機能安全規格(ISO26262)適合支援サービス とは

お客さまの開発現場に合わせて機能安全規格(ISO26262)の適合を支援します。
規格の適合により製品の「安全性の確保」「生産性の向上」「品質の向上」を図ります。

このようなお悩みはありませんか?

  • 課題
  • 解決
  • 課題

    • 規格対応プロセスが重過ぎる、開発現場の実状に即していない。
  • 解決

    現状のプロセスから改善点を洗い出し、開発現場に合わせたプロセス改善を支援します。

  • 課題

    • 規格対応エビデンスを残すことが目的となっている。
  • 解決

    規格に即した適切なエビデンス作成を支援します。

  • 課題

    • プロセスに則っていることの確認方法が誤っている。
  • 解決

    客観的にプロセスの実施状況を評価するための仕組み作りを支援します。

機能安全規格(ISO26262)適合支援サービス 概要

自動車関連企業様への機能安全規格(ISO26262)適合のためのプロセス構築および定着を支援します。
(1)現状のプロセスを分析し、(2)機能安全規格(ISO26262)に適合するためプロセスの構築を行い、(3)プロセスの定着および(4)規格適合状況の第三者評価の仕組み作りを支援します。
((3)プロセスの定着化を図る場合に技術教育やツール導入支援を行うことも可能です。)

機能安全規格(ISO26262)適合支援サービス 特長

1.開発現場に合わせた適切なプロセス構築

2.サービスの流れ

Step 1 : ギャップ分析
まずは課題の整理から

現行のプロセス定義書および実施状況・成果物(設計ドキュメント・管理資料)を確認して、改善点を洗い出し、改善計画を提案いたします。

Step 2 : プロセスの構築
整理した課題を潰していく

ギャップ分析の結果に基づき、優先順位を付け、プロセスや成果物の構築・改善支援をいたします。
日立ソリューションズでは、安全分析、安全設計、設計改善を含めて支援を実施し、組織としてのプロセス、成果物の定義を支援いたします。

Step 3 : プロセスの定着化
開発を止めずにプロセスを定着

現場の負担を軽減したプロセスの定着化を支援いたします。
日立ソリューションズでは、過去の実績から現場が実施可能なプロジェクト管理手法を用い支援いたします。

Step 4 : 規格適合状況の第三者評価
プロセス遵守の有無をチェック

客観的にプロセスの実施状況を評価するための仕組み作りを支援いたします。
日立ソリューションズでは、プロセスの第三者評価を2000年より社内にて数千のプロジェクトを対象に実施しており、社外向けにもプロセス評価体制構築支援・プロセス評価作業支援・プロセス評価スキル教育において多数の実績があります。

Step 3を実施するにあたって、以下を支援します。

  • 技法教育:

    現場のスキルアップを目指す

  • ツール導入:

    プロセス実施負担を軽減

機能安全で推奨されている技法を実装するための教育やツール導入を支援いたします。

3.標準プロセス定義/プロセス実施支援サービス

プロセスの構築から現場への定着を支援いたします。

ソフトウェア開発
プロセス現状診断
プロセス診断経験豊富なスタッフによる確かな現状分析
  • 日立ソリューションズは、CMMI による公式なプロセス診断の経験が豊富です。
  • ポイントを踏まえた診断により、現状のソフトウェア開発プロセスの問題点を的確に把握できます。
標準プロセス構築支援 現場主義のプロセス構築
  • 実開発経験の豊富なコンサルタントが、現状の開発スタイルを活かした機能安全対応プロセスの構築を支援します。
第三者プロセス評価 導入支援
(教育、コンサルティング、現場支援)
第三者評価によるプロセスの浸透支援
  • プロセスを現場に浸透させるために、第三者によるプロセス評価(プロセスQA)が効果的です。またプロセスQAは機能安全の認証のためのエビデンス収集にも役立ちます。
認証受査支援 認証受査中の後方支援
  • 機能安全規格の認証機関との連絡/調整や、受査中のエビデンス収集の支援をいたします。
オフショア開発ソリューション メーカー、サプライヤ、協力会社/オフショア先の連携強化支援
  • 調達元/先の連携強化のためのコンサルティングや、遠隔サイトとの共通開発基盤の構築サービスをご用意しております。

上記以外にも、ご要望に応じたサービスを提供いたします。お気軽にお問い合わせください。

4.技法教育/ツール導入支援サービス

機能安全で「強く推奨」又は「推奨」されている技法を実装するための教育やツール導入を支援いたします。

各種教育 状態遷移設計技法 状態の考慮モレ/抜けを防ぐ設計技法
  • 状態遷移表による設計技法のトレーニングを実施いたします。機能安全では設計に関して、多くの推奨技法を定めており、状態遷移設計はその推奨技法の一つです。
  • お客さまの開発内容に合わせてテキストを作成し、即現場で使える知識の修得を図ります。
ピアレビュー入門 高度なレビュー技法を体験的に修得
  • 高い安全水準が求められる製品の開発で強く推奨されている技法であるフェイガン・インスペクションを基本とした、各種のレビュー技法のトレーニングを実施します。
  • お客さまが開発現場で作成された成果物を演習で用いることにより効果的なレビュー技法の習得が可能です。
単体テスト技法 各種のテスト技法を実践により修得
  • C0/C1/MCDC網羅や、エラー推定、境界値解析など、機能安全規格で推奨されるテスト技法を、テストケース作成の演習により実践的に修得いただけます。
各種ツール
導入支援
ZIPC
(キャッツ社)
状態遷移設計・実装・検証ツール
  • 状態遷移による設計、プロトタイピング、プロセスシミュレーションによる妥当性検証が機能安全規格では推奨されています。
  • 本ツールは、状態遷移設計、モデルベースでの動的検証を支援します。
Rational Rhapsody
(日本IBM社)
モデル駆動型開発支援
  • 機能安全規格では、コンピュータ支援による仕様書作成ツールの使用を推奨しています。本ツールは、C、C++、Ada、および Java 向けのモデル駆動型開発(MDD)を支援します。組込みまたはリアルタイムシステムの設計支援、コード自動生成、ターゲット環境含む各種テストの実行までを支援します。
Rational Doors, Synergy, Change
(日本IBM社)
要件管理、変更管理、構成管理支援(トレーサビリティ向上支援)
  • バグ修正の際に影響範囲を見極め、必要な場合は上流に遡ってライフサイクルをやり直すことを、機能安全規格では要求されます。このため要件管理/変更管理/構成管理の管理品質の向上や負荷低減の取組みが必要となりますが、本ツールはこれらの管理を強力に支援します。
anyWarp Code Director for C/C++
(日立ソリューションズ)
グループウェア型 静的コーディングチェッカー
  • 機能安全規格ではコーディング規約なしにC言語のフルセットを使用することを非推奨としています。本ツールはグループウェア型の静的コーディングチェッカーです。MISRA-Cや IPA/SECの「コーディング作法ガイド」に対応し、チームのコーディング規約遵守状況の可視化を支援します。

上記以外にも、ご要望に応じたサービスを提供いたします。お気軽にお問い合わせください。

価格

個別見積にて承ります。

最終更新日:2016年7月15日

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