こちらの製品は、全銀協手順(ベーシック手順)には対応しておりません。 別製品として当社「全銀協手順通信プログラム BSC(ベーシック)対応版 」を ご用意しておりますのでそちらをご利用ください。
全銀協手順通信プログラム TCP/IP対応版 とは
本製品は、ファームバンキングや企業間のファイル転送などで使用されています、全銀協TCP/IP手順をサポートするソフトウェアパッケージです。ダイヤルアップ環境やLAN環境での運用が可能ですので、さまざまな運用形態に合わせてご使用できます。
東日本電信電話株式会社・西日本電信電話株式会社が提供する「INSネットディジタル通信モード」(以下、ISDN回線)が2024年に終了する予定となっており、 ISDN回線が終了になると電話回線を利用したEDI(従来型EDI)が利用不可となり企業間取引ができなくなってしまうため、 企業ではインターネットEDIへの対応が必要となります。 当社ではお客さまのご要望にあわせた提案が可能ですので、ぜひお問い合わせください。
製品概要 製品ラインアップ 価格・保守 インターネットEDIへの対応
製品概要
本製品は、ファームバンキングや企業間のファイル伝送等で使用されています、全銀協TCP/IP手順をサポートするソフトウェアパッケージです。
起動側(端末側)をサポートする製品「一次局」と、応答側(サーバー側)をサポートする製品「二次局」があります。
TCP/IPプロトコルの採用により、汎用全二重モデムやTAを使用(ダイヤルアップ接続)した高速のデータ転送やLAN接続(ルータ接続含む)でのデータ転送も可能です。
本ソフトウェアには、各種通信条件を対話形式で設定するユーティリティプログラムが標準添付されますので、プログラムを作成しなくてもご利用頂けます。
また、ユーティリティプログラムと同様の機能をDLLで提供しておりますので、アプリケーションプログラム等に組み込み、ご利用いただくことも可能です。
公衆回線を使用する場合 (ダイヤルアップ接続)
ISDN回線を使用する場合 (ダイヤルアップ接続)
LAN環境へ接続する場合 (ダイヤルアップ接続とLAN接続の併用)
製品ラインアップ
一次局
製品概要
端末側(起動局)をサポート
可変長レコードのサポート
PPP接続かLAN接続の指定が可能
曜日、時刻指定での自動通信実行機能
データ圧縮/解凍機能のサポート
通信時のトレース機能 (メンテナンス用)
通信相手別に通信条件が設定可能 (1グループ50件で100グループ対応可)
高速化拡張機能装備 (拡張Z手順対応)
テキスト長の任意設定 (256バイト~32768バイトまで)
Windowsサービスとして動作可
対応OS
Windows Server 2019 (Version 03-10-/A 以降)
Windows Server 2016 (Version 03-10-/A 以降)
Windows 10 (Version 03-10-/A 以降)
Windows Server 2012 R2 (Version 03-10-/A 以降)
Windows Server 2008 R2 (Version 03-10 以降)
Windows 7 (Version 03-10 以降)
Windows Server 2008 (Version 03-10 以降)
※ 64bit版ではWOW64上で32bitプログラムとして動作します。 本製品や本製品が提供する関数は「Program Files(x86)」のプログラムと同様に、WOW64上で32bitプログラムとして動かす環境となります。
※ Windows Vista以降のOSで使用される方はこちら をご確認ください。
※ 仮想環境やクラスタなど特定環境での動作につきましては、動作保障範囲外とさせていただいております。
提供関数
ZgnTransGroup ・・・ 通信を実行します。
ZgnConfig ・・・ 通信を実行する条件を設定します。
ZgnEndInfoGroup ・・・ 通信結果を表示します。
ZgnDirectTransGroup ・・・ パラメータ渡しで通信を実行します。
ZgnTrans ※ ・・・ 通信を実行します。
ZgnEndInfo ※ ・・・ 通信結果を表示します。
ZgnDirectTrans ※ ・・・ パラメータ渡しで通信を実行します。
※ 過去のVersionとの互換性維持のため、残されています。
画面紹介
ユーティリティ画面
登録名称の設定/起動時間の設定/通信の実行/終了結果情報表示の設定を行なう画面です。
登録名称の設定
通信プログラムを実行するための通信条件を管理する登録名称を設定する画面です。
通信条件の設定
通信モード/電文長/伝送ファイルなど、通信に関する条件を設定する画面です。
接続条件の設定
二次局
製品概要
着信側(センター局)をサポート
可変長レコードのサポート
端末からの同時接続が可能 (最大32端末まで)
受付可能クライアントの制限が可能
データ圧縮/解凍機能のサポート
通信時のトレース機能 (メンテナンス用)
通信相手別に通信条件が設定可能 (Version03-00より最大20,000件まで拡張可能)
高速化拡張機能装備 (拡張Z手順対応)
テキスト長の任意設定(256バイト~32768バイトまで)
伝送終了後に任意のプログラムを実行
Windowsサービスとして動作可
対応OS
Windows Server 2019 (Version 03-10-/A 以降)
Windows Server 2016 (Version 03-10-/A 以降)
Windows 10 (Version 03-10-/A 以降)
Windows Server 2012 R2 (Version 03-10-/A 以降)
