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第4回 セルフマネジメントへの応用 ― 意志・やる気に頼らない「続けさせる技術」|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

第4回 セルフマネジメントへの応用 ― 意志・やる気に頼らない「続けさせる技術」
第4回 セルフマネジメントへの応用 ― 意志・やる気に頼らない「続けさせる技術」

第4回目のテーマは、「行動科学マネジメント」の内容をセルフマネジメントへ応用する方法についてです。何をやってもなかなか続かない人には必見の今回のテーマ。着目すべきポイントは自身の「行動」。物事を簡単に継続する方法をご紹介します。また、講座の最後では、読者の方から寄せられた「前例踏襲の打破」についてのご質問に石田先生がお答えします。

何をやっても「続かない理由」はここにある

社員のやる気を引き出し、会社全体のパフォーマンスを向上させる手法「行動科学マネジメント」の内容はセルフマネジメントにおいても絶大な力を発揮し、ビジネス時において、また私生活にも同様の効果が得られます。例えば、ダイエットや禁煙、英語の学習などが続かない時、人はよく「意志が弱い」の一言で片付けようとしますが、行動科学の分野では別の見方をします。ずばり物事の続かない理由は、たった2つです。

行動科学の見方では、物事の続かない理由は2つある。
「行動科学の見方では、物事の続かない理由は2つある。

1つ目は「やり方がわからない」、2つ目は「やり方はわかっているが、継続の仕方がわからない」からです。1番目の「やり方」については、ある程度解明されています。例えば「ダイエットのやり方」「英会話の上達のコツ」など、ハウツーを紹介した書籍は数多く書店で見られますよね。やり方がわからない、という問題を解決するには「どんな行動を取ればいいのか」を知ればいい、ということです。つまりセルフマネジメントを実践するための「やり方」はよくわかっているはずです。

それなのに「続かない」のは、なぜでしょうか。問題は、2番目の理由「やり方はわかっているが、継続の仕方がわからない」という場合です。多くの方は「継続の仕方」を知りません。でもそれは無理のないことです。学校でも家庭でも、ましてや会社でも、「継続の仕方=続ける技術」を教わることなどなかったのですから。それをこれからご紹介しましょう。

基本はもちろん、自分の「行動」に焦点を当てることです。あなたが継続したいと思っている行動には、2つのパターンがあります。第1に英会話学習やランニングを継続させたい、というような「不足行動を増やす」パターン。第2に禁煙やダイエットで過食を防ぐ、などの「過剰行動を減らす」というパターンです。いかなる行動であろうと、継続するパターンは、このどちらかです。行動科学マネジメントでは、これらの行動を「ターゲット行動」と呼んでいます。あなたがターゲット行動とするのは、足りないから増やしたい「不足行動」か、それとも余計だから減らしたい「過剰行動」でしょうか。まずは課題を明確にし、有効な方法を選ぶこと、それが続けるコツです。

「不足行動」とは、あなたがこれから増やそう、始めようとしてもなかなか増やせないでいる行動のことです。「ダイエットのために行うランニング」「資格試験のために1日に3時間勉強する」など、このような行いには大きなハードルがあります。それは「すぐに成果を確認できない」ということです。長く続けなければ成果が得られないから、続けることができないのです。しかも、もう1つ弊害が出てきます。早朝ランニングの際の「朝寝坊」や勉強時の「テレビ」など、「ライバル行動」と呼ばれる誘惑は、決めた行動を邪魔するのです。なぜかといえば、すぐに望む結果を得ることができるから。そもそも不足行動は、習慣化されていないためハードルが高い半面、ライバル行動の誘惑が強い。これが「続かない」ことの大きな理由です。

もう1つのターゲット行動となる「過剰行動」は、ライバル行動と同じような面を持つのでやっかいですね。禁酒や禁煙、ダイエットにおける過食、ギャンブルなど、将来的にデメリットをもたらすことがわかっていながらも、なかなかやめられない行動です。その理由は「快感やメリットがすぐ、確実に表れる」から。

ではここで、続けるためのポイントを押さえましょう。何かを続けたい人は、まず自分の「具体的な行動」そのものに着目することです。なぜ続かないかを、行動を分析することで明らかにし、続けるための具体的な計画を組み、自分の行動を変えていく。「行動しやすくする」あるいは「行動しづらくする」これが継続の近道です。次からさらに詳しくご説明します。

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