日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

本記事は2010年10月1日以前に公開されたもののため、本文中の社名(日立システム)は当時のものとなっております。

2010年4月26日
株式会社日立システムアンドサービス

日立システムが「Microsoft Desktop 最適化ソリューション」を提供開始
Windows7対応のアプリケーションやクライアントPCに適用したシステムを構築

 株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、取締役社長:林 雅博/以下、日立システム)は、各種アプリケーションや業務システムのクライアント環境として、Microsoft Windows 7(以下、Windows 7)などの動作確認の評価・検証から、システムの構築・移行までを実現する「Microsoft Desktop 最適化ソリューション」の提供を4月27日から開始します。
 昨年10月にWindows 7が発売され個人向け市場では堅調に販売数を延ばしていますが、企業においては、まだ従来のWindows XPやWindows 2000をベースにしたアプリケーションや業務システムが数多く利用されています。しかし、2010年7月でWindows 2000の延長サポートが終了し、既にWindows XPの出荷も停止しており、新しいクライアントPCには最新のWindows 7が標準装備されていることから、今後企業においてもWindows 7の動作確認を行ったアプリケーションや業務システムが必要性が高まっています。
 今回、日立システムが提供を開始する「Microsoft Desktop 最適化ソリューション」は、既存のアプリーションや業務システムがマイクロソフトの最新OSであるWindows 7上で動作するかの確認を行い、問題点の抽出や最適な移行方法を評価する「ACF評価サービス」やアプリケーションまたはデスクトップの仮想化を検証・構築する「MDOP検証サービス」や「MDOP構築サービス」、Windows 7に対応したアプリケーションを再構築する「Windows 7対応VBアプリケーション移行サービス」などの6つのサービスがあります。これにより、お客様は、「ACF 評価サービス」の結果に基づき、既存アプリケーションの特性に応じた最適な方法でWindows 7に対応したシステムへの移行が実現できます。また、クライアントPCのセキュリティ面を考慮したリモートデスクトップサービスなども提供します。
 「Microsoft Desktop 最適化ソリューション」の6つのサービスの特徴は以下の通りです。
 (1)Application Compatibility Factory (ACF)評価サービス
 アプリケーションや業務システムのクライアントソフトがWindows 7で動作するかの検証を行い、結果と最適な移行方法をレポートするサービスです。
 (2)Windows 7対応アプリケーション互換パラメタ設定サービス
 「ACF評価サービス」の結果で、プログラムの修正が必要ないと判断された場合に、互換フィックス(アプリケーションの互換を保持するためのパラメタ群)、OS設定等のパラメタ設定やMicrosoft Enterprise Desktop Virtalization (MED-V) の利用により、Windows 7環境でアプリケーションを動作させるサービスです。
 (3)Windows 7対応Visual Basicアプリケーション移行サービス
 「ACF評価サービス」の結果にもとづき、アプリケーションや業務システムをWindows 7で動作するためのプログラムの修正を行うサービスです。アプリケーション移行時にプログラムを自動変換する際に日立製作所が独自に開発した高い変換率を実現できる専用ツールを利用します。
 (4)Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP)検証サービス
 アプリケーションや業務システムを仮想化する上での検証を行い、結果と最適な構築方法をレポートするサービスです。仮想化の方式には、クライアントで使用するアプリケーションを仮想化し、ネットワーク経由で、ストリーミング配信して利用すApplication Virtualization (App-V) と、WindowsXPなどのレガシーOSを仮想化し、独立したOS上で、Windows7では動作しないアプリケーションを実行させるMED-V の2つがあります。
 (5)Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP)構築サービス
 「MDOP検証サービス」の結果にもとづき、お客様の使用用途に応じたApp-Vまたは、MED-Vの仮想化システムを構築するサービスです。
 (6)Remote Desktop Services構築サービス
 クライアントPC上の全てのアプリケーションや業務システムをサーバ側に集約したシステムを構築するサービスです。全ての情報をサーバ側で一元管理することで、クライアントPCからの情報漏えいが防止できるなどセキュリティを強化したシステムを実現できます。
 日立システムは、「Microsoft Desktop 最適化ソリューション」を既にMicrosoftの旧OSで稼動しているシステムを「Windows7」にスムーズな移行を望まれている顧客などに向け、SI費や保守費も含め、2012年度までに約3億円の販売を目標としています。
 今回の「Microsoft Desktop 最適化ソリューション」提供開始の発表に関して、マイクロソフト株式会社 コマーシャルWindows本部 本部長 中川 哲氏から、以下のコメントをいただいています。
「マイクロソフトは、日立システムの『Microsoft Desktop 最適化ソリューション』 の発表を大変嬉しく思います。 日立システムがWindows 7 の互換対応検証サービスである Application Compatibility Factory やデスクトップの効率的な運用を可能にする Microsoft Desktop Optimization Pack などの充実したサービスをご提供になることで、お客様のデスクトップ構築や移行をより安全かつ効率的に行うことができるものと確信しております。マイクロソフトは、今後も日立システムと連携し、さらに発展したソリューションをお客様にお届けすべく、一層注力してまいります。」

サービスの価格および提供時期

サービス名 標準価格(税込) 提供開始日
Application Compatibility Factory (ACF)評価サービス 200,000円~ 4月27日
Windows7対応アプリケーション互換パラメタ設定サービス 350,000円~
Windows7対応Visual Basicアプリケーション移行サービス 個別見積
Microsoft Desktop Optimization Pack(MDOP)検証サービス
Microsoft Desktop Optimization Pack(MDOP)構築サービス
Remote Desktop Services構築サービス

商標名称等に関する表示

  • Microsoft、Windowsは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
  • その他、記載している会社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社日立システムアンドサービス
東京第1営業本部 第1営業部 松田
TEL:03-6718-5801  E-mail:watc-staff@hitachi-system.co.jp

ニュースリリースの内容は発表当時のものです。商品の販売終了や組織変更により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。