Windows Server 2008 R2 (Version 03-10 以降)
Windows 7 (Version 03-10 以降)
Windows Server 2008 (Version 03-10 以降)
※ 64bit版ではWOW64上で32bitプログラムとして動作します。 本製品や本製品が提供する関数は「Program Files(x86)」のプログラムと同様に、WOW64上で32bitプログラムとして動かす環境となります。
※ Windows Vista以降のOSで使用される方はこちら をご確認ください。
※ 仮想環境やクラスタなど特定環境での動作につきましては、動作保障範囲外とさせていただいております。
提供関数
ZgnHostService ・・・ 全銀協二次局待受の起動/停止を行います。
ZgnHostSystemConfig ・・・ 共通条件の設定を行います。
ZgnHostConfig ・・・ 登録名称の設定を行います。
ZgnHostEndInfo ・・・ 通信結果(終了情報)を表示します。
ZgnHostGetEndInfo ・・・ 今回の待受中に行った通信の処理結果を取得します。
ZgnHostGetEndInfo2 ・・・ 今回の待受中に行った通信の処理結果を取得します。(シーケンス番号付き)
ZgnHostGetSearchRegName ・・・ 当該登録名称検索処理を行います。
画面紹介
ユーティリティ画面
ユーティリティプログラムは通信中又は通信終了結果の履歴を表示し、通信待受を起動するタイミングでクリアします。 また、最大件数5,000件(Version03-00以前は500件)を超えると、古い順に新しい通信結果を上書きします。
共通条件の設定
サービスマネージャ
Windowsサービスとして全銀二次局を動作させることができます。なお、サービスとして動作のときは、スケジュールを作成して任意の時刻に開始/停止することが出来ます。
セット版 (HZGN-TCP/IP_S)
上記「一次局 」と「二次局 」のセット版となります。
価格・保守
価格(税抜)
本製品の価格・納期・保守内容などは以下のとおりとなっております。 (2015年2月現在)
製品名
製品価格
年間保守サービス
全銀協手順通信プログラムTCP/IP対応版 (一次局)型式:ZGN-TCP/IP
58,000円
12,000円
全銀協手順通信プログラムTCP/IP対応版 (二次局)型式:HZGN-TCP/IP_L
78,000円
18,000円
全銀協手順通信プログラムTCP/IP対応版 (一次局/二次局)型式:HZGN-TCP/IP_S
120,000円
24,000円
納期
全製品、受注後2週間となります。
保守(有償)について
年間保守サービスは、以下の2点です。
電話・メールによるお問合せ対応
リビジョンアップ版および修正版の御提供
インターネットEDIへの対応
東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社は、2024年1月をもって「INSネット(ディジタル通信モード)」のサービス提供を終了することを発表しました。 併せて、2024年1月以降に提供される新しいネットワークサービスでは、これまでと同品質での企業間データ交換(主として受発注などのEDIや金融機関接続)が実施できないことも発表しております。 これらは「EDI2024年問題」と呼ばれ、「INSネット(ディジタル通信モード)」を利用し従来型EDI(JCA手順、全銀手順、全銀TCP/IP手順など)を使用して企業間データ交換を実施していた企業は対応を余儀なくされることとなります。 この問題解決へ向けた最善策こそ「インターネットEDIへの移行 」となります。
当社では「全銀協手順通信プログラム TCP/IP対応版」をはじめ、データ連携/EDI基盤 「ACMSシリーズ※ 」のビジネス・パートナーである日立ソリューションズ・クリエイトと連携し、導入体制を整え、お客さまに最適なシステムのご提案をさせていただきます。
※ 「ACMSシリーズ」 とは、株式会社データ・アプリケーションが開発・販売するデータ連携/EDI基盤のソフトウェアです。 企業内システム間連携を担うEAI機能と企業間データ交換を担うEDI機能を持ち、企業内外のシームレスなデータ連携を実現します。 また、小規模から大規模までシステム規模にあった製品ラインアップを提供し、お客さまの環境にあわせたシステム構築と24時間365日止まらない運用を実現します。
ACMSは多種多様なプロトコルに対応しており、従来型EDIからインターネットEDIへの移行をサポートします。
ACMSシリーズとRACCOONでデータ連携基盤を構築
ACMSとあわせてデータハンドリングプラットフォームであるRACCOON(ラクーン)※ をデータ連携基盤 として利用することで、開発、運用、管理におけるトータルコストの削減が可能となります。 RACCOONはフラットファイル、データベースをはじめExcelやAccess、Amazon Redshiftなど、多彩なデータのフォーマットや文字コードの変換・加工をノーコードで実現します。 妥当性検証によるエラー検出も容易なため、連携させたい業務システム群の中核にRACCOONを据えることで、スピーディーかつスマートなシステム連携体制を確立できます。
※ RACCOON とは、株式会社データ・アプリケーション社が開発・販売している、システム連携やデータ移行の場面で必要になるデータハンドリングの部分をノーコードで実現するソリューションです。
Q & A
お客さまよりよくご質問される内容について、その回答を以下に示します。
1. 対応OSは、何ですか?
