サントリービバレッジソリューション株式会社様 PointInfinity マルチポイントゲートウェイの導入事例やシステム構築例を紹介|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズにお問い合わせください。

PointInfinity マルチポイントゲートウェイの導入事例

サントリービバレッジソリューション株式会社様

自販機キャッシュレスアプリ「ジハンピ」に共通ポイントを導入し、コンビニの店舗数を超える規模で顧客との接点を構築

サントリーグループの中でも、お客さまの生活シーンのいちばん近くで、直接、飲料をお届けする会社、サントリービバレッジソリューションは、キャッシュレス決済未対応の自販機を大幅に減らすため、自販機キャッシュレス決済アプリ「ジハンピ」を開発。支払い方法の選択肢を増やすため「PointInfinity マルチポイントゲートウェイ」を採用し、ジハンピ対応自販機に5種類の共通ポイントを早期導入することに成功しました。全国16万箇所のジハンピ搭載自販機を通じて、多くのお客さまとの接点を確保しています。

メインイメージ

この事例に関するソリューション・商品

課題
効果
決済手段にマルチポイントを導入して、幅広いブランドに効率よく対応したい
国内のメジャーなブランドに対応した
ポイントゲートウェイを採用し、提供サービスの幅を充実化
ポイント事業者との接続は閉域網の敷設が必要で、複数のポイント事業者に接続するには時間がかかる
共通ポイントと接続済のゲートウェイを提供し、開発負荷・インフラ構築の負荷を軽減するとともにサービス開始までのリードタイムを短縮
自販機を全国展開するにあたり、運用や保守にかかるコストを抑えたい
複雑化しがちな構成を共通化・簡素化することで、リリース後も継続的に発生する保守業務負荷とコストを削減
概要図

背景

現金しか使えない自販機の大幅削減に挑戦

森 氏マーケティング本部 担当課長
森 新 氏

お客さま一人ひとりの毎日に最適なドリンキングライフを届けることをミッションに、自販機などの機材を通じて商品を提供しているサントリービバレッジソリューション株式会社。

同社の自販機の設置台数、売上高は業界2位に位置し、サントリーグループの主力事業として、自社商品の販売を目的に、自販機の設置交渉から設置、管理・補充・メンテナンスまでをトータルで手掛けています。

飲料を売る“箱”に新たな価値を見出し、「社長のおごり自販機」「ボスマート」などユニークな自販機を展開してきた同社が、新たに自販機キャッシュレス決済アプリ「ジハンピ」を開発しました。

アプリや通信モジュールをゼロから独自開発することで、高額なハードウェアを使わなくてもキャッシュレスを実現できる仕組みをつくり、超低コスト化を実現。この超低コスト化の成功により、キャッシュレス対応が不可能だった売り上げ水準の自販機にもキャッシュレス対応が可能となり、日本全国のお客さまにキャッシュレス体験をお届けしています。さらには、“自販機ラバーズ”をテーマに芸能人を起用したテレビCMもスタートし、2025年3月にリリースしたジハンピ対応自販機は、全国16万箇所に展開しています。

自らも自販機をこよなく愛する自販機ラバーである森氏は、こう説明します。

「自販機にどんな付加価値があっても、自販機で販売している商品が良くなければ、その自販機を選んで購買してもらえないという意味で、一丁目一番地は常に商品であることに変わりはありません。一定の商品力を整えたうえで付加価値を提供していく今のフェーズにおいて、ジハンピは、現金しか使えない自販機を大幅に削減するという大きなチャレンジです。現金の持ち合わせがないお客さまの購買ロスをなくすのが狙いです」

取り組み

自販機に共通ポイントを早期導入

アプリを起動してピッとタッチするだけで飲み物を買えるジハンピは、QRコード決済やクレジットカードをはじめとする13種類のマネーブランドがジハンピアプリで使えるだけでなく、5種類の共通ポイントにも対応。ポイントを使って飲み物が買えて、ポイントを貯めることもできるのが大きな特徴です。

