社会貢献活動
日立製作所「社会貢献活動の考え方」
日立グループでは、日立グループ・アイデンティティのもと、社会貢献活動を社会価値と環境価値の創出に貢献し、社会と事業の持続的な発展に寄与する重要な活動と位置づけており、事業拠点のある地域を中心に積極的に推進しています。
「教育」への貢献
早稲田大学で情報セキュリティに関する授業を実施
早稲田大学グローバル・エデュケーション・センターの提携講座「未来社会を創るセキュリティ最前線」において、当社のホワイトハッカーやセキュリティコンサルタントが非常勤講師を務めています。授業では、急速に社会に普及するAIに関する最新事例などを盛り込み、企業が直面するセキュリティの課題やその対策について、ケースステディや演習などを行っています。
日立みらいイノベータープログラムに従業員講師を派遣
(公財)日立財団が実施する小学5年生向けのプロジェクト型探求プログラム「日立みらいイノベータープログラム」では、 「理想の学校」をテーマに、学校のさまざまな問題について児童たち自ら「課題」を発見し、 日立グループ各社から集まった従業員講師が児童のアイデアに対してアドバイスをしながら学びをサポートしています。 2024年度は、日立ソリューションズグループの3社から16名の従業員が講師として参加しました。
小学校社会科教育向けセキュリティ教材の無償提供
当社が制作した小学校の社会科向けセキュリティ教材「わたしたちのくらしと情報」が、学校用教育教材として文部科学省から選定されました。毎年、約1,000校の小学校に無償提供しています。産業や暮らしの便利なサービスにおいて情報が活用されている事例や、セキュリティリスクおよび対応策について紹介しています。さらに、児童のキャリア教育への活用を目的に、高度なセキュリティ技術で情報を守るホワイトハッカーの仕事も紹介しています。
本教材は、公益財団法人消費者教育支援センターが主催する「消費者教育教材資料表彰2021」にて優秀賞を受賞しました。
全国の小学校でセキュリティ授業を実施
2020年から全国の小学校に毎年約1,000校、累計約3,000校に無償提供している教材「わたしたちのくらしと情報」を活用し、小学校からのご要望に応じて、リモートを中心としたセキュリティ授業を実施しています。
当社のセキュリティコンサルタントが講師を務め、情報やICTを正しく安全に活用するためのルールやマナー、リスク回避の考え方などを紹介しています。
品川区キャリア教育「しながわドリームジョブ」に協力
品川区立城南小学校、台場小学校、東海中学校で開催されたキャリア教育「しながわドリームジョブ」に協力しています。当社のホワイトハッカーが、仕事の魅力や大切にしていること、日々の暮らしを守るためにセキュリティの知識を身につけることの重要性について説明しました。児童の皆さんから多くの質問をいただき、活発な授業となりました。
「環境」への貢献
生態系保全活動の推進
日立グループでは、環境ビジョン実現のための長期目標「日立環境イノベーション2050」に向けた行動目標の一つである生態系保全活動の推進に取り組んでおり、デジタルシステム&サービスセクターでは、多様な保全活動に参加しています。 具体的には、東京都あきる野市横沢入での里山保全、東京都八王子市大谷緑地での森林保全、神奈川県藤沢市片瀬西浜での海洋保全の3つの活動です。いずれの活動にも、多くの日立ソリューションズグループの従業員が参加しており、特に片瀬西浜での海岸清掃活動では、企画段階から積極的に参画し、また、当日参加した約200名のうち約4割を日立ソリューションズグループが占めました。
東京都あきる野市 横沢入「里山保全活動」
多様な環境を構成する上で重要な役割を持っている水辺の整備活動として湿地の保全を行っています。
東京都八王子市 大谷緑地「森林保全活動」
森林保全の体験活動として、植樹や間伐、除伐、萌芽更新(ほうがこうしん)、下草刈りなどの活動に取り組んでいます。
神奈川県藤沢市 片瀬西浜「海洋保全活動」
海洋保全の大きな課題の一つである「海洋プラスチックごみ問題」の解決に向けて、海岸清掃活動に取り組んでいます。
「地域」への貢献
日立ソリューションズ吹奏楽団による地域貢献
音楽鑑賞や文化的交流の場の提供を目的として、定期演奏会を実施しています。演奏会では、東京都品川区の東海中学校との合同演奏なども実施し、従業員だけでなく地域の方々が音楽を楽しむ場を提供しています。