下記のOSでの動作確認を行っております。
Windows Server 2019 (Version 03-10-/A 以降)
Windows Server 2016 (Version 03-10-/A 以降)
Windows 10 (Version 03-10-/A 以降)
Windows Server 2012 R2 (Version 03-10-/A 以降)
Windows Server 2008 R2 (Version 03-10 以降)
Windows 7 (Version 03-10 以降)
Windows Server 2008 (Version 03-10 以降)
※ 64bit版ではWOW64上で32bitプログラムとして動作します。 本製品や本製品が提供する関数は「Program Files(x86)」のプログラムと同様に、WOW64上で32bitプログラムとして動かす環境となります。
※ Windows Vista以降のOSで使用される方はこちら をご確認ください。
※ 仮想環境やクラスタなど特定環境での動作につきましては、動作保障範囲外とさせていただいております。
2. JIS8-EBCDICコード変換は可能ですか?
製品単体の機能としては不可能です。 ただし、製品添付のコード変換ツールを使用し変換を行うことができますが、漢字(2バイトコード)コードなどには対応しておりませんのでご了承願います。 また、一次局ver02-00、二次局ver02-00より、コード変換の機能が製品機能として取り込まれました。
3. サイクル番号の自動設定はできますか?
登録名称設定内のパスワードの磁気テープフォーマットにチェックをつけることで可能です。 ただし、一次局は、ver02-00からの対応となります。
4. ベーシック手順に対応していますか?
TTC部のみの対応となります。 モード変換などのベーシック手順独自の機能については未対応です。
5. マルチファイル伝送は行えますか?
二次局のみ:1セション中で、最大64ファイルまで対応可能です。(一次局は対応しておりません。)
6. ダイアルアップ接続だけでなく、LAN接続に対応していますか?
7. ○社の全銀TCPの製品との接続実績はありますか?
残念ながら弊社では、他社との接続実績情報は、特に公開しておりません。 しかしながら、特定他社製品との間で接続不可との報告は現在いただいておりません。
8. 通信相手の情報(登録名称)は最大何件まで保存できますか?
一次局は、Version 02-00 より1グループ50件で100グループ(合計5,000件)まで登録可能です(Version 02-00 以前は50件まで)。 二次局は、Version 03-00 より最大20,000件まで拡張可能です(Version 02-00-/B までは500件まで)。
9. プログラムを作成せずにバッチファイルなどで、一次局で通信を開始したいのですが?
一次局APPの通信実行プログラム本体(ZtcpTran.exe)に引数として、登録名称とグループ名称を与えることにより可能です。
[例] グループ名称Ginko、登録名称Sendを実行する。 ZtcpTran.exe Send Ginko
10. プログラムを作成せずにバッチファイルなどで、二次局で通信を開始したいのですが?
二次局APPの通信実行プログラム本体(Hatcpsvr.exe)に引数として、"/s"を与えることにより可能です。
11. プログラムを作成せずにバッチファイルなどで、通信終了後、正常終了したか知りたい。
終了情報ファイルの内容を確認することで可能です。 一次局であれば、プログラムの戻値を利用することでも確認することができます。一次局APPの通信実行プログラム本体(ZtcpTran.exe)を利用し実行すると、通信終了後に、正常終了なら0を、異常であれば、0以外の値を返します。
12. プログラムを作成せずにバッチファイルなどで、通信が正常に終了するまで、繰り返し実行したい。
一次局ではプログラムの戻値を利用し、以下のようなBatファイルを作成することで可能です。 以下のBatファイルは正常終了するまで、通信を繰り返し行ってしまうので、十分注意し使用してください。
