日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

2015年9月2日
株式会社日立ソリューションズ

グローバル製造業の収益向上と価値創出を支援するソリューションを提供
製造現場から経営マネジメントまでトータルソリューションとしてノウハウを体系化

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:佐久間 嘉一郎/以下、日立ソリューションズ)は、グローバル製造業向けに、製造現場から経営マネジメントまでの情報をリアルタイムにつなぐことにより、市場環境や経営環境の変化に迅速に対応し、企業の収益向上と価値創出をトータルに支援する「グローバル製造業向けトータルソリューション」を9月7日から提供開始します。これは、お客様の課題や事例などから自社やアライアンスの関連ソリューションを体系化したものです。
 日立ソリューションズは、製造業に精通したシステムエンジニア約1,000名で本ソリューションを推進し、2018年度の売上300億円をめざします。

現在、日本の製造業は、生産・販売拠点のグローバル化が進むとともに、アフターマーケットに対する高付加価値サービスを提供する企業が増加しています。また、海外では、「Industrie 4.0」や「Industrial Internet Consortium」など、産業分野へのIoT活用により、工場を中心にインターネットを通じてあらゆるモノやサービスがつながることで新しい価値やビジネスモデルの創出が期待されています。

日立ソリューションズは創業以来40年間、製造業のお客様に向けて、基幹システムや生産管理システム、BIなどを導入し、生産効率や業績の向上を支援してきました。また、昨今では、「Microsoft Dynamics」事業を中心に欧米や中国、東南アジアの拠点が連携し、国内外の約650社の幅広い分野のお客様のグローバルビジネスを支援するとともに、M2M(Machine to Machine)、BI(Business Intelligence)、ビッグデータなどの最新のソリューションを提供してきました。

このたび提供する「グローバル製造業向けトータルソリューション」は、最近の製造業を取り巻く環境の変化を踏まえ、日立ソリューションズのノウハウであるお客様の課題や事例と、ソリューションを整理したものです。

たとえば、本社と連携した海外拠点での迅速な経営判断や、グローバルな需要変動を加味したコスト戦略策定による機動的経営、海外拠点での保守サポート品質向上のように、直近の課題を解決するシステムから、製造現場の人・機器・システムが相互につながり協調できる最新の自律分散システムまで紹介しています。
 日立ソリューションズは、このような豊富なソリューションの中から、お客様の課題の優先度に応じて最適なソリューションを提案します。そして、各システムを有機的につなぐことで、新たな価値を提供していきます。

日立ソリューションズでは、現在、社内に組織横断のチームを設置し、定期的に市場動向やお客様の課題、最新事例の情報を共有しており、今後、更に欧米、中国、東南アジアの海外拠点および日立グループ各社、国内外の実績あるパートナー企業と連携しながら本ソリューションを推進していきます。

■ グローバル製造業向けトータルソリューションと主な構成ソリューション

1.   経営マネジメント

 生産拠点データや、販売拠点データの収集・分析により、製品別の利益構造を可視化し、さらに市場データを加えた経営計画のシミュレーションによって、需要変動等の環境変化に対応した、タイムリーな意思決定を支援します。

  • 製品利益計画パッケージ CostProducer/PN

2.   グローバルPLM(Product Lifecycle Management)

 マスカスタマイゼーション※1に対応するため、機能設計、原価企画のPDCAを強化し、設計の精度を高めることで、計画的な利益の確保を可能にします。さらに、サプライヤ、海外拠点などとのセキュアな企業間コミュニケーション基盤により、仕様書や図面などの設計情報を効率的に共有し、時系列の情報のやりとりを見える化することで、管理コストの低減と迅速な意思決定を支援します。

  • 次世代原価管理ソリューション ECObjects/CostAcc
  • 原価企画パッケージ Cost Producer
  • 統合ERPパッケージ Microsoft Dynamics AX
  • 設計コラボレーション製品データ管理システム PTC Windchill
  • ビジネスコンテンツ活用支援 活文シリーズ
  • サプライチェーン計画支援ソリューション SynapseSuite
  • 図面管理、BOM、見積等ソリューション Hi-PerBT Advanced シリーズ

3. グローバルSCM(Supply Chain Management)

 グローバルに展開するサプライチェーンに対して、それぞれの規模に応じて2層ERP※2などを適用することで、生産、販売業務を標準化するとともに、本社での見える化を実現することで、生産、販売体制の機動的な変更を可能にします。

  • 統合ERPパッケージ Microsoft DynamicsAX
  • サプライチェーン計画支援ソリューション SynapseSuite
  • 図面管理、BOM、見積等ソリューション Hi-PerBT Advanced シリーズ
  • 生産・販売・原価統合パッケージ MCFrame

4. グローバルSLM(Service Lifecycle Management)

 フィールドサービス、製品や部品の在庫管理など、情報の見える化による最適かつ正確なリソース管理や、アフターサービスのグローバルでの品質向上、品質の均一化、効率向上により、アフターマーケットでの高収益化を支援します。

  • 顧客管理システム Microsoft Dynamics CRM
  • フィールドサービス効率化 Field Service Automation
  • サプライチェーン計画支援ソリューション SynapseSuite
  • ビジネスコンテンツ活用支援 活文シリーズ
  • M2M組込み基盤スイート

5. 製造現場見える化

 グローバル生産拠点において、生産現場で発生する製造装置ログや製造実績等のデータを、モノや作業の流れにあわせて、瞬時に因果関係を持たせ、収集・蓄積・可視化することで、工場生産業務最適化やグローバルサプライチェーン最適化を支援します。

  • M2M組込み基盤スイート
  • 製造現場見える化 データ収集・分析ソリューション(FOA/ Flow Oriented Approach)
  • 制御システムセキュリティソリューション

※1 顧客の個別要望に応えるカスタムメイドやオーダーメイドの特徴を、大量生産(マス生産)のコンセプトを取り入れながら低コストで実現しようとする考え方です。個々の顧客のニーズに合わせた多品種多量生産のことです。
※2 本社で稼働しているSAPやOracleのようなERPを「コアERP」と位置付け、それとは別に事業や拠点単位で、ビジネスのニーズに柔軟に対応できるERPを選定・導入し、コアERPとのデータ連携を図るERPの導入方式です。

■ 製品紹介URL

<商品・サービスに関するお問い合わせ先>

URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/   Tel:0120-571-488

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:安藤、竹谷
TEL:03-5479-5013  E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ ハイブリッドインテグレーションは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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