日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

2011年4月6日
株式会社日立ソリューションズ

学校向け「教育コンテンツ活用システム」を提供開始
デジタル教材や指導案の共有・検索により、分かりやすい授業の実現を支援

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:林 雅博/以下、日立ソリューションズ)は、小・中・高等学校などの学校内や複数の学校間でデジタル教材や指導案、活用事例などをまとめて管理し、活用を促進する新製品「教育コンテンツ活用システム」を、4月7日より提供開始します。これにより、学校ではデジタル教材や電子黒板など学校ICT環境の効果的な利用が可能になり、分かりやすい授業の推進、教職員の作業負荷軽減を実現します。

 近年、小・中・高等学校の教育現場において学校ICT環境を利用した学習活動が増えています。指導目標に対して有効なデジタル教材を見出すには、教職員間や学校間でデジタル教材や指導案、活用事例などを共有し、単元の指導目標や計画に沿った教材を選択、活用することができる環境づくりが必要です。
 日立ソリューションズでは、この課題を解決するために「教育コンテンツ活用システム」を提供します。本製品は、学校内や複数の学校間、教育委員会、教育センターで利用することにより、デジタル教材や指導案、活用事例などのコンテンツの蓄積、共有、検索を可能にし、授業の準備・活用・フィードバックという各場面で学校ICT環境の利用を支援します。Webベースのシステムのため、インターネット/イントラネットが接続できる環境であれば、教室、職員室、教職員の自宅など、いつでもどこでも簡単に利用できます。また、当社のクラウドサービスと組み合わせることでクラウド環境でも利用可能です。
 さらに、当社の電子黒板「StarBoard」と連携することで授業記録の作成などが可能となり、教職員の作業負荷を軽減します。
 日立ソリューションズは、今後も教職員や教育機関からの要望を反映しながら、学校ICT環境の利用による分かりやすい授業の推進を、日本国内のみならず、グローバルに展開していきます。

■ 「教育コンテンツ活用システム」の特長

(1)おすすめコンテンツの自動表示などにより授業準備を支援

 閲覧する教職員の担当学年、教科などの属性に適したおすすめのコンテンツや活用頻度の高い教材、などを自動表示する機能により検索の手間を軽減し、活用を促進します。
 また、デジタル教材と指導案や活用事例などを相互に関連付け、また学校種別、学年、教科などの属性により管理することで、適切なコンテンツを簡単に検索することができます。

(2)授業に必要なコンテンツを簡単に閲覧

 授業で使用するコンテンツを格納した利用者専用のフォルダーに簡単にアクセスすることが可能なため、必要なコンテンツを容易に呼び出すことができます。
 また、電子黒板「StarBoard」との連携により、授業中に電子黒板に書き込んだ(板書)データを利用者専用のフォルダーへ保存することができます。(2011年5月提供開始予定)

(3)電子黒板「StarBoard」との連携で、授業記録を自動作成

 電子黒板「StarBoard」の操作履歴から授業記録を自動作成できるため、授業日誌や授業内容の振り返りなど、授業後のフィードバックにおける教職員の作業負荷低減につながります。
 また、保存した電子黒板「StarBoard」の板書データを新たな教材作成やクラス間の授業情報の共有、授業内容の振り返りなどに活用することができます。

■「教育コンテンツ活用システム」の主な機能

機 能 内 容
コンテンツ検索・登録機能
  • 作成したデジタル教材や活用事例などのコンテンツを登録
  • コンテンツへのコメント付与
  • 学年、教科、素材などのコンテンツの条件、学校区分、担当教科、担当学年などのユーザ情報から検索
  • ダウンロード件数やコメント件数などを表示
マイページ機能
  • ログイン時に、利用者専用の『マイページ』を初期表示
  • 『人気のある教材』、『最新の教材』などの自動検索結果を表示
マイフォルダ機能
  • 利用者専用のフォルダーであり、授業で使用する教材や気になる教材などを格納
グループ管理機能
  • コンテンツの共有利用範囲を設定。学校間での共有利用範囲や、使用権限を設定可能
使用状況集計・閲覧機能 *1
  • 電子黒板「StarBoard」の教科別・学校別・操作別の使用状況の集計・閲覧
電子黒板連係機能 *1
  • 電子黒板「StarBoard」の操作履歴から、授業記録を自動的に作成し、マイフォルダへ授業内容を保存。授業記録は電子ファイルに出力して加工が可能
  • 電子黒板「StarBoard」のメニューから、書き込んだ(板書)データをマイフォルダへ保存 *2
(付属品)
コンテンツ集
  • 当社が電子黒板「StarBoard」事業で培ったノウハウを基に作成したコンテンツを合わせて提供。導入直後からコンテンツの活用が可能
  • *1 機能を利用する際は電子黒板「StarBoard」との連携が必要です。
  • *2 本機能は2011年5月提供開始予定です。

■「教育コンテンツ活用システム」の全体イメージ

「教育コンテンツ活用システム」の全体イメージ

■ 価格表

内容 価格(税込)
利用ユーザ100名モデルの標準価格 1,050,000円

提供価格は、利用ユーザ(教職員など)数、導入機能などにより、変動(上下)します。

■ 出荷開始時期 : 2011年4月7日

■ 製品紹介URLhttp://www.hitachi-solutions.co.jp/educontents

■ 電子黒板「StarBoard」について

 電子黒板「StarBoard」は、文字の書き込み、手書きによる文字認識が可能です。また、高画質な書画カメラ(実物投影機)「StarBoard 美写トル」と連動して教科書やノートの拡大表示ができ、インターネット上の情報を検索し自動的に表示できることから、わかりやすい授業が可能になります。さらにジェスチャー操作により、手の平を使った直感的な操作で、生徒が楽しく学習できます。その結果、生徒の授業に対する集中力アップ、学習意欲・参画意識の向上など、授業の学習効果が期待できます。
 本製品は世界70ヶ国、17万台以上 *3の販売実績を持ち、現在は、日本全国の学校で約1万8千台 *3以上導入されています。
URL: http://www.hitachi-solutions.co.jp/starboard/

*3 2011年3月時点

<本件に関するお問い合わせ先>

URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/ Tel:0120-571-488

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署: コーポレート・コミュニケーション本部 広報・宣伝部
担当者 :槇田、廣納
Tel:03-5479-5013  E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ 「StarBoard」は日立ソリューションズの登録商標です。
※ 「美写トル」は日立ソリューションズの商標です
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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