日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

2016年10月18日
株式会社日立ソリューションズ

本番環境のアプリケーションのパフォーマンスを監視する「AppDynamics」を提供開始
性能低下の予兆検知やシステム障害の原因特定を早期に実現し、ビジネスへの影響をレポート

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:柴原 節男/以下、日立ソリューションズ)は、米国AppDynamics, Inc.(アップダイナミクス/本社:米国カリフォルニア州、CEO:David Wadhwani/以下、アップダイナミクス社)と、日本における販売代理店契約を締結し、アプリケーション・パフォーマンス監視製品「AppDynamics」を10月19日から提供開始します。
 本製品は、単一のビューで、本番環境のアプリケーションに加え、ユーザーの行動からサーバーの処理時間までの一連のパフォーマンスをリアルタイムに可視化し、性能低下の予兆検知や障害におけるコードレベルでの原因特定を早期に実現します。また、障害のビジネスへの影響もレポートすることで、システムの開発や運用部門のコラボレーション(DevOps※1)にビジネス部門を加えた連携(BizDevOps)を促進し、復旧時間の大幅な短縮や、ビジネスにおける意思決定を支援します。
 これらにより、企業は、高品質なサービスを継続的に提供できるようになり、顧客満足度の向上と収益の拡大を実現します。
 日立ソリューションズは、今後、クラウドとオンプレミスが混在する大規模システムや、大量のアクセスを伴う消費者向けサービスなどに本製品を適用していきます。また、株式会社日立製作所の統合システム運用管理「JP1」との連携や、アマゾン ウェブ サービス(AWS)をはじめとしたクラウドサービスの運用支援などを含め、企業のシステム運用の効率向上をトータルに支援していきます。

※1 ITの開発部門と運用(ユーザー)部門が一体でシステムの開発・運用に携わる方法

■ 背景

近年、さまざまな業種において、企業のデジタルビジネスへの変革に対する取り組みが活発化し、顧客との直接的な接点として、アプリケーションによるサービスの重要性が高まっています。そのため、クラウドや外部システムとの接続でシステム構成が複雑化する中、システムの開発や運用部門、ビジネス部門が協力し、障害などによるパフォーマンス低下を迅速に復旧し、より良いサービスを安定して提供するシステム作りが企業にとっての課題となっています。

■ 「AppDynamics」の特長

1.稼働環境への負担を軽く、本番環境のアプリケーション全体をリアルタイムに監視

 ユーザーへ提供中のサービスに影響を与えず、本番環境のアプリケーションやモバイルユーザーのパフォーマンス、異種混合のデータベース、サーバーのOSなど、アプリケーション全体を統合して、リアルタイムに監視することができます。

2. パフォーマンスの低下を検知するしきい値を自動設定し、運用管理の負荷を軽減

 定常時のパフォーマンスを計測し、稼働の基準となるしきい値を自動で設定します。その後も継続的に自己学習を行い、季節や曜日ごと、ピーク時や定常時など、それぞれの状態に応じてしきい値をダイナミックに変更するため、アプリケーションが稼働するシステムの特性に最適化された監視を実現しました。これにより、システム管理者は、チューニングを必要とせず、性能低下の予兆検知や障害原因の早期特定が可能となり、運用管理の負荷を大幅に軽減することができます。

3. パフォーマンスの低下がビジネスへ与える影響を可視化し、BizDevOpsを促進

 サーバー間のトランザクションを、ビジネスに紐付けた「ビジネストランザクション」として自動的に可視化します。たとえば、「ログイン」や「検索」、「チェックアウト」などのビジネストランザクションごとに、稼働状況やボトルネックとなっている部分など表示するため、パフォーマンスの低下が、どのようにビジネスに影響を与えているのかを迅速に把握することができます。さらに、売上損失や影響を受けたユーザー数など、統合的な分析レポートも提供します。

■ AppDynamics, Inc. President, APAC & Japan Jim Cavanaugh氏からのエンドースメント

「アップダイナミクス社は、この度、日立ソリューションズが日本国内におけるパートナーとしてAppDynamics 製品の販売を開始いただく運びとなりましたことを大変力強く思っております。業界を問わず、さまざまな企業においてデジタルビジネスへの変革に取り組んでいる中、アプリケーションの性能そのものが顧客満足度の尺度となり、ビジネスをけん引する時代となっていることは疑いがありません。お客様の求めるサービスを高い品質でご提供し、優れたユーザー体験を実現することが企業のデジタルビジネスへの変革における重要な成功要因となる中、これまで日本の企業に対して顧客の要求に合致したシステム・インテグレーションを、高い品質で提供されてきた日立ソリューションズとの協業により、売上向上とコスト削減に確実に成果を出すソリューションをご提供できることは大変喜ばしいことです。
 アップダイナミクス社は、日立ソリューションズとともに、日本のお客様の成功に向けて全力でご支援をさせていただく所存です。」

■ AppDynamics, Inc.について

アップダイナミクス社は、アプリケーション・パフォーマンス監視(APM)ソリューションを提供する企業です。AppDynamicsのソリューションにより、企業はリアルタイムのビジネス状況をアプリケーション性能と併せて把握することができ、ソフトウェアが駆動する社会において、より顧客満足度を高めビジネスにおける優位性を確保することができます。AppDynamicsが提供するアプリケーション・インテリジェンス・プラットホーム上で構築されたソリューションは、企業のより速い意思決定を促進し、アプリケーション運用における効率化を推進することで、世界中の2,000社余りのお客様でビジネスの成功を支援しています。

■ 提供価格

個別見積

■ 提供開始時期

2016年10月19日

■ 「AppDynamics」の監視画面例

■ 製品紹介URL

<商品・サービスに関するお問い合わせ先>

URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/   Tel:0120-571-488

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:竹谷、安藤
TEL:03-5479-5013  E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ AppDynamicsは、AppDynamics, Incの登録商標です。
※ JP1は、株式会社日立製作所の商標又は、登録商標です。
※ ハイブリッドインテグレーションは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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