モデルベース開発ソリューション
モデルベース開発ソリューション とは
コンサルティングから独自のシミュレーション環境を活用したエンジニアリングまでトータルでモデルベース開発をサポートします。
モデルベース開発の課題を解決します
- 課題
- 解決
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課題
- ツールは豊富だが、そもそも何から手を付ければよいかわからない。
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解決
コンサルティングをとおして課題を明確化。必要なツールを選定し、解決策を提案します。
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課題
- 実機環境やHILS*1でのテストの比重が重く台数が足りないため、生産性があがらない。
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解決
SILS*2のシミュレーション環境を構築することで上流で評価可能。HILSの比重を下げ生産性を向上します。
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課題
- 時系列データは人の目で確認しているため、テスト自動化が限定的で生産性があがらない。
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解決
相関係数により波形の特徴を捉えつつ、許容誤差を使用することで、時系列データも自動判別可能なソフトウェアを提供します。
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課題
- 忙しすぎてレガシーコード開発からモデルベース開発へ品質担保しつつ移行することができない。
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解決
当社の専任担当者が移行作業を担当します。また、当社のシミュレーション環境では段階的にモデルに移行ができ、出力結果の差分レポート機能により等価検証が容易になります。
- *1 HILS:Hardware-in-the-loop Simulationの略で、ECUと機械装置のモデルを結合して動作させ、ECUのハードウェア・ソフトウェアを検証する環境
- *2 SILS:Software-in-the-loop Simulationの略で、言語で記述したソフトウェア(ソースコード)と機械装置のモデルとを結合し、ソフトウェアの設計が正しいか検証する環境
モデルベース開発ソリューションとは
お客さまのモデルベース開発(MBD)での課題をコンサルティングにて明確化し、解決策をご提案、当社独自技術を活用したSILS環境の構築、設計、開発、テストまでワンストップのソリューションをご提供します。
当社が提供するモデルベース開発のポイント
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課題の明確化
最適な解決策の提示まずは課題を明確化し、状況に応じた最適な解決策を提示します。
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開発環境の整備
導入サポート・メンテナンスガイドラインの策定など、最適な開発環境の整備を支援。独自のシミュレーション環境により安価に短期間でソフトウェアテストが実施可能な環境が構築できます。
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開発支援
モデルの提案モデルベースを活用した開発を支援します。また、モデルの性能検証および性能改善したモデルの提案や、お客さまの仕様を理解したエンジニアリングの実施も可能です。
当社が提供するモデルベース開発の特長
特長1:再配布可能なSILS環境
当社SILS環境は再配布可能なため、担当者それぞれに割り当て可能となります。それにより、HILSの比重を下げ生産性向上が可能となります。
また、開発対象のソフトウェアを「Visual Studio」などのデバッグツール上に実装しSILS環境と独立させたことで、デバッグツールの豊富な機能を活用できるため、テスト工程の短縮と品質向上を実現できます。
特長2:シミュレーション環境で等価検証が可能
SILS環境とMILS*環境を同期接続できるため、コンポーネントごとの段階的なモデルへの移行と等価検証が可能となります。
また、車載ネットワークログの差分結果もレポートとして出力するので、影響調査や等価検証を一目で確認でき、効率化を実現できます。
- * MILS:Model-in-the-loop Simulationの略で、モデルで記述した仕様と、機械装置のモデルを結合して動作させ、仕様が正しいか検証する環境
特長3:異なるバージョンで開発されたモデルも同期接続が可能
異なるバージョンや秘匿化されたモデルであってもMILSやSILSを同期接続させ、統一したシミュレーション環境を新たに構築することなくシミュレーションを実行できます。また、クラウド上に構築されたシミュレーション環境でも利用可能なため、クラウドシフト後の分散開発にも対応可能です。
設計の問題点やリスクを早期に抽出し、工数削減と品質向上を図れるようになり、SDVに向けたフロントローディングの実現が可能となります。
特長4:時系列データ(シミュレーションテスト結果)の自動確認が可能
シミュレーションおよび実車テストでは、相関係数および、許容誤差を使用することにより、従来、目視で行っていた時系列データの確認を自動で行うことができます。
それぞれのテスト環境の結果を相互に比較することが可能です。
過去のHILS・実車テスト結果を流用し、結果を相互比較することでフロントローディングをサポートします。
紹介動画
【モデルベース開発】時系列データのテスト自動化で生産性を向上
相関係数により波形の特徴を捉えつつ許容誤差を使用することで、従来、目視で行っていた時系列データの確認の自動化を実現。 モデルベース開発における「テスト自動化」に貢献するソフトウェアをご紹介します。
開発事例
モデル作成時にはリソースがリッチなPC環境でシミュレーションできるが、ECU実装時はPCほどのリソースがないために、後工程で処理時間やメモリー不足などの問題が発生。
当社ではモデルを事前に検証し、前工程で性能改善したモデルをご提案している実績があります。
価格
モデルベース開発ソリューションにつきましては個別にお見積もりします。
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最終更新日:2024年10月31日