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3ページ目|第3回 「世の中にくだらない仕事はない」ということを気づかせるのが“上司力”|昨日の不可能を可能にする「万能超ポジティブ」講座|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、日立ソリューションズをご利用ください。

第3回 「世の中にくだらない仕事はない」ということを気づかせるのが“上司力”
第3回 「世の中にくだらない仕事はない」ということを気づかせるのが“上司力”

やりたい仕事にエネルギーを注ぐために、雑務に真剣に取り組む

 しかし、このように雑務・雑用に真摯に取り組むというのは、「評価されて次のステップに進むこと」や「他人と差をつけること」だけが目的ではありません。あくまでも雑務・雑用以外の自分の本当にやりたいことの時間を増やすためのものです。捻出した時間で知識を深めたり、上司にコーヒーを淹れながら、仕事の不明点を聞いたりすれば、上司も自然と目をかけたくなるものです。大きな仕事も他の新人より先に任せることにつながるでしょう。新人は雑務・雑用で輝ける可能性があるのです。

 とはいえ、このような話を新人の部下にいきなり話しても、新人が翌日からうって変わり、率先して雑務に取り組むようになるというケースは、100人のうち数人でしょう。新人にとって、最初は与えられた仕事の8割は意味が分からないものです。意味が分からないのは、その仕事に対しての知識が浅いからであって、実際に経験を積んで視野が広がってくれば、すぐにその意味に気がつきます。そして、一度気がつけば、他のすべての仕事にもそれぞれに意味があり、無駄な仕事などない、ということが分かってきます。

無駄な仕事は一つもない。雑務にも工夫して取り組む部下を見守り、それを評価してあげることが大切
無駄な仕事は一つもない。
雑務にも工夫して取り組む部下を見守り、
それを評価してあげることが大切

 ですから、上司は指示や説明をするのは1回でいい。それ以降は、常に部下の仕事ぶりを細かく見て、気づいてあげること。これがものすごく重要だと思います。部下が雑務や雑用をこなしている中で、色々と工夫をしているような姿勢がうかがえたり、高い意識を持ってその仕事に取り組んでいることに気がついた時は、それを褒めてあげたり、評価してあげてください。そうすれば、部下は励みになると同時に、雑務・雑用と呼ばれる仕事の大切さに気がつくことでしょう。やがては「くだらない仕事なんてない」ことを理解していきます。会社というものは非常によくできていて、本当に無駄な仕事なんて一つもないのですから。そのように、部下が自ら気がつくように仕向けることが、「上司力」というものだと、私は考えています。

 もう一度言いますが、私は、この世に「くだらない仕事」はないと思っています。ミドリムシのような、一見「くだらない生物」と思われる生物が、地球を救う可能性を持っているのと同じように、皆がくだらないと思いがちな仕事にこそ、大きな可能性があるからです。くだらないものにするか、おもしろいものにするかどうかは自分の姿勢次第。「くだらない仕事はない」と思って取り組めば、チャンスは回ってきます。

次回

第4回   「ドラゴンボール型」のリーダーから「ワンピース型」のリーダーへ。

 次回は、出雲氏の考える次世代のリーダーの資質についてが語られます。出雲氏はインフレ時代の日本で必要とされたリーダー像と、これからのリーダー像はかなり違ったものになるだろうと予測しています。そして経験から得られた次世代リーダーの資質のひとつとして、「ワクワク」を与えられるかどうかだと論じています。出雲氏の「ワクワク」の与え方とは......。

※文中に登場する特定作品に対する記述は、あくまでも講師の方の見解です。

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