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CHAPTER 5 効果的なプレゼン資料を作る ~テキスト編|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

心を動かすプレゼンテーション術 ~資料作成編~ 説得力のあるプレゼンテーションスキルを身につける 心を動かすプレゼンテーション術 ~資料作成編~ 説得力のあるプレゼンテーションスキルを身につける

Chapter05 効果的なプレゼン資料を作る ~テキスト編

今回は、相手にインパクトを与える「テキスト」について、文字の大きさや量、フォント、長さなどについて学んでいきます。

「見えないプレゼンテーション」は絶対にやってはいけない
「見えないプレゼンテーション」は絶対にやってはいけない

テキストについてですが、スライドプレゼンテーションの場合、大前提になるのは「相手にスライドの内容が見えること」。実際多くの人が、内容を詰め込みすぎて文字が小さくなり読めない(見えない)プレゼンをしています。
見えないというのは、「伝わる力がゼロ」なのです。来ている人も、話している人も、そこにいる意味がなくなってしまいます。

スライドに文字を入れる場合は、相手が読める文字の大きさを意識しましょう。文字の大きさについては、プレゼンテーションをする会場の大きさに合わせて考えていくと良いでしょう。もちろん、スライドの目的は「読ませること」ではありませんから、可能ならば文字を図式や写真に変換して"ビジュアル化"することが望まれます。「見てわかるスライド」を目指しましょう。考え方としては、文章を書くというよりは、テキストを"ビジュアル"として考えていきます。文字を見た瞬間に、絵として見るのと同じように相手に意味を伝える感じです。そう考えると、テキストは短く端的な文が求められてきます。

テーマフォントを決める

スライドに使用するフォントについては、大きく分けてゴシック体と明朝体がありますが、全体のトーン&マナーにあった字体を選びます。

▼フォントが与える印象
迫力・インパクト重視:ゴシックモード
柔らかい・知的な印象:明朝モード

パソコンには、このほかにもたくさんのフォントが入っていますが、フォントのイメージは、スライド全体のトーン&マナーを決定づける大きな要素となります。特徴のあるフォントは、アクセントとして使用するにとどめ、基本的には出過ぎないシンプルなフォントを使いましょう。また、自分のパソコンにしか入っていないフォント使用すると、ほかのパソコンを利用した場合、フォントが置き換わってスライドのレイアウトが大きくずれてしまうことがあります。

文字の使い方

文字は、スライドの作成において最も使用頻度が高い要素です。PowerPointにおける文字の使い方は以下の三つに分かれます。それぞれに意識をしながら作るだけで作業効率が大きく変わってきます。

▼文字の大きさの種類
フレーズとしての文字(見出し系):大きく読みやすくする
説明文としての文字(本文系):行間に配慮しながら全体が読めるように
図形内の文字:「図形の書式設定」ダイヤログを使用し、図形内で大きさを調整する
重要な部分の強調について

「重要な部分」というのは、一番相手に伝えたい部分になるはずですから、まずは相手にインパクトを与えて、とにかく記憶に残すことが大切です。手法としては、以下のものがおすすめですが、目的が達成できればどんな手法でも構いません。

▼インパクトを与えるテクニック
色を変える
四角で囲む
飛び出すアニメーション
素早く点滅
訴求力の高いスライドの作り方

Challenge! 訴求力の高いスライドの作り方

文字をビジュアルとして認識し、スライドに反映させることを理解しながら、実際にスライドを作成してみました。

河合

まず、デザインの基本原則については、整列と近接とコントラスト、この三つを覚えるときれいなデザインができます。ここに文字を並べたスライドがありますので、この三原則を利用しながら整えていってみましょう。

河合

まず第1段階として、すべてをキレイに整列します。ここでは効率的な方法としては、Ctrl+Aもしくは、マウスで全部囲う方法で、文字を全部選択してください。書式のリボンを押してもらったら、「配置の左ぞろえ」をまず行います。なおかつ配置のところの「上下に整列」選ぶと、すべての文字が等間隔でそろうことになります。

タカハシ

はい、できました。

※画像クリックで拡大します
整列

河合

次は「近接」をしていきましょう。近接とは、関連のあるオブジェクトを「近づけて配置」すること。仲間ごとにグループ化するわけです。やり方としては、本文をシフトを押しながら三つクリックしてすべて選択。それを矢印キーで上にあげて、見出しに近づけていきます。自分の感覚で気持ちのいいところぐらいまでで構いません。

河合

これで近接という状態になりました。最初の段階で等間隔にしているから、グループごとも等間隔にはなっているはずなので、これはこれでオーケーです。

タカハシ

いつもより早くきれいにできました。

近接

近接

河合

次の作業は、コントラストです。コントラストは、違いをはっきりさせて「めりはりをつける」ことです。ここでは、見出しと本文のコントラストをつけてみます。

コントラストつけるために、見出しをまた三つとも選んでもらって

コントラスト
河合

リボンの「書式」を選択すると、ワードアートが選べるようになります。この中から好きなもので構いませんので、選択してください。さらにめりはりをつけるのに、少しフォントサイズを上げましょう。

河合

それによってここの間が狭まってしまったので、またこの三つを選んで同じように下に下げてちょっと空きを作る。これで一応メリハリもついたという形になりますよね。

タカハシ

はい。

河合

でもその場所にあるとデザイン的に合わないので、画面の中央に置きたいですよね。その場合は全部選択していったんグループ化します。グループ化はCtrl+Gです。

タカハシ

ショートカットキーは覚えておいた方が便利ですね。

河合

そうですね、作業が効率化されると思います。
では、次にグループ化した状態で、3つのグループを整列ツールで「左揃え」「上下に整列」を行います。

河合

これで一応きれいに整列できたということになります。さらに手を加えるとすれば、もう少しボディーコピーを小さくするとか、位置を調整することが必要です。スライドプレゼンテーションだったら、あまり小さくすると見えなくなるので、文字の大きさやフォントも意識しましょう。基本はそんな感じです。それでオーケーです。

タカハシ

確かに最初のスライドと全然違いますね。驚きました。質問なのですが、いつもアニメーションの設定に時間がかかってしまうのですが。

河合

しっかりとしたトークのシナリオをつくってからスライドをつくると、アニメーション設定を含むスライド制作作業が素早く行えますよ。なぜなら、トークの流れでアニメーションの表現イメージが決まってくるから。適切なアニメーション効果を迷わずに選択できるようになります。

また、「画面切り替え効果」だけでも、ストーリーにめりはりをつけることができます。アニメーション効果だけにとらわれず、画面切り替え効果も工夫してみてください。

teacher
河合 浩之先生
河合 浩之先生
Hiroyuki Kawai
プロフィール
プランナー、PowerPointクリエイター。立命館大学経済学部卒業。株式会社シー・レップにて2008年より、プレゼンテーションスライド制作サービス『プレゼンテイメント(R)』の事業プロデュースを手掛ける。2011~2012 Microsoft® MVP アワード PowerPoint部門連続受賞。また、Microsoft Office PowerPoint® 2007試験に1,000点満点で合格。現在、ブログ『パワポ部』にて、プレゼンテーションやPowerPoint、さまざまな表現に関する情報を鋭意発信中。
プレゼンテイメント®
ブログ『パワポ部』
タカハシ写真

生徒のタカハシです。PowerPointは仕事でよく使用しますが、まだまだその機能を使いこなしていない気がしています。もっと効果的にプレゼンテーションができる資料を作成できるようポイントを学びたいです。

本記事の内容は公開当時のものです。本コラムに関するご意見等ございましたら、日立ソリューションズまでお問い合わせください。

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