従来の認証でこのようなお悩みはありませんか?

  • 多要素認証を導入しにくい業務環境

    スマートフォンの持ち込みが制限されている環境では、一般的な認証アプリケーションやSMSによる多要素認証が利用できない。

  • 端末共有に伴う認証情報の使い回し

    IDの使い回しが常態化しており、実際に誰が操作したか特定が困難。

  • ワンタイムパスワード運用による
    認証効率の低下

    ワンタイムパスワードは、入力の手間やミスが発生しやすく、認証の効率が落ちる。

多要素認証の限界

生成AIの台頭により、フィッシング攻撃は高度化し、従来の多要素認証(MFA)の信頼性にも課題が生じています。なかでも、正規サイトをリアルタイムに模倣し、ユーザーと本来のサイトの間に介在する中間者攻撃(AiTM)は深刻です。ID・パスワードに加え、SMS認証コードや認証アプリケーションのワンタイムパスワードまでもが入力と同時に攻撃者へ中継されることで認証が突破される可能性があります。
こうした攻撃の高度化を背景に、さまざまな業種で認証強化が求められています。たとえば製造業では、経済産業省が推進する「セキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)」において、評価区分★4の認定要件としてフィッシング耐性を備えた認証方式の導入が重要視されています。また、金融業では、金融庁の「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針」や日本証券業協会の「インターネット取引における不正アクセス等防止ガイドライン」において、なりすまし防止の観点から、フィッシング耐性を有する多要素認証の導入状況が重要な確認事項となっています。
従来のソフトウェア中心の認証だけでは、重要なシステムや機密情報を十分に保護することが難しくなりつつあり、より実効性の高い対策が必要です。

  • MFA:Multi-Factor Authentication
  • SMS:Short Message Service
  • AiTM:Adversary-in-the-Middle
  • SCS:Supply Chain Security

YubiKeyとは

YubiKeyとは物理型のセキュリティキーで、USBポートにYubiKeyを挿入し本体に触れる(または、挿入せずNFCデバイスにかざす)だけで、多要素認証やパスワードレス認証を行えます。
1つのキーで複数の認証プロトコルに対応し、端末へのログインから業務アプリケーション、オンラインサービスへのアクセスまで幅広く安全に保護。ソフトウェアのインストールや電池は不要で、シンプルな操作でユーザー負荷を抑えながら、高いセキュリティを実現します。

  • NFC:Near Field Communication

特長

作業の手を止めない、容易な操作性

USBポートにYubiKeyを挿入し(挿入せずNFCデバイスにかざす)本体に触れる、またはPINコードを入力するだけで認証が完了。スマートフォンからのコード入力などの手間がなく、誰でも簡単に作業を止めることなく利用できます。

高いフィッシング耐性と強固なセキュリティ

YubiKeyが対応するFIDO2は、公開鍵暗号方式を用いたパスワードレス認証を実現し、高いフィッシング耐性と強固なセキュリティを提供します。
認証に使用する秘密鍵はデバイス内部に安全に保存され、外部への取り出しや複製ができないため、特定のデバイスのみで利用でき、不正利用やなりすましのリスクを低減します。
また、YubiKeyを利用したFIDO2認証は、適切な構成要件を満たすことで、NISTが定義する最高レベルの認証保証レベル「AAL3」に対応可能です。

  • FIDO:Fast Identity Online
  • AAL:Authenticator Assurance Level
  • NIST:National Institute of Standards and Technology

サポートデスクへの問い合わせを92%削減*4

物理キーへの移行により、パスワードリセットなどサポートデスクへの問い合わせを92%削減し、情シス部門の運用負荷を軽減します。セキュリティを強化しながら、DX推進などの付加価値業務へリソースを投入することが可能です。

*4 パスワード関連の問い合わせにおけるクラウド・インターネットサービス企業での事例(Yubico社調べ、2016年2月)

マルチプロトコル対応により多様なアプリケーション・サービスで利用可能

YubiKeyは、WebAuthn/FIDO2、FIDO U2F、ワンタイムパスワード(OTP)、OpenPGP 3、スマートカード(PIV)認証など、複数の認証プロトコルに対応しています。
1,000以上*5のアプリケーションやサービスとの連携が可能なため、レガシーシステムからクラウドサービスまでシームレスなセキュリティ環境を実現。ビジネス環境の変化に柔軟に対応でき、将来にわたって安心して利用できる認証基盤を提供します。

  • WebAuthn:Web Authentication
  • FIDO U2F:Fast Identity Online Universal 2nd Factor
  • OTP:One-Time Password
  • OpenPGP:Open Pretty Good Privacy