これまでに品川総合福祉センター「紅葉フェスタ」や、区内で活動する音楽愛好家の団体・グループによる演奏会「品川区民芸術祭」などにも参加し、地域の方々との交流を深めています。
また、品川消防署が開催する「ファイアーフェスティバル」でも毎年、演奏を披露し、地域防災活動の一翼を担っています。
東京都品川区の保育園や幼稚園に絵本を寄贈
東京都品川区と連携し、従業員の家庭で不要になった絵本などを区内の保育園や幼稚園へ寄贈する「未来への絵本便」プロジェクトを実施しました。 従業員から集められた絵本のうち、保育園や幼稚園が引き取りを希望された180冊を41の園に寄贈しました。 なお、寄贈に至らなかったものはリサイクルし、トイレットペーパーなどの資源として再利用されます。
災害支援
2024年10月18日 令和6年9月能登半島大雨災害による被害に対する支援
2024年2月27日 令和 6 年能登半島地震の被害に対する支援
2020年8月26日 「令和2年7月豪雨」の災害義援金の寄付
2019年11月8日 「令和元年台風第19号」の災害義援金の寄付
2018年10月1日 「平成30年北海道胆振東部地震」災害に対する支援
2018年7月19日 西日本を中心とした豪雨被害に対する支援
2017年7月25日 九州北部の豪雨被害に対する支援
2016年4月22日 熊本地震の被害に対する支援
介護をテーマとした新CSR活動
当社では、2022年度に新たなCSR活動を考えるアイデアソンを全社で実施し、「仕事と介護の両立」をテーマとして掲げたチームが優勝しました。アイデアの具現化に向けた第一歩として、「自身がビジネスケアラーになること」、「ビジネスケアラーとともに仕事をすること」を考える全社イベントを2023年より毎年開催しています。今後も、従業員参加型で活動の設計を行い、社内で介護への理解を深め、介護に伴う生産性低下への対策や離職リスクを低減する施策、相互支援の仕組みの創出をめざします。
グループ会社の社会貢献活動
日立ソリューションズ東日本
TOHOKU わくわくスクールに従業員講師を派遣
東京都品川区と連携し、従業員の家庭で不要になった絵本などを区内の保育園や幼稚園へ寄贈する「未来への絵本便」プロジェクトを実施しました。 従業員から集められた絵本のうち、保育園や幼稚園が引き取りを希望された180冊を41の園に寄贈しました。 なお、寄贈に至らなかったものはリサイクルし、トイレットペーパーなどの資源として再利用されます。
インターンシップ・職場体験の受け入れ
インターンシップや職場体験学習の受け入れを行っています。
インターンシップでは、業務体験のほかに、地域の高校生との交流や東日本大震災の震災遺構の見学なども実施しています。最終日には成果報告会を実施し、インターンシップ生が期間中に得たことをもとにした、日立ソリューションズ東日本への提言を発表していただく機会も設けています。
日立ソリューションズ西日本
福岡県福岡市主催のラブアース・クリーンアップに参加
福岡県福岡市が主催するゴミ拾いボランティア活動に参加しています。 ラブアース・クリーンアップは、“地球環境と地域行動”の実践活動として、市民や企業、行政が協力して海岸や河川、公園などの全市一斉清掃を行うもので、SDGsの目標達成や海洋プラスチックごみ対策に貢献する活動として毎年開催されています。
広島県広島市のグリーン・パートナー事業への協賛
広島県広島市は、被爆の廃墟から目覚ましい復興を遂げる歩みの中で、水と緑が輝く潤いのある平和都市の実現をめざしています。市民や企業が相互に理解し合いながら、花と緑のまちづくりへのさまざまな取り組みを進めており、その一つとしてグリーンパートナー事業を実施しています。平和大通りなどの花壇の維持管理を行い、四季折々の花が咲く美しい花壇を市民の皆さまと楽しむとともに、広島を訪れる人々を花でおもてなしします。日立ソリューションズ西日本は、本事業に協賛し地域の活動を支援しています。
日立ソリューションズ・クリエイト
ICTやセキュリティをテーマとした中高生および高専生向けイベントプログラムに協力
高校生にICTスキルを楽しみながら身に付けてもらうことを目的とした競技イベント「シンギュラリティバトルクエスト」に協賛し、競技の企画・開発からイベント運営まで支援しています。 加えて、KOSENセキュリティコンテストへの問題の提供や、セキュリティ教育プログラム「Cyber Sakura」への技術メンターの派遣など、さまざまな支援に取り組んでいます。
「SECURITY CONTEST」ゴールドスポンサーとして協賛