「自販機がキャッシュレス対応していないことに多くのお客さまが不便を感じている実態を踏まえ、支払い方法の選択肢を増やしたのです。特に共通ポイントは、日常の決済で使い切れず中途半端に余っていたりします。自販機はお客さまとの接点数が非常に多く、ポイント活用の場として大きな可能性を秘めています。とにかく使いやすさを訴求したくて共通ポイントの導入を決めました」(森氏)

共通ポイントへの接続プラットフォームには、日立ソリューションズの「PointInfinity マルチポイントゲートウェイ」を採用。全国規模の流通・小売業に導入してきた実績や、国内のメジャーな6ブランドに対応していることなどが高く評価されました。

「ポイント事業者との接続は閉域網の敷設が必要でハードルが高く、共通ポイント事業者ごとに自社ですべてを構築するのは現実的ではありませんでした。すでにこの課題が解決されている『PointInfinity マルチポイントゲートウェイ』を知り、ほかの選択肢は考えられなくなりました。スピード感のある開発が行えたのも、この出会いのおかげです」と森氏が語るとおり、接続インターフェースやネットワーク回線の複雑さを「PointInfinity マルチポイントゲートウェイ」で吸収することで、開発負荷を軽減し、短期間でのリリースを実現しました。

効果

速いペースで全国に16万箇所の顧客接点が誕生

お客さま志向にとことんこだわったジハンピは、アプリの利用開始にあたり、住所・名前・メールアドレスなどの情報を登録する必要がありません。わずか60秒ほどで初期設定が完了し、操作に戸惑うことなくすぐに使える点が大きな魅力です。

「自販機の飲み物は今すぐ欲しくて買うものだからこそ、もっと利便性を高めたいし、もっと身近な存在になってほしいという想いがあります。現金の持ち合わせがないために買うことを諦めてしまう人がでないよう、誰でも簡単にすぐ使えるというコンセプトを貫き続けることが大切と考えています」(森氏)

ジハンピ対応自販機は全国16万箇所に展開されており、今や自販機はコンビニより規模の大きい顧客接点を生み出しています。

森氏は、「単純に、共通ポイントを使える箇所が、ジハンピの展開により、全国で一気に2倍ぐらいに増えたわけです。ポイントを貯める・使うことを楽しみにしているお客さまにとって、貯まる・使える場所が増えることは喜ばしいことです。実際、日々のポイント利用が予想をはるかに上回るペースで伸びています。これは、共通ポイントサービス市場の歴史においてかなり大きな変化点になると確信しています」と自信を覗かせます。

展望

自販機を通じて新たなポイントサービス市場を創出

「PointInfinity マルチポイントゲートウェイ」の導入を振り返り、日立ソリューションズの支援について、「結果が出るかどうかもわからない状況下で、我々の夢や作りたい世界を理解し、応援し、一緒に汗をかいてくださったことに心から感謝しています。」と森氏。

今後については、「『ポイントを使う・貯めるなら自販機』というイメージが浸透していくことを期待しています。ポイントサービス市場がさらに盛り上がるように、長期的な目線を持って市場を作るぐらいの気概で引き続き取り組んでいきたいですね」と意欲を見せています。

“誰でも簡単にすぐ使える”を実現した「ジハンピ」は、自販機本来の価値と真摯に向き合い続ける同社の自販機ラバーズの熱量そのものと言えそうです。

※ニュースリリース「サントリーの自販機キャッシュレスアプリ『ジハンピ』に、共通ポイントゲートウェイサービスを提供~全国15万台に展開予定のジハンピ対応自販機で、5種類の共通ポイントサービスを実現~」(5月20日)はこちら

サントリービバレッジソリューション株式会社

所在地 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー11階 サントリービバレッジソリューション株式会社
設立 2010年11月
従業員数 約7,000名
事業内容 自動販売機による各種食品飲料の販売
URL https://www.suntory.co.jp/group/sbs/

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本事例の内容は2025年9月24日公開当時のものです。

最終更新日:2025年10月7日