イベントレポーター ケイコが行く! その(44) 第29回 設計・製造ソリューション展|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズにお問い合わせください。

株式会社 日立ソリューションズ

イベントレポーター ケイコが行く! その(44) 第29回 設計・製造ソリューション展 2018.6.20(水)~22(金)

「勘と経験」から脱却して、さらに製造プロセスを効率化したい!

同期の営業から聞いたんだけど、提案中のお客様の調達本部長が
「データに基づいた調達ルートの最適化」に悩んでいるそうよ。

調達ルートの最適化?

そのお客様は、海外にも生産拠点を構えているので、国をまたいだ物流をスリム化して、
どの国の、どの拠点のラインを稼働させるのかという「最適化」を考えないといけないみたいなの。

なるほど、これまでは担当者の勘や経験に基づいて、物流や生産能力、労務コストや需要予測などの複雑な変数をもとに手作業でシミュレーションを行っていたんだね。

どうやったら分析を自動化して精度を高められないかって頭を抱えていたわ。

なるほど。それならAIやIoTの活用が役立つと思うよ。
ちょうど、「製造プロセス全体の効率化や生産性向上」を実現するために、AIやIoTなどのテクロジーを活用するためのイベントが開催されたから、これを見て同期に教えてあげてよ!

「第29回 製造・設計ソリューション展」へ

労働人口の減少に伴い人材を確保することはますます難しくなり、人手不足から、製造業はAIやIoTなどのテクノロジーを活用して生産性を向上し、グローバルでの競争力を高めていくことが大きなテーマとなっています。

このような「ものづくり」に関する最新テクノロジーを紹介するイベントが、6月20日〜22日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「第29回 設計・製造ソリューション展」です。

設計・製造ソリューション展1
受付の様子
設計・製造ソリューション展2<
ブースの様子

これは、CADやCAE、ERP、生産管理システムなどの製造業向けのITソリューションが一堂に出展する専門展で、2,522社が出展し、製造業の設計・開発、製造・生産技術、情報システム部門のユーザーが多数来場し、出展企業と活発な商談が行われました。

日立ソリューションズは、製造現場と経営をつなぐ「スマートマニュファクチャリングソリューション」を出展コンセプトに掲げ、AI、IoTを活用して製造現場のラインから経営までをデータでシームレスに連携させ、製造プロセス全体の最適化、高度化を支援するソリューションを展示しました。

AI、IoT活用におけるお客様の課題には、ビジネスプロセスに具体的にどのようにAIを組み込んだらいいかという実装に関する課題があり、日立ソリューションズは、ITソリューションに長けたベンダーの強みを生かし、AI、IoTの特性を踏まえ、最適な実装、使いどころをアドバイス、ご支援しています。

製造プロセスを「4つのカテゴリー」に分け、ソリューションを展示

展示ブースは「製造現場」「保守サービス」「営業・調達」「経営者」といった業務製造分野ごとに大きく4つのカテゴリーに分けた構成となっています。

1つめのカテゴリーは「スマートファクトリー」。これは、IoTやビッグデータ、画像解析などのテクノロジーを使い、製造現場の機械や設備の稼働状況、作業員の動き、部品在庫、物流などを捉え工場全体の効率的な稼動を実現するソリューションが集結しています。

たとえば、「IoTを活用した現場の工員の稼働状況の把握」では、センサーを内蔵したサイコロ型のデバイスを用いた「サイコロ型IoTデバイス活用工数把握ソリューション」があります。

サイコロと作業員が紐づけられ、サイコロ表面に「休憩」「検査」などのタスクが関連づけられます。ライン間の移動時などに、作業員が取り組むタスクが書かれた面を上にしておくことで、作業員の現在の配置や稼動工数などのデータをリアルタイムに収集し、分析、活用することが「大きく作業フローを変えずに」実現可能になります。

サイコロ型IoTデバイス活用工数把握ソリューション
サイコロ型のデバイス

また、「OEE分析・改善サービス」は、製造現場のKPIであるOEE(総合設備効率)を共有、独自のアルゴリズムによる分析を行い、製造ロスの要因を追求します。そして、改善のPDCAサイクルを回し、継続的な改善を支援するものです。

あるいは、AIを用いた業務効率化では、OCRとAI(画像認識)を組み合わせた「帳票のデータ登録の自動化」があります。これまで、受注伝票や注文書など、各社バラバラのフォーマットの帳票から、担当者が人力で業務システムにデータを入力し、基幹システムで管理、利活用していました。

