている今日、社会の情報インフラを支える私たちソリューションプロバイダーの責務は大きいと認識しています。
 日立グループの一員として、日立の創業精神である「和」「誠」「開拓者精神」を大切にしながら、ソリューションプロバイダーとしての誇りである「技術」、「先進ソリューション」をベースに、地球社会とともに持続的に成長、発展する企業をめざしていきます。

http://www.hitachi-solutions.co.jp/company/csr/

■ 特定非営利活動法人クロスフィールズについて

企業で働く人材が新興国のNPOなどに赴任し、一定期間、本業で培ったスキルを活かして社会課題の解決に挑む「留職プログラム」を通じ、途上国の課題解決と企業のグローバル人材育成・新興国進出・BOPビジネス開発をサポートする特定非営利活動法人です。

URL: http://crossfields.jp/

<本件に関するお問い合わせ先>

担当部署:ブランド・コミュニケーション部 CSR推進グループ
担当:高野、江口
E-mail:csr-contact@hitachi-solutions.com

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:ブランド・コミュニケーション部 広報・宣伝グループ
担当:槇田
TEL:03-5479-5013  E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ ハイブリッドインテグレーションは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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