ニュースリリース

株式会社日立ソリューションズ(本社：東京都品川区、取締役社長：林 雅博／以下、日立ソリューションズ)は、次世代ファイアウォールのアプリケーション制御機能に対応したファイアウォールのログ解析製品の最新版「FIREWALLstaff（ファイアウォールスタッフ）01-07」の販売を8月28日から開始します。次世代ファイアウォールと本製品を組み合わせることで、ファイアウォールが許可もしくは遮断したアプリケーションの種類や利用状況を把握することができるため、企業のセキュリティポリシーの見直しに役立てることができます。

これまでのファイアウォール製品は、インターネットを利用するためのHTTP(ポート番号：TCP80)や個人情報などを入力するHTTPS(ポート番号：TCP443)などのポート番号を利用したアクセスを許可していますが、これらのポートを利用するアプリケーションの種類を識別できないため、アプリケーションを利用した不正アクセスを制御することができませんでした。企業では、近年増加している外部からの巧妙な手口での不正アクセスや業務外での社員のアプリケーションの不正利用に対応するため、アプリケーションを識別してアクセスを制御する次世代ファイアウォール製品の導入が増えています。

「FIREWALLstaff」の最新版は、次世代ファイアウォール製品がアプリケーションを制御した際のログを解析し、アプリケーションや接続元ごとに回数や通信量（利用帯域）などを集計して、ポート番号や社内外からの通信方向別にレポートする機能を追加しました。
　これにより、企業は社内外で利用されているアプリケーションの種類や利用状況を容易に把握でき、アプリケーションを不正に利用している社員や社外からの公開サーバーへの不審なアクセスを認識することができるため、不正アクセスの制御やセキュリティポリシーの見直しにつなげることができます。

「FIREWALLstaff」の最新版は、以下4つの次世代ファイアウォール製品のアプリケーション制御機能に対応し、アプリケーション制御時のログを解析します。今後は、他の次世代ファイアウォール製品についても順次対応する予定です。

１．Palo Alto Networks PAシリーズ
２．Juniper Networks SRXシリーズ
３．SonicWALLシリーズ
４．Fortinet FortiGateシリーズ

「FIREWALLstaff」は、ファイアウォールとUTM（統合型脅威管理）のログ解析製品です。ファイアウォールのトラフィックログを解析して、社内外の通信の方向別、通過した通信と遮断された通信別、通信プロトコル（ポート番号）別にマシンのアクセス利用状況を集計することができます。さらに、UTMログや次世代ファイアウォールのアプリケーション制御機能のログを解析して集計することもできます。

図. 「FIREWALLstaff」のレポートイメージ

2012年8月28日

http://www.hitachi-solutions.co.jp/firewallstaff/