Retry.bat
@echo off
:trans_start
rem グループ名称Ginko、登録名称Sendを実行する
ztcptran.exe SEND Ginko
if errorlevel 1 goto error
if errorlevel 0 goto OK
:ok
rem 正常終了時
echo OK
echo DIR コマンドを実行します。
dir
goto end
:error
rem 異常終了時
echo Error
goto trans_start
:end
13. ZgnTransGroup関数もしくはZgnTrans関数を使用し通信を実行していますが、通信終了後も戻値が返ってこないのですが?
ZgnTrans関数が終了するのは、通信終了時ではなく、通信実行ウィンドウが閉じられたときです。 登録名称設定-その他-終了情報表示時間が0秒に設定されていると、通信実行ウィンドウの「閉じる」が押されない限り、ウィンドウが閉じませんのでご注意ください。
14. 一次局で通信実行後のエラー値を戻り値で判定したいのですが?
ztcptran.exe やライブラリ関数ZgnTransGroup()は、正常終了時 0、エラー発生時 0以外の戻り値を返します。 エラー発生時については、マニュアルで示されるエラーコードの文字列を16進数へ変換した戻り値を返します。 この戻り値を参照することで、終了情報ファイルを参照しなくとも、どのエラーが発生したか調査することができます。 (ただし、この戻り値については、今後のバージョンアップでの互換性の保障はいたしませんので、ご注意願います。)
例: 「ファイル制御 - レコード長エラー B-F1-F2(15)」が発生した場合、「1177694517」を返します。 これをデコードすると、「F215」が導かれます。
デコード例 (1) Windows付属の電卓などを使用し、10進にて「1177694517」を入力します。 (2) 16進に変換します。 すると「46323135」となります。 (3) この16進をASCIIコードにて文字変換します。 46: 「F」 32: 「2」 31: 「1」 35: 「5」
15. 通信実行後に特定のプログラムを起動したいのですが?
一次局は、スケジュール機能を用いて可能です。 二次局は、ユーティリティから設定可能です。
16. NTのサービス機能下で運用したいのですが?
一次局/二次局ともに、Ver02-00より対応しております。
17. ダイヤルアップにて接続しているのですが、通信実行後、すぐにエラーとなってしまうのですが?
弊社製品のダイヤルアップ機能はOSのダイヤルアップ機能を用いています。 OSのダイヤルアップ接続より、お客さまが設定したダイアルアップ接続を直接起動してください。 この接続に失敗する場合は、ダイヤルアップ接続そのものに失敗していますので、接続先のネットワーク管理者に連絡をとり、ダイヤルアップの設定が正しいかご確認ください。 この接続に成功する場合は、接続先ホストが見つからないためタイムアウトを起こしている場合があります。接続先IPアドレスなどを確認してください。
それでもなお、接続できない場合は、その後の弊社アプリケーションでの通信処理に失敗していると考えられますので、弊社サポートまでご連絡ください。
18. 全銀BSC通信は行えますか?
19. 納期はどの程度ですか?
お知らせ
2020年11月
株式会社NTTデータの提供する「AnserDATAPORT」と当社「全銀協手順通信プログラムTCP/IP対応版(一次局)」との接続試験を実施し、「AnserDATAPORT」との通信が可能なことを確認いたしました。 なお、本試験は、NTTデータ様ご協力のもと実施いたしました。
※ 「AnserDATAPORT」は、「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」に準拠した、閉域ネットワークを使用するファイル伝送サービスです。
2020年3月
Windows Server 2019 動作確認終了いたしました(Version 03-10-/A以降)。
2018年1月
Windows Server 2016 動作確認終了いたしました(Version 03-10-/A以降)。
2016年10月
Windows 10 動作確認終了いたしました(Version 03-10-/A以降)。
2016年5月
2015年2月1日
Windows Server 2012 R2 動作確認終了いたしました(Version 03-10-/A以降)。
2011年8月22日
Windows Server 2008 R2 動作確認終了いたしました(Version 03-10以降)。
2011年6月24日
2010年9月8日
Windows 7動作確認終了いたしました(Version 03-10以降)。
*ご使用の前にこちら をご確認ください。
2009年11月2日
Windows Server 2008動作確認終了いたしました(Version 03-10以降)。
※ 製品の仕様は、改良のため、予告なく変更する場合があります。
※ 本製品を輸出される場合には、外国為替および外国貿易方ならびに米国の輸出管理関連法規などの規制をご確認のうえ、必要な手続きをお取りください。なお、ご不明な場合は、当社担当営業にお問い合わせください。