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G空間社会はなにを変えるのか・Chapter8:G空間社会で安心な生活を|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

ロボットと人の未来、正しい知識で「RPA」を使いこなし「働き方改革」を加速する

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Chapter8どう「運用」するかでRPAの価値は変わる

RPAツールは「導入」してしまえばそれで終わりという性質のものではありません。市場環境や事業戦略は常に変化します。それに合わせて、ロボットが行う業務も変化、洗練させていく必要があります。また、前編でご説明したように、AIやIoTといったテクノロジーは現在急速に進化を続けており、それに伴ってRPAツールやロボットにできることも、今後拡大していきます。

RPAを活用する企業では、日々の運用の中でロボットを洗練させたり、適用範囲を拡大したりしながら生産性を高めていくのと同時に、RPAツール自体の進化にも目を配り、タイミング良く取り入れていくことが理想です。とはいえ、ユーザー企業だけで、そのすべてをやるのは負荷が高いのも現実でしょう。自社の業務とテクノロジーの両方に通じた立場でサポートや提案を行ってくれる「パートナー」の存在意義はそこにあります。

また、RPAで生産性を継続的に高めていくには、推進のための組織作りも重要です。業務について深く理解している「現場」、RPAの活用を前提にシステムを扱える「IT部門」、全社的な視点で効果測定や活用範囲の拡大を行う「経営企画部門」の担当者が、それぞれに連携しながら運用を行える体制を作っていくことが望ましいと考えられます。

ロボットに作業のやり方を教え、実際に一緒に仕事をするのは「現場」の担当者です。導入と運用の両フェーズにおいて、現場の担当者が果たす役割は最も大きいと言えるでしょう。

どう「運用」するかでRPAの価値は変わる

また、IT部門の担当者は、既存の業務システムとRPAツールとの連携について提案や実現ができる立場であると同時に、「ロボットの管理」という新たな役割を担う可能性があります。導入効果を高めるにあたって、ロボットを適切に「管理」していくことは極めて重要だからです。

前編で「Excelのマクロ」も「RPA的なもの」であると説明しましたが、同時にその多くは管理が不十分なために、必要なメンテナンスができず使えなくなってしまったり、活用がひとつの部署で閉じてしまったりといった弊害があることにも触れました。

RPAのロボットは、作業の進め方を教えてやれば簡単に作成することができますが、だからといって制限なく作成や変更を許可してしまうと「使われないロボットの乱造」や「どんなロボットがどこで使われているのかが把握できない」といった、Excelマクロと同様の問題が起こる可能性があり、効果を高めるための横展開も難しくなります。そうした状況を避けるためにも、ロボットを管理する役割が必要になるのです。

図:RPAの運用ではロボットの「管理」が重要に

ロボットが適切に管理されていれば、同じような業務を行っている他部門や関連企業への横展開を提案することも可能です。また、これまで自動化が行われていなかった業務へのロボットの適用や、ロボットの導入を前提とした新たな事業企画なども検討できるようになるでしょう。そうした領域では、事業企画部門の担当者が積極的に関与することが求められます。

RPAは、導入しやすさが大きな魅力ではあるものの、その効果を最大化していくためのカギは「運用」にあります。「まず試してみる」ことで、有用性が確認できたら、ぜひその後の展開を視野に入れつつ「運用」の体制をどう作っていくかについても検討を進めましょう。

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公開日:2018年4月20日

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