日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立ソフト)は当時のものとなっております。

2009年3月17日
日立ソフト

日立ソフトがコンテンツ承認基盤ソフト 「ContentsGate」を販売開始
‐電子文書単位で認証情報を一元管理し、セキュリティやコンプライアンスを強化‐

 日立ソフト(本社:東京都品川区、執行役社長:小野 功)は、企業内のコンテンツ(電子文書)の取り扱いを管理者が承認することにより、電子メール送信、外部への持ち出し、または証跡管理など利用目的に応じたコンテンツの取り扱いを一元的に管理するコンテンツ承認基盤ソフトウェア 「ContentsGate(コンテンツゲート)」を4月1日より販売開始します。
 「ContentsGate」は、コンテンツの機密性、重要性、または保管先などの取り扱いをコンテンツ単位で管理者が承認し、認証情報を一元管理することをコンセプトに掲げたソフトウェアです。これら認証情報をもとに、コンテンツの取り扱い方法を自動的にチェックし、適切なコンテンツ管理を実現します。
 日立ソフトでは「ContentsGate」連携の第1弾として、電子メールによる持ち出しを厳密に管理する製品「ContentsGate for Mail」を提供し、メールで送信するコンテンツの持ち出しを許可し、必要に応じてセキュリティを強化したファイル形式へ変換することにより、情報漏洩のリスクを低減します。

 昨今、企業ではコンテンツがあふれており、その管理が課題となっています。例えば「どんなコンテンツを社員が持ち出しているのか」「文書管理システムを導入したが、管理しきれていないコンテンツが存在している」などの課題があります。
 「ContentsGate」は、企業内の文書の取り扱いを利用目的に応じて上長等の責任者が承認し、そのコンテンツを目的に応じて適切なポリシー(取り扱い基準)を与え、コンテンツ単位で厳密なコントロールを行うことで、セキュリティを強化します。また、コンテンツの承認履歴、原本保管、および利用状況の把握により、コンプライアンスを強化します。

 個人情報保護法の施行以降、各企業では情報漏洩に備えて、文書(コンテンツ)に対して暗号化や持ち出し制御を行うことで、情報を保護する取り組みが進んできました。さらに、現在では単に情報を保護するだけでなく、コンテンツの持ち出す内容を厳密に管理したいというニーズに変化しています。こうした背景から2007年頃から、機密文書を定義し、その文書の特徴から持ち出し禁止の文書を自動で類推し、持ち出しをコントロールするDLP(Data Loss Prevention) というセキュリティ分野が出現しています。

 「ContentsGate」と「ContentsGate for Mail」は、コンテンツの持ち出し申請時に上長が承認し、承認された文書だけメールでの持ち出しを許可し、さらに、いつ、誰が、何を持ち出したかの履歴により、コンテンツの取扱い状況を把握します。なお、「ContentsGate for Mail」は、2008年11月14日に発表したクリアスウィフト株式会社(代表取締役社長:嘉規 邦伸)との共同開発によるもので、電子メールフィルタリング製品「MIMEsweeper for SMTP」との連携を実現しました。
(2008年11月14日の発表資料 http://hitachisoft.jp/news/news539.html )

 今後は当社の情報漏洩防止ソリューション「秘文」を中心に、各種セキュリティ製品との連携を拡大し、ユーザの操作ミスや判断ミス、悪意のあるユーザの不正操作など内部リスクに強いセキュリティ環境を提供します。さらに、セキュリティ分野での活用だけでなく、文書管理システムやファイルサーバなどとの連携範囲を拡大し、コンテンツ管理の為のリソース削減や企業文書の管理コスト削減など、お客様が抱えている様々な課題解決を支援していきます。

 


<ContentsGateの特徴>

■ 特徴1 コンテンツ承認機能
 社員から申請のあった文書を、上長が確認し承認する機能を提供します。システムでは判断できない機密情報の確認を人(上長)が確認することで柔軟に判断できます。
 また、上長へ承認依頼をする際は、コンテンツ解析によって機密性を検査し、その結果を上長に通知します。承認の判断情報を提供することで、上長の運用負荷を軽減します。

■ 特徴2 用途に応じてファイル変換
 上長が承認した文書は取り扱いに応じたセキュリティを強化したファイル(暗号化、PDF化※1、Zip形式)への変換を自動的に行います。適切にセキュリティ設定を行い、セキュリティポリシーの徹底が可能です。

■ 特徴3 コンテンツの証跡管理
 承認時の文書を保管し、申請および承認のログを記録することで「いつ、誰が、どのような内容を申請したか」「その文書はどのような内容か」「いつ、誰が承認したのか」を把握することができます。これにより、文書におけるセキュリティ監査への迅速な対応を実現できます。

