日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

ニュースリリース

2017年1月24日
株式会社日立ソリューションズ

「インフラメンテナンス国民会議」のオープンイノベーションを「活文」で推進
全国の会員間の安全で円滑なコミュニケーションを支援する基盤として一部試行的に導入

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:柴原 節男/以下、日立ソリューションズ)は、民間企業や自治体、研究機関など、約340の会員が集まる「インフラメンテナンス国民会議」(以下、国民会議)に、株式会社日立製作所が提供するSaaS型企業間情報共有システム「活文 Managed Information Exchange Service」(以下、活文MIES)を12月1日に一部試行的に導入し、国民会議の事務局である国土交通省と共に、ITを活用したオープンイノベーションについて、検討を開始しました。
 活文MIESは、日立ソリューションズの企業間情報共有システム「活文 Managed Information Exchange」を日立製作所がSaaS型のクラウドサービスで提供するもので、役割に応じたアクセス制御や、ファイルの閲覧期間の設定によって、会員間の安全で円滑なコミュニケーションを支援します。
 日立ソリューションズは社会イノベーション事業として、2016年4月から、社会インフラのメンテナンスの効率向上や品質向上を、AIやドローン、空間情報、画像解析など、先進的なITで実現するソリューションに取り組んでいます。国民会議においても、インフラメンテナンスの課題の明確化を目的に、実行委員や公認フォーラム「革新的技術」の事務局の一員として参加し、積極的に貢献していきます。

■ 期待されるシステムの導入効果

1. 国民会議での情報のやり取りを一元管理し、プロセスを可視化

 国民会議の事務局からの連絡事項や、会員間の意見やファイルのやり取りを一元管理します。これにより、事務局はそれぞれの状況を把握し、的確に対応することができます。また、途中から参加する会員でも、経緯や現状を迅速に把握することができます。

2. 情報閲覧の権限設定や、ファイルの閲覧期間の設定などで、安全な情報共有を支援

 各テーマのスレッドやファイル単位で、国民会議の会員の役割に応じた閲覧権限を設定することができ、これにより安全な情報共有を支援します。

■ 国土交通省総合政策局担当官コメント

「国民会議は、急速にインフラの老朽化が進む中で、産学官民が一丸となって技術や知恵を総動員してインフラメンテナンスに取り組むプラットフォームとして、平成28年11月に設立されました。この国民会議には、平成29年1月現在、約340の様々な企業・団体などが全国から参加しています。
 このような全国規模のプラットフォームにおいては、情報共有基盤の活用が必要だと考えており、試行的導入により、国民会議でのITを使ったオープンイノベーションの可能性について検討しています。」

■ インフラメンテナンス国民会議について

社会全体でインフラメンテナンスに取り組む機運を高め、未来世代によりよいインフラを引き継ぐべく、産学官民が有する技術や知恵を総動員するために設立されたプラットフォームです。

URL: http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/im/index.html

■ 日立ソリューションズのインフラメンテナンスに対する取り組みについて


図:スマートインフラソリューションの構想

昨今、社会インフラや輸送インフラの整備が加速する一方で、高度成長期に構築された社会インフラの老朽化や、少子高齢化による作業員不足で、保守点検の業務負担の増加や施工データ改ざん、建築品質の劣化などが、社会問題となっています。
 日立ソリューションズは、このような中、建築・土木業や電力業など、社会インフラのメンテナンスの効率向上や品質向上を目的に、計測センサー技術とITを組み合わせたスマートインフラソリューションに取り組んでいます。ドローンやレーザースキャナ、モービルマッピングシステム(MMS)などで計測された3次元データと地理情報システム(GIS)、AIを活用したソリューションを提供していきます。


URL:GeoMation http://www.hitachi-solutions.co.jp/geomation/sp/use_case.html#lnk13

■ 「活文 Managed Information Exchange」「活文 Managed Information Exchange Service」について

日立ソリューションズが提供する「活文 Managed Information Exchange」(以下、活文MIE)は、イノベーションの創出、競争力強化のため、企業や組織の枠を超えて協創・協業を積極的に推進するお客様のスピーディかつセキュアな情報共有を実現します。文部科学省『革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)』における国立大学法人大阪大学 センター・オブ・イノベーション(COI)研究推進機構が進める研究プロジェクトでも使用されています。
 活文MIESは、日立製作所が、活文MIEをSaaS型のクラウドサービスとして提供するものです。日本国内で優秀かつ社会に有益なクラウドサービスを表彰する「第10回ASPICクラウド・IoTアワード2016」のASP・SaaS部門で、「ベストイノベーション賞」を受賞しました。

URL:  活文MIE http://www.hitachi-solutions.co.jp/katsubun/sp/mix/
    活文MIES http://www.hitachi.co.jp/cloud/service/katsubun-mies/

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担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:安藤
TEL:03-5479-5013  
E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ 活文は、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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