HOPSS3/AS
日立統合運用管理システム

HOPSS3/AS とは
ジョブスケジュールの管理から帳票管理まで、より進化した総合運用管理システムです。
HOPSS3/AS 概要
HOPSS3/ASは、これまで構築してきた多くの運用管理システムの技術を集約して開発したシステムで、システム構築中に寄せられた顧客ニーズやOSの機能拡張などに対応できる総合的な運用管理をめざして開発しています。HOPSS3/ASを導入することにより、コンピュータ運営部門の諸作業がさらにコンピュータ・システム化され、生産性と信頼性の向上を実現します。
HOPSS3/AS 機能
HOPSS3/ASは、「ジョブ管理」「媒体管理」「帳票管理」「電子帳票」の4つのカテゴリーを柱として、統合運用管理を実現します。

ジョブ管理
スケジュール
運用情報(ジョブ情報)を登録することで、自動的にスケジュールを作成することができます。また、スケジュールの変更も簡単です。
1.ジョブ情報定義
さまざまな業務に対応できるよう、多彩な起動条件やスケジュール条件を設定することができます。
起動条件の例
- あるジョブが終了したら起動したい
- 業務の先頭はオペレータの指示により起動させたい
- 夜中の2時になったら起動したい
- コンソールにメッセージが出力されたら起動したい
- サーバーからデータが到着したら起動したい
スケジュール条件の例
- 休日以外は毎日実行したい
- 毎週月曜日に実行したい
- 月曜日が休日の場合は火曜日に振り替えたい
- 月末に実行したい
- 業務ごとに異なる休日を指定したい
- 毎月平日の5日目に実行したい
2.スケジュールの立案/変更
ジョブが大量な場合でも、ジョブ定義情報を基にミスなくスケジュールを作成します。スケジュール作成後でも、結果をTSS画面に出力して確認や変更(スケジュールの追加、削除など)を簡単に行うことができます。

実行制御・監視
スケジュールに沿ったジョブ実行の自動化で、オペレーションの省力化と実行漏れなどの人為的ミスの減少を実現。 システム運用の信頼性を高めます。
ジョブの実行状況(正常終了/異常終了/開始時刻/終了時刻などを)TSS画面に反映し、逐次監視することが できます。また、異常終了したジョブの再実行やジョブの取り消しなど、ジョブ実行の制御も可能です。

媒体管理
業務で使用するデータセットとボリュームを、簡単に管理できるようになります。
1.データセット管理
世代や保存期間によるデータセットの管理などといった媒体の管理を自動化します。
これにより、運用時に発生する人為的ミス(媒体割り当て時の世代違いなど)を防止します。
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世代データセット
定期的に作成されるデータを世代数によって管理します。ジョブには入出力するデータの世代(最新、1世代前など)を指定するだけで、HOPSS3/ASが自動的にデータセットを割り当てますので、煩雑な管理を行う必要がありません。

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保存データセット
データ作成日からの日数によってデータセットを管理します。保存期間を過ぎたデータセットのボリュームは自動的に空きボリュームになりますので、管理台帳が不要になります。

2.ボリューム管理
ボリュームの使用状況や購入日、貸し出し状況を管理できます。ジョブ実行時には、空きボリュームを自動的にデータセットに割り当てることができます。

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作業指示書
スケジュールを基に対象日に使用するボリューム一覧表である作業準備書と、各ジョブで使用するボリューム 一覧表である作業指示書を出力することができます。

作業指示書
帳票管理
業務で出力する帳票のプリント予定作成から、プリント済み帳票の発送までの自動化を支援します。

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配布先別出力
業務ジョブが出力した帳票をページ単位に分割し、配布先ごとに仕分けます。 配布先別出力では、2種類以上の帳票に対して仕分けして配布先ごとにまとめてプリントすることで、仕分け作業を大幅に軽減します。
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帳票の自動プリント
業務ジョブが作成した帳票を、指定したタイミング、指定した条件で自動的にプリントします。
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プリント予実績の管理
帳票のプリント予定やプリント実績から、予実績表を作成できます。 予実績表を基にプリント予定表/プリント済み帳票一覧表などの各種リストが作成できますので、オペレータの準備作業や結果の確認作業の誤りを防止できます。
電子帳票システム
センタプリンタで印刷している帳票を電子化することで、帳票の保存管理と利用効率の向上を実現します。また、EUR(イーユーアール)との連携により、メインフレームの帳票だけでなく、オープン系システムで作成される帳票にも対応します。
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最終更新日:2021年9月8日