*5 2026年7月時点

工場や医療現場といった特殊な環境下でも機能

充電や電池交換が不要で、防水・防塵・耐衝撃に配慮した設計により、油分や埃の多い工場でも安心して利用できます。また、医療機関など無線通信が制限される環境でも、安定した認証を実現します。

活用シーン

店舗・ショールームでの商談

商談ルームなどで複数の営業担当者が共有端末で顧客情報を閲覧する際も、YubiKeyを挿入するだけで確実な本人特定が可能です。
また、接客の観点からスマートフォン操作が望ましくない環境においても、スムーズな認証を実現します。

特権ユーザーの認証強化

管理者による重要なシステム設定の変更や、顧客データベースへの一括アクセス時に、YubiKeyによる物理認証を必須化。特権IDが漏洩した場合でも、物理キーがなければ認証できず、不正アクセスを防止します。また、認証情報を悪用したランサムウェアなどのサイバー攻撃対策にも有効です。

安全なリモートワーク

YubiKeyによる強固な認証により、場所や端末を問わず、社内システムや機密情報へ安全にアクセス可能。リモートワーク環境のセキュリティを強化します。

製品ラインアップ

  • YubiKey 5 Series

    マルチプロトコル対応。レガシーからクラウドまで、あらゆる環境に1台で対応可能。

  • YubiKey Bio Series

    FIDO+指紋認証を実現。パスワードレス認証に生体認証の確実性を追加し、マルチプロトコルにも対応。

  • Security Key NFC

    FIDO2/U2F専用。クラウドファーストな環境へコストを抑えて大量導入可能。

導入・運用コストを軽減する「YubiKey as a Service」

YubiKeyをサブスクリプション型で導入できる、エンタープライズ向けサービスを提供しています。
初期投資を抑えながら、柔軟かつ継続的にセキュリティ強化を実現します。

  • 初期投資を抑制

    設備投資を抑え、月額課金で導入可能。

  • 柔軟なスケーリング

    200名から数万人規模まで対応し、組織編成に合わせてライセンス数を柔軟に増減可能。

  • セキュリティを維持

    契約期間中はモデルの変更も柔軟に可能。

  • 運用・管理の効率化

    予備キーを含めて配送管理されるため、資産管理の負担を軽減。(契約数の25%分を予備としてご提供します)

日立ソリューションズだからできること

  1. point 01

    SCS評価制度対応まで見据えたトータルサポート

    認証基盤の構築から、SCS評価制度への対応コンサルティングまで、日立グループの知見を生かした包括的な支援を提供します。制度対応とセキュリティ強化を両立し、サプライチェーン全体の信頼性向上に貢献します。

  2. point 02

    現場特有の課題を解決

    さまざまな業界のシステム構築で培ったノウハウを生かし、現場特有の制約や既存システムとの連携といった課題を解決します。

  3. point 03

    ニーズに応じた適切な認証基盤の提供

    YubiKeyのほかにもOktaをはじめ多くの多要素認証サービスを提供しており、現場で求められるセキュリティレベルや個別ニーズに柔軟に対応可能です。既存環境との親和性を考慮しながら、適切な認証基盤の提案・実装を支援します。

よくあるご質問

  • YubiKeyを紛失してしまった場合の、不正アクセスのリスクや再発行の手間について教えてください。

    万が一紛失しても、YubiKey単体ではログインできない(PINコードや指紋認証との組み合わせ)ため、即座に不正アクセスされるリスクは極めて低いです。管理者は管理コンソールから該当のキーを無効化するだけで、即座にアクセス権を剥奪できます。

  • 1台の端末を3交代制で共有している現場で、具体的にどうYubiKeyを配布・運用するのが効率的ですか?

    「端末にキーを紐付ける」のではなく、「個人に1本ずつキーを配布する」運用を推奨しています。
    作業員は自分のキーを持ち歩き、交代時に端末にYubiKeyを挿入し(挿入せずNFCデバイスにかざす)本体に触れる、またはPINコードを入力するだけで、個人のアカウントとして安全にログインできます。誰がいつ操作したかという監査証跡(ログ)が正確に残るため、SCS評価制度で求められる「適切なアクセス管理」にも対応できます。

  • 導入にあたって、既存システム側の改修や大規模なインフラ構築は必要ですか?

    YubiKeyは、多くの主要なID基盤(Microsoft Entra ID, Google Workspace , Oktaなど)と標準で連携できる「FIDO2」という国際標準規格を採用しているため、これらをご利用であれば、サーバー側の改修なしに導入が可能です。
    また、FIDO2に対応していない場合でも、YubiKeyはOTPやPIVなど複数の認証方式を1本に集約しているため、既存のインフラを活用しながら、セキュリティ強化を図ることができます。

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最終更新日:2026年8月28日

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