V2X Middleware Platform
協調型ITS向け車載通信基盤
V2X Middleware Platform とは
周辺車両の状況をリアルタイムに把握し、エコで安全な車の運転支援を実現します。収集した外界情報から自車周辺状況をリアルタイムに解析し、運転支援に役立つ情報を提供するV2X基盤技術を開発しています。
このようなお悩みはありませんか?
- 課題
- 解決
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課題
- 車車間・路車間通信といっても何から検討すれば良いのか分からない。
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解決
車車間・路車間通信を行うためのメッセージ仕様含めたトータル基盤を用意。
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課題
- 独自メッセージだと市場互換性が無いので車同士が認識できない。
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解決
各国車載通信標準仕様書へ準拠。
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課題
- 車の安全性を高めたい。
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解決
通信を使用することにより車両の細かい情報を伝達。安全運転支援から自動運転まで幅広い分野へ適応可能。
V2X Middleware Platform 概要
情報通信技術を用いて人・車・道路が情報のやり取りを行い、事故・渋滞などの道路交通の問題を解決するITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)。
中でも協調型ITSでは情報通信技術・自動車制御技術の進化とともに車車間通信・路車間通信を用いて、より高度な安全運転システムの開発・実用化が進められています。
V2X Middleware Platform はこの車車間通信・路車間通信の基盤を提供し、無線通信やセンサーにより収集した自動車および周辺状況をリアルタイムに解析、安全でエコな車の運転支援を実現します。
特長/機能
ミドルウェア/デバイス制御
専用ボックス、カーナビ、携帯電話、デジタル家電などに適した軽量、高速、高機能な組込みシステム向け協調型車載通信基盤です。
欧州、北米、中国、日本の標準規格へ準拠することによりグローバルに導入可能となっております。
コンパクトな組込み向け
組み込み機器に特化した軽量・コンパクトな実装
マルチOS対応
RTOS含むPOSIX準拠のシステムへ対応
対応CPU
ARM, Intel(x86) など
マルチH/W対応
IEEE802.11pまたはARIB STD-T109に対応したハードウェア
標準仕様準拠
- 欧州ETSI ITS仕様準拠
- 北米SAE/IEEE 1609.X仕様準拠
- 中国C-SAE/CCSA仕様準拠
- 日本 ITS Connect通信仕様準拠
フィールド経験
- ETSI Plugtests(V2X相互接続性+仕様準拠性テスト)
- USDOT PlugFest(V2X相互接続性+仕様準拠性テスト)
- 実証実験運用経験: DriveC2X/SCORE@F/Autonet2030
*世界の主要自動車メーカーが参画している ETSI TC ITS および C2C-CC において日立はV2X規格の標準化へ貢献しています。
プラットフォーム
「V2X Middleware Platform」を採用して複雑なパケット構築ロジックを簡素化し、アプリケーション開発工数を削減できるとともに、保守性、信頼性も向上できます。
V2X Middleware Core 部分をベースにお客様の通信プラットフォームに最適な環境をご提供いたします。
V2X Middleware Platform 構成
V2X Middleware Platformは以下により構成されています。
V2X Middleware Core | 車車間・路車間通信を実現するフレームワーク |
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V2X Add-ons | V2X Middleware Platformを利用したサービスに付加価値を与えるコンポーネント群 |
V2X Middleware Platformサポートの中で以下のツール群をご提供いたします。
V2X Tools | 検証、テスト、アプリケーション開発を行うための環境 |
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搭載イメージ
製品搭載イメージ図
サポート体制
お客様のシステムライフサイクル全体を、日立ならではのきめ細やかな対応でサポートいたします。
V2X/C2Xとは
車両と車両(V2V/C2C)、車両と路側機(V2I/C2I)など、車両とさまざまな機器(V2X/C2X)が通信で会話することを表し、無線通信により周囲の車の情報(位置、速度、車両制御情報など)、インフラからの情報(信号機、規制情報、道路情報など)、その他さまざまな機器からの情報を入手し、必要に応じて運転者に安全運転支援を行うシステム。車車間通信、路車間通信と呼ぶ場合もある。
価格
個別にお見積もりいたします。
最終更新日:2022年5月19日