日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

ニュースリリース

2026年4月15日
株式会社日立ソリューションズ

350社以上が利用する安全保障貿易管理ソリューションで、AIエージェントが審査業務を支援

急速に複雑化する顧客審査や該非判定の業務を支援し、審査の迅速化と品質向上に貢献

「安全保障貿易管理ソリューション」のAIエージェントの活用イメージ
「安全保障貿易管理ソリューション」のAIエージェントの活用イメージ

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:森田 英嗣/以下、日立ソリューションズ)は、製造やサービス、商社など350社以上に導入されている「安全保障貿易管理ソリューション」において、急速に複雑化する顧客審査や該非判定の業務を支援するAIエージェントを、4月16日より販売開始します。
 地政学的リスクの高まりにより、輸出管理規制は世界各国で複雑化しています。対象分野は半導体、AIなどへ拡大し、規制範囲も品目だけでなく用途、需要者、サプライチェーン全体へと広がっています。輸出者である企業では技術や営業、法務、輸出管理など多様な部門が情報を収集・整理し、判断する必要があるため、業務負荷が増大しています。
 本AIエージェントは、顧客審査や該非判定に必要な情報を、公開情報や企業の独自情報から収集・照合し、判断根拠を明示したレポートを自動作成します。担当者は情報収集・整理にかかる時間を短縮でき、取引先の懸念性変化や輸出実績などの事実に基づき、より的確な判断につなげることができます。
 日立ソリューションズは今後も、「DX by AX toward SX」をコンセプトに、AIの活用を通じたDXをベースに変革を推進し、価値創出と持続可能な社会の実現に貢献していきます。

■「安全保障貿易管理ソリューション」で利用できるAIエージェントの特長

  • AIエージェントが参考となる判定結果と判断根拠となる情報源を整理し、レポートを自動作成。担当者はレポートの内容をベースに判断できるため、審査業務の支援役として活用可能
  • 判定結果やレポートは、インターネット上の登記情報や事業内容などの公開情報、社内に蓄積された調査リストなどの独自データベースなど、広範囲なリソースから作成
  • 該非判定では、頻繁に更新される法令や規制情報を取り込み、常に最新の基準に基づいた判定を行うことで、法令遵守を支援

■ AIエージェントの詳細

1.顧客審査業務

 顧客審査では、営業、調達、事業部門、海外拠点など、取引に関わる各部門が取引先の事業内容や資本関係、取引上の懸念などの情報を収集します。その後、法務部など輸出管理を担う管理部門が審査を行います。
 AIエージェントは、公開情報や独自データベースから必要な情報を収集・照合し、企業の貿易コンプライアンス上の懸念を確認します。さらに、判断結果と根拠を整理した企業レポートを自動生成します。
 取引に関わる各部門は、このレポートを調査段階で参照すれば、内容を踏まえて審査結果を登録できるため、業務を効率化できます。輸出管理を担う管理部門の場合、各部門の審査結果とAIエージェントのレポートを照合することで、妥当性確認やチェック作業を効率化できます。サプライチェーン全体でリスク確認が求められる中、AIエージェントは、顧客審査業務の負荷軽減と全社のガバナンス強化に貢献します。

2.該非判定業務

 該非判定では、製造や設計などの関連部門が貨物や技術の仕様を確認し、法令上の規制対象に該当するかを判断します。その後、法務部など輸出管理を担う管理部門が、判定結果の妥当性を審査します。
 AIエージェントは、各部門が収集した情報と頻繁に更新されるリスト規制の最新情報を照合し、判定に必要な項目に不足がないかを確認します。また、参考となる判定結果や、その根拠となる法令条文、技術仕様を整理したレポートを自動で作成します。担当者は、これらの情報を参照しながら、的確に該非判定を行うことができるようになり、属人化しやすい該非判定業務の効率化と判断品質の平準化が可能となります。

■ 背景

国際情勢の変化を背景に、各国で輸出管理規制が強化されています。民生品や先端技術の軍事転用を防ぐ「安全保障貿易管理」の重要性が一層高まり、日本でも外為法関連の政省令が相次いで見直されています。こうした中、企業では、安全保障貿易管理の業務の複雑化や、業務負荷の増大、専門知識を持つ人財不足が課題となっています。
 今回新たに提供するAIエージェントは、米国のグループ会社が欧米やアジア、アフリカの顧客に対し、年間約2,000件のスクリーニングで培ったノウハウを活用しています。同社では、国や地域ごとに異なる登記制度や名称表記の違いに対応するため、担当者は申請情報の確認や関連情報の調査に多くの時間を要していました。こうした負担を軽減し、審査品質を高めるため、情報収集・照合するAIエージェントを開発しました。また、このAIエージェントは、日立ソリューションズが昨年、グループ全体で開催したAIエージェントや生成AIを活用した業務・開発手法のアイデア、事例を募集するコンテストに応募され、審査時間を約60%短縮した点などが評価され、社長特別賞を受賞しました。
 日立ソリューションズは、2009年から安全保障貿易管理ソリューションを提供しています。今回、米国のグループ会社の知見をもとにAIエージェントを開発し、新機能として提供することになりました。本ソリューションを利用するユーザー企業へのアンケートでは、約80%が新機能に関心を寄せており、高いニーズが確認されています。

■「安全保障貿易管理ソリューション」について

■ AIエージェントや生成AIを活用した業務・開発手法のアイデア、事例を募集するコンテストについて

■ 日立ソリューションズについて

日立ソリューションズは、お客さまとの協創をベースに、最先端のデジタル技術を用いたさまざまなソリューションを提供することで、デジタルトランスフォーメーションを実現します。欧米、東南アジア、インドの各拠点が連携し、社会や企業が抱える課題に対して、グローバルに対応します。
 そして、人々が安全にかつ安心して快適に暮らすことができ、持続的に成長可能な社会の実現に貢献していきます。
 詳しくは、日立ソリューションズのウェブサイト(https://www.hitachi-solutions.co.jp/)をご覧ください。

■ 日立ソリューションズのAXの取り組みについて

日立ソリューションズグループは、IT人財不足に備えた生産性向上、市場での競争力強化に向けて、「DX by AX toward SX」というコンセプトの下、国内外の拠点の従業員全員がAIや生成AI、AIエージェントを活用し、高い付加価値を創出することをめざしています。
 具体的には、 AIエージェントや生成AIを活用した開発のユースケース、よくある社内問い合わせ対応など、特定の業務向けのチャットボットが集約されたイントラの専用サイトも整備しています。また、活用促進に向けて、アイデアや事例を募集する全社コンテストも開催しています。

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株式会社日立ソリューションズ 経営企画本部 広報部 [担当:秋山、竹谷]
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-7
E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ その他、本文中の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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