無線LANの技術

無線LANの電波

無線LAN(Wi-Fi)は屋内でも屋外でも利用が可能です。
電波は意外に遠くまで飛びます。環境にもよりますが、壁など、電波を遮断する物がなく、接続クライアント数が少なければ、1フロア半径50~60m程度のオフィスもアクセスポイント1台で利用できてしまうこともあります。
対応している無線LANの電波の周波数帯は、2.4Ghzと5Ghz帯の2種類となります。

通常、無線の周波数帯は、さかざまな通信や放送用として使用されるために、免許がなければ利用することができないようになっています。
しかし、2.4Ghz帯の電波は、ISMバンド(Industry-Science-Medicalバンド)という定義がされており、日本国内においては、免許が不要で利用できるように開放されています。
2.4Ghz帯の電波は、ISMバンドのため、さまざまな電子機器が利用しており、無線の電波が込み合って、通信速度が低下したりすることがあります。この現象を電波干渉と言います。
干渉の詳細はこちらをご覧ください。
2.4Ghz帯と5Ghz帯の電波のそれぞれの概要について、以下に説明します。

2.4Ghz帯の特徴

  • ISMバンドとして開放されているため、さまざまな電子機器が2.4Ghz帯を利用している
    例:電子レンジ、コードレス電話、ビデオカメラ、Bluetooth、ラジコン、ゲーム機など
  • さまざまな機器が2.4Ghz帯を利用しているため、干渉しやすく、通信が不安定になりやすい

5Ghz帯の特徴

  • 電子機器で干渉源となる物は少ない
  • 気象レーダーとの干渉を避けることが義務付けられている。
    干渉を検知した場合に回避を行うため、通信断が発生することが有る。

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