情報セキュリティをテーマに多様な競技を開催する情報セキュリティコンテストイベント「SECURITY CONTEST」のゴールドスポンサーとなり講演に参画するなど、日本国内の情報セキュリティ人財育成に貢献しています。
日立ソリューションズ・テクノロジー
保育園の開催イベントに協力
10月のハロウィンの日に、東京都立川市の本社フロアに近隣の保育園の子どもたちを迎えました。12月のクリスマスイブの日には、従業員が保育園に訪問し、仮装を楽しむとともにお菓子のプレゼントを贈り合いました。
海外グループ会社 欧州
Ecologiを通じた環境保全活動を推進
Hitachi Solutions Europe Ltd.は、気候変動対策を支援するオンラインプラットフォームEcologi を通じて、環境保全活動に積極的に取り組んでいます。2024年度には、8,500本を超える植樹実績を達成し、CO2排出回避量に応じたバッジも獲得しています。
若手専門家ネットワーク「MYP」の公式AIパートナーとして支援
Hitachi Solutions Europe Ltd.は、若手専門家のキャリア形成支援やネットワーキング機会の提供などを目的に、英国マンチェスターを拠点とする若手専門家ネットワーク「MYP (Manchester Young Professionals)」の公式AIパートナーとして活動しています。社会課題の解決をめざす若手専門家に対し、AIやクラウド技術の実践知を共有しています。
地域福祉施設の子どもたちに3D映画体験の機会を提供援
6月1日の国際子どもの日にちなみ、Hitachi Solutions Europe Ltd.のブルガリア支店にて寄付を募り、地域の福祉施設の子どもたちに初めての3D映画鑑賞をプレゼントしました。
Run2getherインクルーシブマラソンに参加
インクルーシブな社会の実現をめざし、障がいの有無に関わらず参加者全員が互いの違いを認め合い、ともにゴールをめざすマラソンイベントであるRun2getherに、Hitachi Solutions Europe Ltd. ブルガリア支店の従業員が参加しました。
マッチングギビングプログラムや、コミュニティファンドプログラムの採用
従業員が行った慈善募金活動に雇用主が最大250ポンド(または地域の同等額)をマッチングする企業慈善プログラムを通じて、従業員の募金活動をサポートしています。これまでに、Young Lives vs Cancer、Macmillan Cancer Support、Mindなどの活動を支援しています。また、従業員が年間最大100ポンドを請求して、地域のコミュニティなどの非営利の慈善団体を支援するコミュニティファンドプログラムを採用しています。
ポルトガルでビーチクリーンを実施
YouthDream Associationのプロジェクト「Lixo Nao」に協力し、マトジーニョスビーチの清掃活動を行いました。
海外グループ会社 米州(米国、カナダ)
従業員のボランティア活動を推奨するコミュニティ運営やアワードを開催
ボランティア活動を推奨するコミュニティを社内で設立。ボランティア活動の時間を把握するアプリケーションを作成し、年間で最も長い時間ボランティア活動に取り組んだ従業員を表彰しています。経済的に支援を必要とする方々などへの地元ボランティア活動を通じて、周囲のコミュニティおよび多様な人種・文化への理解を深める活動に取り組んでいます。
海外グループ会社 APAC
日立グループと現地学生との交流イベントでユニバーサルデザインについて紹介
マレーシア国内の日立グループ各社とともに、Hitachi Solutions Asia Pacific Pte. Ltd.のマレーシア支店従業員がクアラルンプールの学校を訪問し、現地学生に対して、ユニバーサルデザインの概念とその意義を紹介しました。
老人ホームへの太陽光給湯器の寄付や経済的弱者支援団体への教育支援活動を実施
Hitachi Solutions India Pvt. Ltd.ではCSR活動の一環として、毎年経済的弱者を支援する施設への寄付活動を行っています。これらの活動をとおして、再生可能エネルギーの活用ほか教育支援や医療支援など、持続的可能な社会の実現に貢献しています。
老人ホームへの太陽光給湯器の寄付。
経済的弱者支援団体への教育支援活動補助。
インドでは、特別支援学校への医療機器の寄付などを通じて、聴覚障がいのある子どもたちの支援を行っています。

