ページの本文へ

Chapter2 AIが変える日常生活|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

ビジネスマンなら知っておきたい 「AIがもたらす未来」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 前編
  • 中編
  • 後編

Chapter2AIが変える日常生活

Chapter 1のアンケートでは、AIに期待する点として、日常生活を便利にしてくれるという意見も多く挙げられました。では具体的に、私たちの日常生活をAIがどのように変えるのかを見ていきましょう。

インテリジェントホームと共働き家庭

2020年には、AIによって私たちの住宅での生活がより快適になっていると考えられます。それを実現するのがAIを搭載した「インテリジェントホーム」、そのインテリジェントホームと連動する「パーソナルロボット」です。

インテリジェントホームでは、家中に設置されたセンサーから居住者の生活リズムや行動パターンを取得、学習し、家電などを自動的に操作してくれます。たとえば、自家用車が自宅から出ると洗濯機が作動し、帰宅時には乾燥まで完了していたり、車が自宅に近づくと家のエアコンが作動し、家に入ったときに寒い(暑い)思いをしなくても済むといったことが実現されます。

インテリジェントホームと共働き家庭

また、パーソナルロボットはインテリジェントホームの家電や住宅設備などから情報を受け取り、子どもの面倒を見たり、買い物や料理の献立の提案をしたりと、さまざまな気が利いた生活のサポートをしてくれます。

それでは、インテリジェントホームに移り住んだ麻祐子さんの物語を見てみましょう。

29歳の麻祐子さんは、東京のとあるコンサルティング会社で働くワーキングマザー。家事と子育て、仕事の両立に悩んでいたとき、同僚からすすめられたことをきっかけに、夫の一郎さん、3歳の娘・洋子ちゃんとともにインテリジェントホームに引っ越した。

ある冬の日、忙しい仕事を終え、買い物も済ませて帰宅すると、ちょうど、保育園帰りの娘と迎えに行った夫が自動運転車で戻ってきたところ。一家が家に入ると、まるで住人の帰りを出迎えるかのようにリビングのライトが自動的に明るくなっている。

さらに朝、洗濯機に放り込んだ洗濯物はすでに乾燥まで完了しており、部屋の掃除も終わっている。インテリジェントホームでは、家族の位置情報と普段の行動パターンから判断し、家にいない間に勝手に洗濯機やロボット掃除機を動かし、帰宅する頃には家事を済ませてくれるのだ。従来は平日に洗濯や掃除まで手が回らなかったが、そんな悩みを抱えることなく、快適に過ごせるようになった。

麻祐子さんはキッチンに立ち、インテリジェントホームに付属するパーソナルロボットにおすすめの献立を聞く。 すると、ロボットは「今日は寒いし、一郎さんが風邪気味のようなので、ネギと生姜のスープ、温野菜サラダ、メインディッシュは白身魚のソテーはいかがですか?」と3点の献立を提案してきた。

冷蔵庫にある残り物の材料と、今日買ってきた食材を踏まえ、さらに家族の健康状態までを把握して、献立をおすすめしてくれる。おかげで、日々頭を悩ませせていた献立作りの手間も省けた。 「いいわ」と麻祐子さんが言うと、調理台のディスプレイにはレシピが自動的に表示された……。

パーソナルロボットは、献立を提案するだけでなく、買い物時には足りない食材の情報をメールで知らせたり、とくにこだわりのない食材については自動でネットスーパーでの注文も行ってくれます。さらに、子どもの面倒を見るときには、カメラで子どもの表情を捉え、感情の起伏を把握しながら適切なケアを行ってくれるのです。

現在、すでに販売されているパーソナルロボットとしては、ソフトバンクの「Pepper」などがあります。Pepperの最大の特徴は、AIをクラウド上に置いているという点です。 通常のAIでも、ロボットは自ら学び賢くなることができますが、あくまでの自身の経験の範囲内での学びに限られてしまいます。

一方、AIをクラウド上に置くと、すべてのロボットの学びや気づきを集積し、それらをすべてのロボットにフィードバックすることで、単体として学ぶよりも、素早く賢く進化することが可能です。

また、Pepperは感情認識機能を備えることで、利便性の追及だけでなく、人間と良好な関係性を築くことも重視されています。これらの特徴からも、2020年のパーソナルロボットがより賢くなり、なおかつ家族同様の存在になっていることが予想されます。

インテリジェントホームと一人暮らしの高齢者

インテリジェントホームとパーソナルロボットは、このような共働き家庭だけでなく、一人暮らしの高齢者の生活も快適なものにするでしょう。居住者の生活リズムや行動パターンの把握により、さまざまな生活支援サービスとの連携が可能になります。

たとえば、外出喚起サービスでは、高齢者の趣味や買い物の履歴などから人工知能が嗜好を把握し、おすすめのレジャー情報やセール情報、クーポンを探索して提供。高齢者の積極的な外出を促してくれます。

また、現在では介護スタッフなどが担うことが多い高齢者の生活の見守りについては、居住空間全体で見守りサービスを提供します。家中に設置されたセンサーや、高齢者が身に着けたウェアラブル端末から行動を認識し、異常を検出したときには、すぐに外部にいる家族や医療機関へ通知することが可能。高齢者本人もその家族も安心感を持つことができます。

さらに、家中に設置されたセンサーが在宅状況を把握することで、不在時の荷物の配送を防ぎ、宅配サービスもズムーズに利用できます。また、パーソナルロボットは、荷物の受け取りの補助や、薬の飲み忘れの注意、話相手になることでの精神面のケアなど、あらゆるシーンで高齢者の生活を補助してくれることでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
公開日:2017年1月30日

おすすめ

ページの先頭へ