大下 義勝の『企画・構想からお客様をご支援するための『超上流』への取組み』|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。
2012年の夏、世界中で注目され話題をさらったのは、なんといってもロンドンオリンピック。日本代表選手団も、史上最多の38個のメダルを獲得し、たくさんの感動を与えてくれました。
さて、オリンピックに限らずスポーツの世界では、試合に入る前の準備が、よい結果を残すためには重要といわれます。なかには「準備が全て」と断言する選手も少なくありません。
情報システムにおいても、高度化・複雑化する要求に応えるために、その準備にあたる、企画・構想から要件定義までの段階が重要視されるようになってきました。これらの段階は、従来の上流工程と区別して『超上流』と呼ばれています。
また、スポーツで、個人の技術、試合の戦術、そして扱う用具が勝敗や記録を左右するのと同様に、情報システム構築の『超上流』でも「人」「戦術」「道具」がその成功を左右します。
ここでは、これら3つの観点で日立ソリューションズの『超上流』強化の取り組みをご紹介します。
『超上流』でもっとも重要な要素はやはり「人」。とくに、お客様が懸念され改善を求められるさまざまな問題点から、お客様の真のニーズを引き出すことのできる人財が求められます。当社では、実践経験のある社内有識者のノウハウを取り入れた独自の育成カリキュラムを開発し、このような人財を『超上流』のエキスパートとして育成に取り組んでいます。(2015年度までに500名を育成する計画)
超上流のエキスパートは集合研修による実践形式の多様な演習と互いの知見を共有する
ワークショップ等での研鑽を通じて、より高度な超上流技術を体系的に習得しています。
また、この取り組みに共感していただいたお客様からは、情報システムの企画・構想を担う人財をお客様の中で育成したい、とのご相談をいただいており、この育成カリキュラムをベースにしたカスタムメイドの研修講座を提供しています。
『超上流』を成功裏に進めるためには、さまざまな状況・条件に合わせて柔軟に対応する戦術も重要な要素になります。日立ソリューションズでは、超上流の有識者のノウハウや、過去の事例から得られた知見を集大成し、さまざまな状況に適用できる実践的なプロセス体系として「HyThologyR(ハイソロジー)」を作成しました。超上流のエキスパートは、このHyThologyを携えて、それぞれのシステム企画や要件定義のプロジェクトに最適なアプローチを決定し、目標へ到達するための活動をお客様とともに遂行します。
HyThologyは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が策定した標準プロセス「共通フレーム2007」や、
各種知識体系(要求工学知識体系REBOK/業務分析知識体系BABOK)、および
日立で実績のあるプロセス・技法をベースにプロセスを定義しています。
HyThologyで定義しているプロセスを適用することで“目的の明確化”、“本質的な課題の抽出”、および“ステークホルダ間の合意形成”などの必要なステップを経て、お客様の要求事項を正しく反映し、経営に貢献する情報システムの企画書・要件定義書を作成することができます。
『超上流』の体制(人)と進め方(戦術)を決めたら、それをより効果的に、より効率的に遂行するための「道具」を揃えます。その「道具」に相当するものが、各局面で役に立つノウハウを集めたナレッジベースやワークシートとそのサンプルです。上述のHyThologyのプロセスに合わせてノウハウやワークシートを定義してありますので、超上流のエキスパートは進め方に適した「道具」を選択し、より効率的に超上流工程を進めることができます。
スポーツでは、「チーム一丸となっての勝利」という表現がよく使われます。『超上流』でも、情報システムに関わるステークホルダが近視眼的な利害にとらわれず、目的を共有して課題の解決に向かう姿勢が必要となります。日立ソリューションズの『超上流』における「人」「戦術」「道具」への取り組みは、お客様と一丸となり真に価値のある情報システムを実現するための施策として推進しています。
株式会社日立ソリューションズ
技術統括本部 技術開発本部 超上流プロセスエンジニアリングセンタ
大下 義勝
2000年入社後、ITマネジメント/ITガバナンスのコンサルティングサービスの開発・提供に携わる。
現在は、技術開発部門にて超上流工程のプロセス・技法の体系化、顧客のシステム企画・要件定義支援に従事している。
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