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ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立ソフト)は当時のものとなっております。

2010年8月31日
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社

システム開発におけるドキュメントレビューを効率化するツールを販売開始
~ 効率化・定着化によりシステム品質を確保 ~

 日立ソフト(本社:東京都品川区、取締役社長 諸島 伸治)は、システム開発の設計書、製品マニュアル、 論文など各種文書の確認作業を支援するツール「Review Coordinator(レビューコーディネータ)」を、本日より月額料金にて提供開始します。

月額料金:1ヶ月単位で利用期間に応じた料金による提供になります。

 システム開発では、全工程において仕様書や設計者など、多くのドキュメントが作られ、 その内容を確認していく作業はドキュメントレビューと呼ばれています。プロジェクトを進めるうえで、トラブル発生による手戻りを未然に防止するほか、 進捗を測ったり、リスクを予測したりするためには、ドキュメントレビューが効果的です。また、開発プロジェクト全体の生産性を向上するためには、 上流工程の品質改善が有効であり、効率的なレビューを導入することで継続的に生産性の向上が図れます。

 今回発売開始した「Review Coordinator」は、複数人のレビュー担当者が個々にWord やExcelのコメント機能を活用して指摘したものを 本ツールに反映させることで、個別に記入した指摘事項を一括で閲覧でき、優先順位の設定も可能です(図1参照)。 ドキュメントレビューの準備・実施・報告の作業効率を向上させ、レビュープロセスの定着化を支援する製品です。 ドキュメントレビューの効率化により、プロジェクト全体の作業効率の向上、システム品質の向上につながります。

 日立ソフトでは、今後、「Review Coordinator」によるレビューワークフロー制定、レビュー統計情報を活用し、 下流工程の品質予測や品質改善を支援し、開発プロジェクト全体の品質向上をめざします。

■「Review Coordinator」の導入効果

(1)作業時間の低減と効率化
ドキュメントに対する複数人からの指摘を集約し、一覧表として閲覧可能になるため、 ドキュメントレビューに要していた作業時間の低減と効率化につながります。

(2)課題の視える化
課題を議事録・課題一覧等の記録に残すこと「課題の視える化」を実現します。これにより下流工程での不具合指摘件数が削減でき、 手戻り防止によるコストカットに寄与します。
さらに、日立ソフトのソフトウェア開発・管理支援サービス「ManageFeed」を用いて状態監視する事で、 レビューで抽出した課題を取りこぼさずに管理し、上流品質を確保することが可能です。

(3)ドキュメント品質の定量的把握
システム開発の現場においてドキュメントレビューが定着化することで、レビューの開催回数・規模に対する指摘数・発生/残課題数等を数値で管理でき、 ドキュメントの品質を定量的に評価できます。また、プロジェクト実績値を蓄積する事で水準値を確定し、定量的に品質を判定する事が可能です。

(4)レビュー要員の品質底上げ

チェックリスト・観点票の整備を行う事でレビューの質が均一化し、レビューアの技術向上につながります。
また、事前チェック観点を踏まえてドキュメント作成者が執筆・確認を行う事になるため、ドキュメント生産性・完成度の向上が期待できます。

なお、「Review Coordinator」は日立ソフト開発支援ツール関連製品の一つです。日立ソフトのツール・ノウハウ適用で、開発基準や規則の徹底を実現し、 ソフトウェア開発の「標準化」と「自動化」を推進します。


■ 動作環境

項目

内容

OS Microsoft Windows XP professional SP3
対象ドキュメント Microsoft Office 2003 SP3(Word、Excel)

■ 価格

製品名

内容

価格(税込)

Review Coordinator 1端末ライセンス利用費用(月額) 31,500 円

■ 提供開始日 :2010 年8 月31 日

■ 「Review Coordinator」ホームページ
 URL /reviewcoordinator/

■ 開発支援ツール関連製品メニュー体系
 URL /developmentsupport/

<本件に関するお問い合わせ先>
 担当部署:@Sales24
 Tel: 03-5479-8831  ホームページ: http://sales24.hitachisoft.jp/

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