鍵管理ソリューション for Google Workspace
企業におけるデータ主権の保持を支援します
鍵管理ソリューション for Google Workspace とは
Google Workspace でやり取りするメールの本文や添付ファイル、 Google Meet での音声、画像データなどをお客さま側で秘匿化する際に必要となる暗号鍵を提供・管理。企業におけるデータ主権*の保持を支援します。
*データ主権:企業が所有するデータを、その企業自身で管理・制御する権利
必要とされる背景
DXの推進に伴い、企業においてクラウド型のグループウェア導入が加速する中、データ主権の在り方が課題となっています。海外ベンダーのクラウドサービスを利用する場合、クラウド上のデータはその企業が属する国の法律によって管理されるため、機密性が高い情報を扱う企業や業界、行政機関などでは、データ主権を脅かされる可能性が懸念されています。
- 例:米国の法律「CLOUD Act」では、米国で運営しているベンダーに対し、何らかの捜査に必要があると判断された(令状が出された)場合に、ベンダーが保持する情報の開示を要求することが可能
また、2022年5月に日本で成立した経済安全保障推進法では、重要インフラの安全性確保のため、特定の技術の守秘義務や機微な情報の流出防止が求められるなど、企業にとってサイバー攻撃や情報漏洩への対策もより重要となっています。
このような中、注目されているのが「BYOK(Bring Your Own Key)」の考え方です。クラウドサービスを通じてやり取りするお客さまのデータを、お客さまが用意した鍵で暗号化することでデータを第三者から保護します。
このようなお悩みを解決します
- 課題
- 解決
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課題
- Google Workspace は活用したいが、クラウド上に機密情報を置くのは不安
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解決
情報を秘匿化することで、第三者が情報の中身を確認する手段がなくなるため安心
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課題
- サードパーティの鍵管理サービスで Google Workspace 上のデータを秘匿化したいが、海外の鍵管理サービスで暗号鍵を管理するのは不安
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解決
Google Cloud のパートナーでもあり、セキュリティの分野で長年の実績がある日立ソリューションズがお客さまの暗号鍵をセキュアに管理
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課題
- 情報管理規制が厳しく、ITAR、CJIS、TISAX、IRS 1075、EARなどへの対応が必要
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解決
暗号鍵はお客さま自身、または日本企業である日立ソリューションズが日本国内で管理(提供予定)するため、他国の法律により第三者からデータが閲覧される心配なく、データ主権の保持とコンプライアンスの徹底を支援
ITAR:武器国際取引規則、CJIS:刑事司法情報サービス、TISAX:自動車業界における情報セキュリティの審査基準、
IRS 1075:米国の連邦税情報を保護するための規定、EAR:米国輸出管理規則
鍵管理ソリューション for Google Workspace
鍵管理ソリューション for Google Workspace は、Google Workspace の Client-Side Encryption (CSE) 機能を利用する際に必要となる暗号鍵を日立ソリューションズが提供します。Google Cloud や第三者によるデータの閲覧を防止します。日立ソリューションズは、 Google Workspace の CSE の国内初の公式パートナーとして、より安全で利便性の高いデータ利活用を支援します。
<CSE機能により秘匿化できるデータの例>
- Google ドライブ にアップロードされたPDFなどのファイル
- Google ドキュメント エディタで作成されたファイル
- Google Meet で利用される音声データ/動画データ
- Google カレンダー 上のイベントの説明
- Gmail の本文・添付ファイル
特長
国内初となる自社開発による暗号鍵ソリューションを提供、企業におけるデータ主権の保持を支援します。
暗号鍵を日本国内で管理
暗号鍵を日本国内で管理するため、他国の法律により第三者からデータが閲覧される心配がありません。
データ秘匿化の分野でシェアNo.1*の実績を持つ日立ソリューションズがサポート
情報漏洩防止ソリューション「秘文」や海外ブランド「Credeon」など、国産技術によるデータの秘匿化製品やサービスを長年に渡り提供してきた実績やノウハウをもとに導入から運用まで支援します。
*株式会社 富士キメラ総研「2020 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧 市場編」
<ファイル暗号化ツール>2019年度より
提供イメージ
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最終更新日:2024年7月31日