これをOCRで読み取りし、AIが手書きや印字、フォーマットの違いなどを認識し、文字の認識率を向上させることで、人が介在する業務領域を最小化し、業務全体の効率化を図ることができます。

さらに、「高速データ共有」のソリューションとして、CADや設計情報などの大容量ファイルをグローバルで安全、高速にやり取りできる「活文 Accelerated File Transfer」や、「企業間の機密情報共有」のソリューションとして、企業間での安全な機密情報共有を実現する「機密情報共有・活用ソリューション」などが展示されました。

IoTによるサービス保守員の作業効率化や予防保全なども可能に

出展ブースの2つめのカテゴリーは「サービタイゼーション」です。製造業は、単に製品を生産・販売することから、製品を活用するサービスで収益を上げるビジネスモデルへの転換が迫られています。

製品を売った後の顧客満足度向上、企業収益性向上に貢献できるソリューションとして「フィールド業務情報共有システム」「活文知的情報マイニング」があります。

たとえば、オフィス複合機のメーカーであれば、複合機の保守サービスを担当するフィールド保守員がタブレットを携帯して現場で作業報告書を作成、納品し、本社側に報告を行えるようになります。

また、AIで過去ナレッジの中から価値ある情報を素早く発見し、保守における問題解決スピードUPと高度化を実現できます。

3つめのカテゴリーは「グローバルサプライチェーンマネジメント」。これは、グローバルでの競争力を高めるためのサプライチェーン最適化に関するソリューションが展示されました。

たとえば、「コストマネジメントソリューション」は、生産能力や原材料の調達価格、関税や為替レートなど、複雑な変数を考慮し、シミュレーションを行います。これにより、どの国の、どの拠点のラインを稼働させるのが最適か、全体最適の視点で判断することが可能になります。

冒頭部分で挙げた「データに基づいた調達ルートの最適化」に課題を持つ企業に対しても、海外を含むサプライチェーン全体の最適化をご支援することできます。

近年、貿易における輸出管理の重要性がますます高まっています。貨物や取引相手に関する規制情報も頻繁に改定されることから、貿易実務の効率化とコンプライアンスリスク低減のためにシステム導入を検討されるお客様が増えています。

こうした貿易に関するコンプライアンス対応も、関連する法令の改正に基づいた正しい輸出管理を徹底するために、現場部門には大きな負荷となっていました。これをシステム導入により業務効率の改善とコンプライアンスリスクの低減を同時に両立するための検討を進めている企業が増えています。

そして、4つめのカテゴリーは「経営マネジメント」。需要変動や価格競争激化への対応を進めるには、グローバルに最適な供給・生産・販売態勢を整えることが必要です。

そこで、現状を的確に、素早く把握し、自社の強みを生かす経営マネジメントが必要であり、この分野のソリューションとして、経営情報や製造現場情報をダッシュボードで可視化する「Dr.Sum・MotionBoard 導入活用ソリューション」などが展示されました。

日立ソリューションズグループ会社やパートナーブースへ出展

また、今回は、日立ソリューションズグループである日立ソリューションズ東日本のブースへ生産・販売・原価 統合パッケージ「mcframe」を展示、ご紹介しました。

「mcframe」は、製造業の多種多様なニーズに応えるパッケージソリューションで、導入実績は2018年3月で565社。基本機能と高い柔軟性・カスタマイズ性により、生産管理・販売管理・原価管理からグローバル経営マネジメントシステムの実現まで、幅広く活用することが可能です。

そして、PTCジャパンのブースに共同出展も行い、原価企画パッケージ「CostProducer」を展示、ご紹介しました。

これはPTCの製品ライフサイクル管理(PLM)プラットフォーム「Windchill」と連携し、設計変更情報の共有、生産データと連携することにより、原価シミュレーションを行い、最適コスト拠点、発注先の決定など支援することが可能です。

日立ソリューションズの独自価値は、製造プロセス全体を網羅するソリューションラインナップと、AI、IoTについて豊富な実証実験に培われたノウハウを有する点です。これにより、ユースケースづくりから、実際の業務適用にどうすれば成果が出やすいかまで、効果的なアドバイスや支援が可能です。

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さて、AI、IoTを用いた製造プロセスの最適化、効率化を支援するサービス、ソリューションをご紹介しました。モノづくりの最適化、高度化に取り組みたい、あるいは実ビジネスへの適用に課題を感じているなど、お困りのことがありましたら、ぜひ、お気軽に日立ソリューションズにご相談ください。