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3ページ目|第3回 非金銭的報酬≒トータルリワードを活用し、組織を活性化させる|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

3ページ目|第3回 非金銭的報酬≒トータルリワードを活用し、組織を活性化させる
第3回 非金銭的報酬≒トータルリワードを活用し、組織を活性化させる

石田淳がその質問にお答えします!

今回から、読者の皆様からのご質問に、石田淳先生がお答えします。今回いただいたご質問のテーマは、「最近の部下たちの動向」についてです。

質問テーマ:最近の部下たちの動向


最近の部下たちの動向を見ていると、社員間のつながりよりも個人や家族を重視してきているように思います。若い部下たちに対して、社内の人間関係を強めようとすることで逆に会社から離れていくことはないでしょうか?
結論から言えば、バランスが重要ですね。よく考えてみてください。そもそも人が組織を作って仕事をしているのは、仲良しクラブ(チーム)を作るためではなく、成果を出して稼ぐために集まっているのです。 会社組織で成果を出すためには、チームワークが必要です。社員間で集まるにしても、何をするにしても、まずはそもそもの「目的が何か」を明確にすべきでしょう。反対に、もし「社員間のつながりが強くなる=プライベートでの人とのつながりが弱まる」ということになるのであれば、集まり方や部署・チームなどの数を見直さなければいけないのかもしれません。例えば、勤務後の飲み会や食事会にしても、上司(リーダー)と部下が互いを理解し、仕事を行いやすくすることが目的であるならば、頻繁に夜の時間を使うことの是非が問題ではないのです。

 そこで、社内のチームワークを作る上でのポイントが2つあります。

1.上司から「自分がどんな人間であるか」を開示すること。
2.コミュニケーションの量を増やすこと。質ではなく、量。

1つ目に関して、私が米国で行動科学マネジメントを学んでいた時の話をしましょう。教えを請うことになったコンサルタントは、コンサルタントとして長年の実績がある憧れの人でした。はじめて挨拶をする日の朝、私は緊張して彼の部屋を訪ねたのです。すると、仕事の手を止めて立ち上がった彼は、私と握手するやいなや、自分のことを語り始めたのです。奥さんと知り合ったきっかけ、子どもたちの名前、住んでいる場所、どんなペットを飼い、週末はどんな趣味を楽しんでいるのかなどなど、およそ聞かせてもらえるとは思わなかったプライベートについて、たくさん話してくれました。

そこで、私はすっかりリラックスして、彼と同じように家族構成や趣味など、自分がどういう人間なのかを伝えることができました。こうして一通りお互いのプライベートについて語り合ってから、ようやくこれから学ぶカリキュラムの話に移ったのですが、その時はすでに、温かいコミュニケーションが成立しているため、肝心の打ち合わせも非常にスムーズにいったのです。そして、私の彼に対する信頼感は確固たるものになりました。

社員間と家族間のつながりのバランスが重要
社員間と家族間のつながりのバランスが重要

ここで伝えたいのは、このような教える人学ぶ人の関係と同じく、社内では上下関係があっても部下は上司の奴隷ではない、ということです。大事な仕事の仲間なのですから。部下の方から積極的に接するのはハードルが高いため、上司から率先して心を開きましょう。とはいえ、プライベートについて話す例を出しましたが、話したくないことまで無理に話す必要はありません。あくまで相手を受け入れている、という気持ちが伝わればいいのです。 2つ目に関して言えば、共通のテーマを持って何かに取り組んだり、同じ時間を共有したりすることは人間関係を作るうえで重要です。交流できるようなイベントを設けるもよし、さまざまな社内クラブやサークルを立ち上げるもよし、社内SNSなどで交流するもよし、コミュニケーション量と人間開示のできるものがあれば、つながりの素地はできるはずですよ。また、その量を確保するために、就業時間外の時間を使うことが必要なのかそうでないのか、を判断してもいいでしょう。 何かしらのイベントをすることが必要であるならば、まず行動するべきです。大きなイベントであれば、半期に1回、1年に1回でもいいでしょう。その中には、いかにコミュニケーションをさせるか、情報開示をさせるか、の要素は入れるべきですね。他にも、目的を明確にした社員合宿を実施するのも理念や思いが伝わりやすく、有効的です。アプローチの方法を工夫し、実践してみてください。

※このQ&Aコーナーでは、 プレミアムサービス会員の方からお寄せいただいたご質問に、石田先生がお答えしています。

次回

第4回   セルフマネジメントへの応用 ― 意志・やる気に頼らない「続けさせる技術」

自分が自分自身をマネジメントして、目標達成に導く…それがセルフマネジメントです。例えば代表的なもので言えば、ダイエットや各種試験勉強でしょう。もちろんビジネスシーンでも実践可能です。行動科学マネジメントの手法を使えば、物事がとてもスムーズに継続できます。その効果や方法をお伝えします。
[2012年3月上旬公開予定]

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