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2ページ目|第3回 勝負に打ち勝つメンタル ~メンタルの持ち方が人生の勝負を分ける~|久瑠あさ美のメンタルトレーニング講座|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

一流が実践!「勝負力」を生むメンタルを身に付ける
第3回 勝負に打ち勝つメンタル ~メンタルの持ち方が人生の勝負を分ける~

勝負のメンタルは変えられる

ここで一つ、私のクライアントの中から、敗者のメンタルから勝者のメンタルへと意識が変わることで、人生を劇的に変えた一人の青年の例を紹介します。

中学受験に失敗した彼は、その挫折感から抜け出せず、中学、高校であまり勉強に励むことなく、無為のままに過ごしていました。ところが、中学受験に成功した友人との偶然の再会がきっかけで、彼のメンタルは一変します。友人の難関私立大学を受験するという言葉に触発されて、とっさに自分もその大学を受験すると宣言してしまったというのです。中学・高校と6年間、あまり勉強をせずに過ごした彼は当然、進学するための偏差値には到達していませんから、無謀な挑戦ともいえるでしょう。

しかし、当時の心境を振り返り、「子供の頃は、自分の方が成績は良かったんだから、自分も行けないはずがない」と、根拠のない自信が湧いてきたのだと話してくれました。猛勉強の末に、彼は家族や学校、塾の先生などの「無理」という予想を見事に裏切って、合格を果たします。

合格するためには、とにかくやるしかないという思い。この強い意思決定が自分の内側から生まれる原動力となって、メンタルイメージを敗者から勝者へと自ら塗り替えたのです。その結果、彼は入学試験という決定的な局面で、実力を発揮するベストなパフォーマンスを成し遂げました。彼のように、たとえこれまでの人生がうまくいかなくても、“こうなりたい自分”を強く思い描くことで、敗者から勝者へとメンタルは変えられるのです。

メンタルタイプ別勝負の捉え方とは

ここまで、勝負に打ち勝つためのメンタルとはどのようなものかをお伝えしてきました。とはいえ、メンタルのタイプは人それぞれ。全ての人が、王様タイプのように勝利によって多くの人から注目されることを望んだり、ストイックタイプのように勝負に勝つために研鑽を重ねたいというわけではありません。コツコツと努力を積み重ねたい受け身タイプの人や、調和を大切にし、人と競い合うことを好まないストレスフリータイプの人もいます。

私自身、クライアントの方へのメンタルトレーニングを通じて、常に勝負の世界に生きるアスリートの中にもさまざまなタイプがあることに改めて気づかされることがあります。

ここでも一つ、競走馬の騎手を例にお話しましょう。皆さんは、騎手と聞いた時にどんなイメージを思い浮かべますか? 常にG1レースで華々しく優勝し、賞金獲得を目指す典型的な王様タイプが多いと思われた方は多いのではないでしょうか。もちろん、そうした王様タイプの人が多いのも事実です。ただ、騎手の方の中にも、メインレースの後、多くの観客が帰った後にひっそりと行われるレースをあえて選ぶ人もいます。というのも、注目を浴びることがないレースには、強い選手が出場しないため、確実に勝つチャンスが広がるからです。

競馬では、金額の差こそありますが、1着だけでなく、2着以降の人にも賞金が贈られます。そのため、10回分の賞金を手にすることができるG1レースで1等を勝ち取りたいという騎手だけでなく、着実に3着、4着が取れるレースに10回出場し、安定した収入を得ようと考える騎手がいても、決して不思議ではありません。

どのタイプでも、自分の個性や価値を生かして人生の成功を手に入れることは可能です。ですから勝負を好まない人が、無理に勝者のメンタルを保とうとする必要はありません。それよりも、人生のここぞという時に、自分にできないはずがない、負けるはずがないと信じる力が大切なのです。

今回は、勝者のメンタルについて解説しました。次回の第4回目では、組織の中で真のリーダーシップを発揮するために必要な「相手とビジョンを共有すること」をテーマにお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

あなたのタイプは!? 久瑠あさ美監修「生き様診断テスト」

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