GitHub Enterprise
GitHub Enterpriseは、ソフトウェアのコード管理・共有、レビュー機能、課題管理など、チーム開発に適した機能を備えたGitのソフトウェアバージョン管理サービスです。
オンプレミスやプライベートクラウドに導入でき、自社のセキュリティポリシー、コンプライアンスポリシーに沿った運用が可能です。
日立ソリューションズでは、GitHub Enterpriseのライセンス販売、導入支援サービスを行っております。
このようなお悩みはありませんか?
- 課題
- 解決
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ファイルを修正する前にそのファイルをロック(他の人が修正できないように)する必要があるバージョン管理ツールでは、修正中他のメンバーが編集できなくなるため、開発効率が悪い。
Gitに対応した分散型バージョン管理ツールでは、メインブランチと呼ばれる開発の本流から分岐した別ブランチを作成して開発作業を行うため、他の開発者と作業が重複することなく、安全に並行開発を行うことができ、開発効率を向上することができます。
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現在使用中のバージョン管理ツールは、レビューの機能が組み込まれないため、レビューが行われず、またテストも行われていないソースコードが登録されてしまい、品質が低くなる。
Pull Requestというレビュー機能がツールに組み込まれているため、レビューで承認され品質を確保したソースコードのみを登録することができます。
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バージョン管理システムを社内に導入したいが、管理や運用に不安がある。
LDAP ・SAMLを利用したユーザ管理、リアルタイムレプリケーション、オンラインバックアップの機能が予め用意されているため、運用作業を容易に行うことができます。また、プロセス、CPU、メモリ、I/Oの状態をリアルタイムにモニタリングすることができます。
GitHub Enterpriseを使用した開発とは?
開発者は、メインブランチと呼ばれる開発の本流から分岐した別ブランチ(ローカルブランチ)を作成して、機能追加やバグ修正の開発作業を行います。
開発内容をメインブランチとは非同期のローカルブランチで検証することができるため、安全に並行開発を行うことが可能です。
ローカルブランチで作成した開発内容は、Pull Requestを利用してレビューを行い、承認を受けてメインブランチに対してマージ処理が行われます。
ブランチの作成、Pull Requestを使用した開発を行うことにより、ソフトウェアの品質と開発効率の向上が期待できます。
GitHub Enterprise 概要
GitHub Enterpriseは、全世界で使用されているGitに対応したバージョン管理システムであるGitHub.comと同等の機能をオンプレミスやプライベートクラウドで利用できます。
Pull Request、Issueなどの機能に加え、LDAP・SAMLを利用したユーザ管理、リアルタイムレプリケーション、オンラインバックアップなどの運用をサポートする機能が搭載されています。
GitHub Enterprise 機能一覧
特長と機能
機能・特長 | 説明 |
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Pull Request |
ソースコードを修正した際、ソースコードのレビューをブラウザ上で行うことができます。 |
コードの差分が表示され、レビュー資料の準備作業を削減することができます。また、レビュアは任意のタイミングでレビューが可能なため、時間調整・場所の確保が不要です。 |
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修正したソースコードの行に対してコメントを残すことができ、レビュアが担当者に質問をしたり、フィードバックをすることでレビューの効率を上げることができます。 |
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Pull Requestの新規作成時の初期テキスト(テンプレート)を設定することができます。レビュアは必要な情報が記載されたPull Requestを受けることができ、担当者との不要なやり取りを減らすことができます。 |
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Issue |
機能追加、改善要望、バグをIssueとして管理することができます。Issueを登録することで、プロジェクトで実施すべき課題を確認することができます。 |
Issueは種類(ラベル)を登録することができます。Issueのラベル一覧を参照することで、どんな種類のIssueが登録されているのかを確認することができます。 |
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Milestone |
IssueにMilestoneを登録することで、いつまでにどれだけのIssueに対応する必要があるのかを確認することができます。 |
Projects |
リアルタイムにPull RequestやIssueの作業状態を確認することができます。 |
ダッシュボード |
ダッシュボード上で重要性が高い項目を表示して、Pull RequestやIssueを把握することができます。 |
権限管理 |
部署やプロジェクトといった単位でOrganization・Teamを追加して、リポジトリのアクセス権限を細かく制限することができます。 |
コード検索 |
社内に存在するコードをElasticsearchを使用して高速に検索することができます。既存のコードを活用することで時間やコストを節約できます。 |
Wiki |
開発業務を進めるために必要となるコーディング規約、ノウハウ、設計書などのコンテンツを共有できます。Wikiを活用することで、チーム内において、コミュニケーションコストを減らすことができます。 |
Pages |
Webサーバを用意する必要はなく、リポジトリにアップされたコンテンツをWebページとして公開することができます。WebページはGitで管理されるため、静的ページをバージョン管理することができます。また、静的ページのテンプレートが予め用意されているため、1からページを作成する必要はありません。 |
Insights |
リポジトリに発生した情報(クローン回数、アクセスユーザ数、コミット状況、コンテンツ追加・削除の状態等)を参照することができます。 |
監査ログ |
ユーザのログインやGitに対する操作を証跡として残すことができます。利用状況の把握、不正アクセスなどを監査する資料として使用することができます。 |
強力なユーザー認証 |
二要素認証、LDAP 認証、SAML 認証、CAS認証、Mixed Auth(認証機能の併用)をサポートしています。本人確認の強化、アカウントの集中管理、用途に合わせたユーザー認証が行うことができます。 |
サポート環境 |
Amazon Web Service、Microsoft Azure、Google Cloud Platformのクラウド環境が利用できます。また、オンプレミスで利用する場合はMicrosoft Hyper-V、OpenStack KVM、VMware、XenServer上で利用できます。 |
Git LFS |
バージョン管理ツールは、基本的にソースコード(テキストファイル)を管理しますが、バイナリファイルを管理するとリポジトリサイズが膨大になってしまいます。Git LFSを使用すれば、バイナリファイルをLFSサーバで管理することができるため、Gitリポジトリの肥大化を防ぐことができます。 |
インテグレーション |
Jiraなどのチケット管理ツール、JenkinsなどのCI(Continuous Integration)ツールと連携することで、開発プロセスを改善できます。 |
GitHub Enterprise 特長
機能・特長 | 説明 |
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リアルタイム
レプリケーション |
リアルタイムにレプリケーションが実現できます。レプリケーションを行うことで、サービスのダウンタイムを最小限に抑えることができます。 |
オンラインバックアップ |
メンテナスモードにすることなくオンラインバックアップが可能です。バックアップは最も低いCPU/IO優先度で実行されるため、パフォーマンスが低下することはありません。 |
モニタリング |
プロセス、CPU、メモリ、I/Oの状態をリアルタイムにモニタリングできます。 |
充実サポート (問い合わせ) |
日本語での技術サポートを受けることができます。また、修正モジュールや最新バージョンリリース時のアップグレードが提供されます。 |
GitHub Enterprise 導入支援サービス
メニュー | 内容 |
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環境構築 |
オンプレミス、プライベートクラウド環境にGitHub Enterpriseを構築し、初期設定を行います。 |
導入支援 |
お客様の開発プロセスにおけるGitHub Enterpriseの効果的な運用方法の検討を支援し、ツールの設定を実施します。 支援の例
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利用説明会 |
GitHub Enterpriseの使い方について説明会を実施します。 |
プロフェッショナルサポート |
お客様の要望に合わせたサービスを提供いたします。 支援の例
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最終更新日:2019年3月26日