■ 特徴4 他製品との連携
 他のセキュリティ製品と連携することで、コンテンツ単位の持ち出し制御を実現します。未許可コンテンツの不正な持ち出しを防止することで情報漏洩対策を強化します。(MIMEsweeper、秘文※2と連携) また、既にお使いのワークフローシステムや業務システムとの連携を予定しています。(開発キットを提供予定※2
 ※1 ・・・ 別途、活文 PDFstaffが必要となります
 ※2 ・・・ 次期バージョンで提供予定

<メールフィルタリング製品(MIMEsweeper)連携の説明>

 ContentsGateで文書のメール送信の申請、承認を行ない、その上長の承認結果に基づいて添付ファイルの送信制御を実現し、よりセキュアなメール環境を提供します。

 ―導入メリット―
 ・持ち出しを許可していない企業文書のメール送信を防ぐことができます
 ・送信する企業文書のセキュリティ設定(暗号化やPDF化)を徹底することができます
 ・誰が申請、承認したのか、どのような文書を送信したのか事後で確認することができます

ContentsGate サーバ(ContentsGate Base)
OS Windows Server® 2003
Windows Server® 2008
(詳細の対応Edition等は別途お問合せください)
CPU Dual-Core Intel Xeon 3.0GHz以上
メモリ 4GB以上
HDD 20GB以上の空き容量
前提プログラム Apache Tomcat 6.0.18
活文 PDFstaff Server Runtime 01-05(PDF化オプションの場合)

ContentsGate for Mail
OS Windows Server® 2003
Windows Server® 2008
(詳細の対応Edition等は別途お問合せください)
CPU Pentium 4 2.4GHz 以上*1
メモリ 2GB以上
HDD NTFSフォーマットのハードディスク:50GB以上*1
tempディレクトリ(NTFSフォーマット):30GB以上*1
メッセージトラッキングの有効化時(上記に加え):80GB 以上*1
前提プログラム MIMEsweeper for SMTP 5.3.2
*1 メール流量により必要な値が変わる場合があります。

<価格>
ContentsGateサーバ(ContentsGate Base) 標準価格
ContentsGate Base 1サーバライセンス (10アカウント付)
3,675,000円
ContentsGate Base 1サーバ追加ライセンス
1,050,000円
ContentsGate Base 1アカウント追加ライセンス
3,150円

ContentsGate for Mail 標準価格
ContenstGate for Mail 1サーバ連携ライセンス
262,500円


<主要ターゲット分野>
コンテンツ単位の厳密な持ち出しセキュリティに対し高いニーズを持つ業種のお客様で、特に個人情報を多く取り扱う金融・保険業、官公庁、自治体、および機密情報を多く取り扱う製造業を想定しています。


<製品紹介ホームページ>

http://hitachisoft.jp/products/contentsgate/


<キャンペーン情報>
 ContentsGateの販売開始に伴い、2つのキャンペーンを実施します。

①「ContentsGateメールフィルタリング スタートアップキャンペーン」
 メールからの情報漏えい対策を希望するお客様向けに、ContentsGateとMIMEsweeper for SMTPのセットを標準価格の40%offで提供します

②「ContentsGateメールフィルタリング パワーアップキャンペーン」
 MIMEsweeper for SMTP導入済みのお客様にContentsGateのライセンスを標準価格の40%offで提供します

  詳細はキャンペーンページをご覧ください
http://hitachisoft.jp/products/contentsgate/campaign.html


<日立ソフトのメールソリューション>


 日立ソフトでは、メール環境を総合的に課題解決し、お客様のビジネスを支援する「メールソリューション」を提供しています。

(1) お客様のメールインフラに依存しないセキュリティ対策「メールセキュリティソリューション」
(2) コンプライアンス強化の実現「メールマネジメントソリューション」
(3) 様々なメールインフラの構築「メールインフラソリューション」
(4) メールの業務活用「メール業務支援ソリューション」

 ContentsGateはMIMEsweeper for SMTP連携で「メールセキュリティソリューション」の1メニューとして提供します。

「メールソリューション」ホームページ
http://hitachisoft.jp/products/mail/

■ クリアスウィフトについて  http://www.clearswift.co.jp

 クリアスウィフトは20年以上に渡るセキュリティ分野の豊富な経験を持ち、1996年MIMEsweeperの販売開始以来、コンテンツ・セキュリティ市場を革新的ソリューションでリードしてきました。同社の専門知識は最先端のポリシーベースのコンテンツ・フィルタリング技術に活かされており、製品は世界で17,000以上の企業に導入されています。アメリカとイギリスに本部を置き、世界15カ国でビジネスを展開しています。 <本件に関するお問い合わせ先>
 日立ソフト @Sales24
 Tel: 03-5479-8831   ホームページ http://sales24.hitachisoft.jp/

※ MIMEsweeperはクリアスウィフト・リミテッドの登録商標です。
※ 秘文、静紋、活文、ContentsGateは日立ソフトの登録商標です。
※ その他記載されている会社名、システム名、製品名は一般に各社の商標、又は登録商標です。
※ 日立ソフトの正式名称は、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社です。

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