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第5回 社外編 豊かな人脈を築く力|齋藤孝の人間関係力養成講座|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

齋藤孝の人間関係力養成講座
第5回 社外編  -豊かな人脈を築く力-

第5回のテーマは「社外の人脈」について。
出会いのきっかけが少ない、一度きりの名刺交換で終わってしまい思うように関係が深まらない…。
社会人になると、新しい関係はなかなか育ちにくいものです。
自分を成長させ、ビジネスにも繋がる豊かな人脈を築くためには、どのようなコミュニケーションが有効なのでしょうか。
今回は、初対面でのアプローチやネットワークの広げ方を齋藤先生にアドバイスしていただきます。

「人脈」は重要な能力の一つ

 あらゆるビジネスパーソンにとって、人脈を築くことは重要な能力の一つです。それは単に、「この件は○○に聞けばわかる」「あの仕事は△△に頼めばうまく行く」などとビジネスを効率的に進めるためだけではありません。人とのつながり・ネットワークをいかに築くかによって、自分自身の思考や発想、意欲にも影響を及ぼすからです。

 もちろん、昔からの友人や会社の同僚・上司、取引先との関係も重要でしょう。しかし、それだけでは凝り固まってしまう。他社、異業種、異文化の者どうしが出会うことで、刺激を受けたり、斬新なアイデアが浮かんだり、具体的なコラボ戦略が生まれることは少なくありません。

 とはいうものの、社会人になると意外と出会いの機会は少ないし、関係の継続も簡単ではありません。ではどうすれば豊かな人脈を築けるのか、いくつかの段階に分けて考えてみたいと思います。

「知遇を得る」のが最良の道

 私はしばしば、多くの経営者が出席する会合に招かれることがあります。経営者どうしはすでに親しい間柄で、会えばお互いに話が尽きません。こういう会合以外でも、お互いに時間の都合をつけてはゴルフに行ったり、酒席を開いたりしているようです。

 では、この方々は単に親交を温めているだけかといえば、そうではありません。会話の中身を聞いてみると、テーマはいつもほとんど同じ、「人物」についてです。「○○さんを知っているか」「△△さんはおもしろい人だよ」「じゃあ今度紹介しようか」「一緒にゴルフで回ろうか」といった具合。つまり気心の知れた者どうし、さらに人脈を拡大するため、お互いに「これは」と思う人を紹介し合っているわけです。だいたいこういう会合自体、自由に参加できるものではなく、複数のメンバーによる推薦などが条件となっているものです。

 もちろん、お互いに経営者ですから、遊び仲間を増やすことが目的ではないでしょう。それぞれの会社や仕事に役立つ人を求めているはずです。 紹介者を通してフレンドリーな関係からスタートすれば、難しいビジネスの話もざっくばらんな形でしやすいのではないでしょうか。

 こういう現場を何度も目の当たりにすると、「会社も社会も結局は人のネットワークで動いているんだな」ということがよくわかります。いわゆる 「知遇を得る」ことが大きな武器になるわけです。

 一般のビジネスパーソンにとっても、この原理は通用するはず。一人で闇雲に人脈をつくろうとするより、知り合いどうしで紹介したりされたりを繰り返したほうが、ずっとハードルは低いし、より広がりを期待できるでしょう。

「知遇を得る」のが最良の道
まわりに認められるような能力や明確なビジョンを持っていれば、人脈は自然と広がっていく。

 ただし、これには大きな前提があります。当たり前の話ですが、まず自分が人に紹介されるような人物になるということです。少なくとも、自分だけいい思いをしようという発想では相手にされません。大切なのは、 自分が人に対して何をしてあげられるのか。仕事にかぎらず、何らかの経験なり実績なり、あるいは何かのビジョンなりプランなり熱意なり、 人に語れるものが必要でしょう。

 いささか理想論かもしれませんが、こういうものをしっかり持っている人は、周囲の誰かが目を留めて、他の誰かに紹介してくれるのではないでしょうか。輝いている人には、それだけで周囲に人が集まってくるものです。

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